![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/c7/01164f4a36220f88017613a326795d06.jpg)
「夜は、ほんとうに明けるのか」―― いや、そんな修辞的なことを言わなくても、もうすぐ夜は明けます。
( だって、これを書いてる今現在、04:00前ですもん(笑)
本日10日は、統一地方選前半戦の投票日です。
各報道機関も言っていますが、今回は、先月の東日本大震災がために、異例の選挙戦の様相を呈しています。
私も、今回の選挙は、大きな分岐となっている―― とは思います。
―― まさかの、大震災。
死亡者1万2,898人、行方不明者1万4,824人。避難者15万3,804人。全壊建物4万8,599戸。
( 4月9日現在―― あくまで、現在での確定。今後、確定する死亡者数は―― まだまだ増えるでしょう。)
各候補が―― 知事・県議候補の皆さんが――、私たちに問う争点には事欠きません。 よくも悪くも、ね。
しかし、自民党は、早くから選挙に「街宣車」を使うことを自粛し、その公的費用を、震災義援金に向けることを表明。
とても「静かな」 選挙戦だと、感じます。
民主党も、それに追随。ただ、個人分担するには、さほど否定的でないらしく、スピーカーを使って、疾駆する車からの「がなりたて」は、各党候補者のツワモノたちが行なっていますが…。 いつもの、通常の選挙の光景では―― ない。
「震災復興」を争点に挙げてはいるが、とても 観念的・抽象的であるように感じます。
「防災対策」、「復興再生基本法」、「原発新増設中止」、「脱原発社会」論じるモノは数あれども、いかんせん、各候補者の言っていることはあまりに薄い。
具体的な数字や、効果については、なにひとつ言及がない。
まぁ、それも仕方ないでしょう。 もともと、最重要視されていたものではなかったし、震災前ならば、ここまで取り上げられることもなかった。
しかし、私たちは選ばなければいけません。 誰に、自分の代理人となってもらうか。
与党の民主党か、野党の自民党か。 公明・共産・社民・その他か。
***
私は、福岡の大学でしたので、学生の頃から麻生太郎議員のファンです―― ダンディですし、フフッ(笑) ブログ下の画像をみれば、お察しでしょうけれど。
好きですよ、自民党。 何と言っても、戦後の日本を牽引したのは自民党の流れですし。 すべてを肯定するものではないですが、それでも、他党よりは、理解できる。 震災後、原発風評被害の中で、自民党食堂で、「現地の野菜を入れた・使っている」 と HPで宣言した「支援策」 には、「さすがに…」 と感心もしました。むろん、それだけですべてを決められるものではありませんが…。
( 驕りからか、こんな失態もありましたし。 )
今回は、とある候補の後援会に参加しています。どこの党かとは、書きませんが―― 画像が、それです。まぁ、見ればはっきりしていますが(笑)
教員をやっていた頃から、つとめて 後援会には関わらないようにしていました。 自分が、ド変態だということや仕事上の制約もありますが…。
ただ、今回は、愛媛南部でも、これまでにない票読みの難しさがあり、さらには、震災を経験した日本がどう動くのかについて興味があった。
「願うだけでは、届かない」
――今さら、云うまでもなく 王国心ですが… 願うだけでは、ツイートするだけでは、何にもならない。 どんな形であれ、何かを現実でやらなければ。 それで、今回だけは 参加しました。
萌え萌え言ってるほうが楽しいですし、私も好きです。 職員室で、生徒と同人誌を語らったのは、怒られもしたけれど、やはり楽しかった。
それでも、この時期に、ただ それだけでは 困るのです。
仕事に対してはストイック、私生活ではエピキュリアンであったのは、古代ローマのユリウス・カエサルでしたか。 古代ローマ人の特長でもある。 彼らのスタイルを参考にすることも、また 必要ではないでしょうか。
***
とある候補の後援会にいて、それなりに動いた私にして、なお 票を入れる相手を、はっきりと決めかねる。 本当に、不思議な選挙戦です。
震災対応―― というより、原発対応の あまりの拙さに 失態を演じる菅政権を相手にして、なお致命傷を負わせられない自民党のパフォーマンスの拙さ。
経済、農業問題など、今こそ、各党候補の見解と主義主張を有権者に問うのか。
震災による破局を防ぐために、期限を付けて、党を超えて、小異を捨てて大同につくことを訴えてもいいでしょう。
西日本であるならば、東日本のために―― 結果的に西のためになりますし、「何をするのか」 を、あえて問うてもいいでしょう。
しかし、どの候補も…少なくとも愛媛全体を見廻しても、「勇者」 はいない。
東京の石原候補のみが、「酔いどれ勇者」 の感があるだけ。 なんとも、お粗末。
( 石原候補は、いわゆる非実在青少年のアレを軽々に手を付けたがために、私はあまり…。
先日も、“口にしてはいけない本音” を、会見時に言ってしまった。 基本的に、会見下手なんでしょう。 )
***
誰かを、何かを、政策を、対応を、批難するのは 容易いのです。 文句を言うだけなら、私のブログや、あるいは2chのようなもので用は足りる。
しかし、実際に政治を動かす決定権を持つ人々がそのような「文句たれ」 であってはならないし、そうでないことを願います。
善悪は、少なくとも私は問わないし、事の可否は、結果を以て、後世が評価するでしょう。
文句たれだけでは対処しきれない危機があります。 現在判明している被害額だけでも20兆円を超える、この危機が。
私たちは、選ばなければいけません。 誰もが、選択をしなければいけません。
投票する・しないは別として、どうか、午前7時の受付開始――出勤するヒト・しないヒト―― 投票所の前までは行ってほしい。
たとえ候補者が拙くても、選ぶ私たちが、「投票所の前まですらも行かない」 という拙い選択をすることはないのです。