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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

復興騒動、笑っていいとでも?

2011-07-05 22:29:57 | Essay
 
大体、民主政権は、何でもないことでもバーニングさせるので、最近は あまり政治トピックスに注目していません。
そしたら、今日、お昼のNHKで 『 松本復興大臣が退任 』 だとか報道しているじゃないですか。

数日前に、宮城知事たちに、キッツイ一言を与えたのが波紋を呼んだとか…?
まったく、チェックしていなかったので、ざっくりと、ネットにて過去記事を追いました。
来庁した大臣を、何分も待たせて、怒った大臣がいろいろキツイことを言ったと…?

―― そんなに、松本議員は、「上から目線」 だったのですかねぇ…?

 ***

松本議員が、福岡ゼネコンの出身でも。
うっさん臭い 開放同盟の関係者であっても。
今回の、宮城県知事への 辛辣な発言は、―― しごく当然だと思います。

何故か。

たとえ、ボンクラ集団の様相を呈してきた 民主政権・菅内閣の大臣であっても。
たとえ、遂行能力に、あまり期待できそうにない 人間が来たと分かっていても。
政府の要人が―― 被災地の問題解決に、大きく影響力を有するであろう人間が、せっかくやって来たのですから、その応対については、県知事はもっと配慮すべきでした。

 ***

被災地の復興に関する自助努力は、正直 あまり評価できません。

以前のことになりますが、アフォなことがあった。
瓦礫撤去のために、『全清連』 という組織から、廃棄物収集業務従事者の人々が、無償ボランティアとして―― たしか岩手だったと思いますが、5月頃 支援に赴いたとのこと。
現地で、「活動の妨害にあった」 と業界紙に寄稿していたのを読んだことがあります。

瓦礫撤去は、現地のゼネコンに発注されており、たとえボランティアであっても、「ゼネコンにとって、邪魔になる」 ため、車両の駐車場貸し出しすら、現地の人間に拒否された、と。
現地の経済復興のためにも、現地の人間を、極力、雇用する方針には賛成です。
ですが、季節は夏に向かい、早期に 瓦礫を撤去し、公衆衛生の大敵・ハエや蚊の温床となる水溜りなどを、更地にしていかねばならない 危急のときに、なんというアフォな判断。

本来なら、行政が調整をして、極力 金銭を費消しない方向で、ボランティアを巧く活用すべき。
種々の復興策をトライしていかねばなりませんのに―― まぁ、お役所ですね。
芸がないというか。

 ***

避難民へ、生活保護にて、金銭を渡すのは良いのですが、その金銭でもって 何がしかの手作業をさせるなり、シャベルを持たせるなりして、働かせませんとね。
ただ、お金を与えるだけでは、人間は無為に過ごし、自堕落になるだけ―― ニートのように。 働いて、自分たちの価値に、誇りを持たせませんとね。
人間は、働くことで、自信を持てるのですから。
ただ飯喰らいほど、害のあるものはない。 行政が、それを促進させるのは、いかがなものでしょう。


どうも、伝え聞く現地の自助努力は、「お金をせびるだけ」 にしか見えず――。
加えて、今回の、松本議員が「復興担当」 として来庁したときの、冷淡な対応。

打ち合わせの部屋で、待ち受けることもせず、大臣を待たせて詫びの一言もない。
それは、怒りますよ。
望んだ結果ではないにしても、自分たちの県が、正直 お荷物になって迷惑をかけている現状への、切迫感がない。

接客の感覚でいきますと、「正門で待て!」 とは言いませんが、部屋にスタンバイして、大臣が入った瞬間に 抱きしめるくらいして、感謝・歓迎の意を表すべきであったと思います。

たとえ、面従腹背であってもいい。
県に、復興の予算を 少しでも多く取れるかもしれないのですから。
大臣を歓待することは当たり前。 それを、待たせて怒らせたのですから、これは県知事の失策とこそ、言うべきか。

大臣も、カチンときて、つい口が滑って、
「自分たちも努力しなよ!! しっかりやんなよ!! 金カネ言ってんじゃないよ!!」
―― そう、本音が出たんじゃないでしょうか。

亀井静香議員も、フォローする趣旨のコメントを出していましたが、県知事や現地の応対だって、不味かったのです。
もっとも、やら関係者の悪評も紛々であるように、松本議員自身も、不味い応酬をしてしまったので――。
「両方とも、大人になったら?」
―― それくらいにしか、感じません。

さっさと行動しないといけない時に、よく、ここまで話がこじれるものだと 呆れます。
海外からの、日本政府への評価が、また落ちるのかと ため息が出ます。
これもまた、日本人というものでしょうか。 悲しいやら、笑えるやら。

つらつらと、よしなしごとを。 

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