こんにちは、ロッキーです。最近[松]と交代でブログが続いていますが、今マッハとさしみは高山市の荘川に所用で行っておりまして、ボスは忙しいふりをしていると。ということで結局こうなるのですが、ぶっちゃけ今日は思いつかない・・・
ちなみに今日はPowder Junkieのボスすらツアーを断念するほどの悪天候。[松]がさしみを人柱にする前に雪が降ってくれました
ただ、自らネタを探しに(ネタになりに?)雪だるまになる、というのもちょっと考えちゃうような降り方。白骨への道は全面通行止めになったし、レンタルもさっぱり。スキー場もガラガラでしょうね・・・見えないけど。
仕事中はさすがにアレですけど、こういう日にはやっぱり読書 山や地域にちなんだもの、特に古典が良い。
今日は自分が近年読んだ、お勧めをいくつか紹介します。
★「八甲田山死の彷徨」 新田次郎
短編もあるのですが、オススメは薄い本ですが一冊になったもの。一応実名を軽く仮名にしているものの、ほぼノンフィクションと考えちゃって良いでしょう。内容は有名な話なのではしょりますが、考えさせられたのは装備に関して。比較的良い装備を持ってた人(つまりエライひとたち)が割と助かったらしいですが、それにしたって「小倉木綿」。手袋は軍手。一番良かった人が「ゴム長」なわけですから、逆によくあれだけもったな~と思います。
ちなみに本日の雪中行軍。乗鞍には自衛隊の方がよく練習に来られます。あと、南極行く方も研修によく来てます。
★「雪のチングルマ」 新田次郎
これも新田次郎です。同名の短編集の中の一編。釜トンネル小僧についての話、といっても良いでしょう。怪談ではないのですが、怪談と言えなくもない。沢渡から釜トンネルに行く途中で、ある歌(おおさ○ こ○む)を歌ってしまったために、小僧に憑かれてしまった(のではないかと悩む(ことこそが憑かれてしまったということ?))学生の話ですが、ラストがなんともせつないお話です。
現在の新・釜トンネル。ここに小僧は出るのか!?とりあえず「お○さむこさ○」の歌は歌わない方が良いのかなぁ。
★「高熱隧道」 吉村昭
吉村昭お得意の、実話を元にした、限りなくノンフィクションに近いフィクションです。
第二次世界大戦の前の話ですが、黒部にダムを造る、ためのトンネルを通すお話。国策のためのダムなので、どんなに困難でも通す、というプレッシャーの中、超高熱の岩盤(触ったら火傷する!150度以上!!)を掘って行くんですね
岩盤に黒部川の冷水をかけてもダメ。それでも掘削機なんてない時代ですから、それでも中に人が入って掘らなければならない。だが熱くて(すでに「暑い」じゃない)やってられないので、結局掘る人にホースで冷水をかける係、にホースで冷水をかける係を作る、という、コピペ間違いみたいな役職を作ってようやく作業が進んで行きます。
中でも厳冬期の黒部峡谷に宿舎を作って越冬するお話がすさまじい。とくに雪崩。一度ならず宿舎が雪崩に遭うのですが、完全に埋まってしまったと思われた宿舎を探し、心を痛めながら掘っても掘っても見つからない。一体どこに消えたのか!?・・・雪崩ってコワい、と思えるお話です。
★おまけ 「ベンタヌ山の誓い」(マスターキートン) 浦沢直樹
マンガです。名作マスターキートン。有名な登山家のビジネスパートナーが殺され、直前に口論していた登山家が疑われます。身に覚えのない登山家でしたが、彼の前に男が現れ、今度はお前がベンタヌ山で交わした約束を果たす番だと脅す・・・というお話。
マスターキートンだと、山とは関係ありませんが、「砂漠のカーリマン」という話も好きです。暑いとこのサバイバルのお話ですが。
★おまけ2 題名不詳 たぶん楳図かずお
クレバスに落ちた(突き落とした?)彼女を放って帰った男。何年かして山小屋へ泊った彼。押入れからなぜか吹き込む雪。彼が押入れを開けるとそこには・・・翌朝彼の部屋を開けると彼はどこにもおらず、なぜか雪が積もった押入れには、彼ともう一人の足跡が・・・。というホラー
たしか小学生の時に読んだのですが、記憶に残っているのはこんな感じのストーリー。どなたか本を持ってる方いらっしゃらないですかね~。
なんか長くなってしまいました
NKBの外は風が荒れ狂ってます。明日は穏やかな天気でありますように
土曜日は猛吹雪。日曜日は晴天でした。
こんなに来れないなんて、お仕事忙しいのですか?
今年の乗鞍はここ数年ではもしかしたら一番の雪の量かもしれません。週明けの天気予報でも雪マーク出ていたので、3月になっても雪はたっぷり残っていることと思いますので、その辺はご安心を。
たぶん。
この週末、お天気はどうでしたか?
千葉は良く晴れました
房総は春ですよ・・・ 乗鞍に一回も行けないまま
春が来ちゃうかもしれません