乗鞍高原・上高地情報

乗鞍高原と上高地の四季の自然の姿を現地に滞在するガイドが紹介します。

「LAST RUN(涙)!!」

2007-03-31 11:13:02 | 乗鞍アドレナリン日記
天気はあいにくの曇天。
たっぷりと水分を抱え込んだ雨雲。
乗鞍一帯に重く広がる。
今にも我慢の限界が訪れ、シトシトと音を立てそうだ。

しかし、今日が泣いても笑っても滑りおさめ。
今シーズンの「LAST RUN」。
思えば長いようで短いシーズンだった。
やりたい事、やらなければならない事。
今シーズンに賭ける思いは山ほどあった。
仕事の合間を縫って、少しは実現できたものの、多くはやり残したままだ。

まあ、プラス思考でいこう!!
目標が多いほど人間は成長できるはず。
来期に向けての挑戦すべき課題として暖めておけば良い。

しかし、今シーズンは本当にテレマークの魅力に取り付かれ、ゲレンデに足しげく通ったものだ。
その甲斐あって、NKB(乗鞍・上高地ブランチ)の5人衆は確実なスキルアップを遂げた!!
NKBのテレマーク元年とでも言えるだろう。
と同時に、脱スノーボード宣言者が増加した年でもあった。
モッサンにいたっては、サロモンの高級ボードを常にあげる!と強気な発言。
その他のスタッフのボードに関しても、濡れている光景を見た事がない。

何れにせよ何か新たなる事、新たなるフィールドにチャレンジするときの興奮は何ものにも変えがたい。
これからも常に新鮮な眼差しで、物事をとらえていきたいと思う。
そこから生まれるものはきっと多いはずだ・・・・

写真は、先程「LAST RUN!!」を終えたばかりのPJ峰と愛車のサファリ。
体の奥底には「ホクホク」と心地よい熱が残されたまま。
テレを操る際に重要な下半身は、小気味よいショートターンを決めた後に残る程よい疲れと、満足感。
表情はニンマリの中に、どことなく寂しさが滲み出ている。

いつまでもこんな感触を味わっていたい。
しかし、今をもって来期までのお預け。

思わず僕は、今期相棒のように付き合ってきたテレ板「グリズリー」に口付け。
改めて彼の姿をマジマジと見つめる。
購入時はパウダーを連想させる純白地に艶かしいまでにシェイプされたシルエット。
しかし、シーズンオフの今ではボロボロに。
転倒時についたエッジ傷。
思わず踏みつけた石ころの跡。

一つ一つ思い出が巡る。
「ありがとう」
また来期に会おう!
そして共に、乗鞍のパウダーを心行くまで楽しもう!!
お前のお陰で充実した時を送れたよ。

残念な事に今日は、各々の用事で「皆一緒」とはいかなかった。
しかし、各自思い思いの「LAST」を迎えた事であろう。

皆さんはどこでどんな「LAST RUN」を楽しみましたか?







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