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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

秋らしく。

2012-09-23 05:49:43 | Essay
 
台風が過ぎて、ここ数日来 朝晩の空気が、ようやっと冷えて来るようになりました。
田畑でも、稲穂が頭を重たげにしていたり、極早生の蜜柑が枝をしならせているのを見かけます。
暑気も過ぎ去り、ようやっと 秋、到来です。

台風到来前の 暑気に負けた、というわけではなかったのですが、先日 職場で倒れ、救急車で病院へ搬送―― そのまま 入院しておりました。
指こそ骨折していましたが、倒れた原因自体は 過労だとか。
パソコンの電源をONにするのも面倒くさいほど、退院後も 本調子では無く――。

アラサーの この歳になるまで、救急車や病院の世話になったこともなく―― 初体験ばかりの日々でした。

元来、病院が大嫌いで、医師や看護師というものも―― 日野原重明博士ならともかく―― けして好きではないので、病院搬送時も、「 入院はイヤ 」 と 付添いの上司を困惑させた私。
搬送された日の夜、下痢と嘔吐とで 一晩中 「 エロエロエロ…… 」 となっていたので 入院していてよかったのですけれど。 とにかく 入院は、いえ 入院が、ストレスでした。
「 寝るしかない 」、「 移動も食事も他人頼み 」、「 サービスに不満でも沈黙 」 というのが、あれほどストレスだとは。
コミケを東京も大阪も見送ったので、コミックシティ福岡ぐらいは、と目論んでいたところに入院したことも ストレスでした ( 笑 )
適当な文庫本や DVDを病室に持ち込んで、手持無沙汰をどうにかしようとしましたが、やはり イベントのそれとは 比べられない……。

退院して、職場に戻っても、数日来、社長命令にて 午前中のみの勤務で、午後は退社しています。
「 放っておくと、倒れるまで働きそうだから帰れ 」 との内線が入る。 確かに、退院後の初出社が 早朝の 6:00でしたので、社長からすれば 「 適当なところで手を抜け 」 ということもあるのでしょう。
仕事自体は 手を抜かずにやって来た私ですので、「 弱音を吐かないから見ていてやる 」 という社長の気遣いも、ありがたいのは ありがたいのですが――。

***

「 体を患うと、味覚が変わることがある 」―― と聞いたことがあります。
退院後しばらくは、油や畜肉の臭いが 我慢できず、食事は 軽めのものを―― 朝、昼食は 果物とヨーグルトを取っていました。
今は、魚肉も―― 鰹のタタキのような、火を通して薬味を添えたものなら いただいていますが、刺身は まだ 無理。

コーヒーは、ドリップもインスタントも、缶コーヒーも ほとんど飲めなくなりました。
飲むと下痢をしたりするのではなく、「 美味しい 」 と感じなくなった。

口に含みますと、なんと表現するのか―― ホルムアルデヒドてんこ盛りの 家具のサイドボードのような刺激を 舌に感じてしまう。
ストレートで飲むと、どのメーカーもアウト。 不味い。
別に持ち上げるわけではないですが、スターバックスの銘柄 『 カフェ・ヴェロナ 』 は、かろうじて飲めますが、それでも倒れる前ほど美味しいとは、感じない。
カフェオレにして、なんとか飲んでいます。

ホールビーンを担当していたほどには、コーヒーが好きな私にとって、これは いささかショック。
寄り付きたくはなかったスタバですが、飲めるコーヒーを探しに行こうかと思案中。
ウィロー、ライトノート、スリー・リージョン、それに既発のブレンドも、スマトラなどは除いて、ひととおり コーヒープレスのオーダーで飲めば、ひとつくらい、美味しいモノがあるでしょう。
また、その結果は、レヴューにしてみたいものです。
 
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