ダイエーの林文子副会長、退任へ(朝日新聞) - goo ニュース
上の記事にもありますが、ダイエーの副会長が先月退任なさいました。
林文子女史、私がビジネス方面でリスペクトしている方です。
皆さんは、どういった方をリスペクトなさっていますか?
私は、ビジネスでは、林女史や日産のカルロス・ゴーンCEO、セブンアンドアイ・ホールディングスの鈴木敏文CEO、それにヤマト運輸の会長だった故・小倉昌男氏。
文学では、キケロ、マキアヴェッリ、ニーチェ、塩野七生女史の面々です。
人道的には、そう、マザー・テレサやヨハネス23世。
あまり人には言えませんが、アドルフ・ヒトラーも一種リスペクトです。
宴席で、「ハイル・スージーとお呼び!」と口走ったことも。
そう、林女史は三年間ダイエー再建の任を務め、三月末で完全に役員から身を引くとのこと。
…正直、林女史なしで大丈夫なのかしら、と不安にならざるを得ません。
私も、数社を経験しましたけれど、店舗で小売りに携わって幾星霜、売上増加の三大必須要素だと実感しているのが『士気』。
よかれあしかれ、士気がないと、ホスピタリティもフレンドリーサービスも何もない。
およそ、林女史ほど、傘下の店舗、社員にがっぷり四つに取り組んで士気向上に努めた方もおりますまい。
面識こそありませんが、女史の著書や講演の効能を見る限り、ダイエーの回復基調の功の一端は女史の特異なるマネジメントにもあるはず。
小難しい計算はさておき、極端ですが、現場で必要な数字は、売上と客数のみ。
いかにお客さんに喜んでもらうか、買ってもらうか、再来店してもらえるか、必要としてもらえるか。
ただ、それらだけがすべて。その結果として、二つの数字は暴れ狂う。
鈴木敏文CEOの言にもありますが、フレンドリーサービスをいかに保つか。
林女史も同様に、ホスピタリティが大切だと言う。人が好きだからこそ、彼女たちにとっては、それらは自然なこと。
けれど、普通の社会人にとっては、CSなどは二の次なのが当たり前。お客さんに、こころから笑って対応?それはナンセンス、まったく滑稽なことです。
しかし、士気が高くあるだけで、CSは向上するものです。お得意さんも増えゆくものです。
…というか、私と私の仲間たちがいた店ではそうでした。
客数? 増加です。 売上? 増加です。
来店時に、わざに声をかけてくれるお客さん? 正直、ウザいくらいにいます。
おそらく、林女史が訪問した店舗では、士気が上がってこのような状況が発生していたはずです。
ダイエーは客数に関しては、非公開のようですが、女史と接して、上のような状況にならないわけがない。
…というか、余りある欠点を無償で補うるのは、人の和しかない。
丸紅から送り込まれた西見徹社長に、林女史と同等の効能があるかどうかは、甚だ疑問が。イオンからの、川戸義晴会長にしても、いかがなものか。
社員と、お客を、本当に愛した人の代わりとなるのでしょうか。
うわべだけ、お客『様』と表現したくらいで、糊塗できるものなのでしょうか。
モノを売っていけれない、という現象には、それだけの理由がございます。
別に、女史と歩調を合わせたわけではないのですが、私Melvilleも退社することになりました。
ある意味キャリアとして入社して、没落しつつあるとはいえ栄光ある書店業界、いろいろな問題には目をつぶり、二年三か月走り続けましたけれども、売場も黒字に回復させ、ある程度は役割も果たせただろうといささか自己満足したのです。
まぁ、正直、これ以上は勤務できないところまで、社が変容したと結論が出たからでもあります。季節も春、舟を降りるには、ちょうどよい季節ではないでしょうか。
次の職は、信条を曲げずに済む企業を考えています。まぁ、採用されるかどうかは、担当の方との化かし合いのテクニック比べになるのですが。
二週間ほどは、時間が取れるようになりましたので、ブログも更新したいもの。
昨年末からの懸案の、ネットゲームの始末も、ございます。
なにはともあれ、最後はこの句で締めたいもの、
恨みしる 風の杜なる さくら花
さこそあだなる 色に咲くらめ 『夫木抄』
(正確な典拠、文言は実のところ知らないのですが、その意味するところが気に入っております)
上の記事にもありますが、ダイエーの副会長が先月退任なさいました。
林文子女史、私がビジネス方面でリスペクトしている方です。
皆さんは、どういった方をリスペクトなさっていますか?
私は、ビジネスでは、林女史や日産のカルロス・ゴーンCEO、セブンアンドアイ・ホールディングスの鈴木敏文CEO、それにヤマト運輸の会長だった故・小倉昌男氏。
文学では、キケロ、マキアヴェッリ、ニーチェ、塩野七生女史の面々です。
人道的には、そう、マザー・テレサやヨハネス23世。
あまり人には言えませんが、アドルフ・ヒトラーも一種リスペクトです。
宴席で、「ハイル・スージーとお呼び!」と口走ったことも。
そう、林女史は三年間ダイエー再建の任を務め、三月末で完全に役員から身を引くとのこと。
…正直、林女史なしで大丈夫なのかしら、と不安にならざるを得ません。
私も、数社を経験しましたけれど、店舗で小売りに携わって幾星霜、売上増加の三大必須要素だと実感しているのが『士気』。
よかれあしかれ、士気がないと、ホスピタリティもフレンドリーサービスも何もない。
およそ、林女史ほど、傘下の店舗、社員にがっぷり四つに取り組んで士気向上に努めた方もおりますまい。
面識こそありませんが、女史の著書や講演の効能を見る限り、ダイエーの回復基調の功の一端は女史の特異なるマネジメントにもあるはず。
小難しい計算はさておき、極端ですが、現場で必要な数字は、売上と客数のみ。
いかにお客さんに喜んでもらうか、買ってもらうか、再来店してもらえるか、必要としてもらえるか。
ただ、それらだけがすべて。その結果として、二つの数字は暴れ狂う。
鈴木敏文CEOの言にもありますが、フレンドリーサービスをいかに保つか。
林女史も同様に、ホスピタリティが大切だと言う。人が好きだからこそ、彼女たちにとっては、それらは自然なこと。
けれど、普通の社会人にとっては、CSなどは二の次なのが当たり前。お客さんに、こころから笑って対応?それはナンセンス、まったく滑稽なことです。
しかし、士気が高くあるだけで、CSは向上するものです。お得意さんも増えゆくものです。
…というか、私と私の仲間たちがいた店ではそうでした。
客数? 増加です。 売上? 増加です。
来店時に、わざに声をかけてくれるお客さん? 正直、ウザいくらいにいます。
おそらく、林女史が訪問した店舗では、士気が上がってこのような状況が発生していたはずです。
ダイエーは客数に関しては、非公開のようですが、女史と接して、上のような状況にならないわけがない。
…というか、余りある欠点を無償で補うるのは、人の和しかない。
丸紅から送り込まれた西見徹社長に、林女史と同等の効能があるかどうかは、甚だ疑問が。イオンからの、川戸義晴会長にしても、いかがなものか。
社員と、お客を、本当に愛した人の代わりとなるのでしょうか。
うわべだけ、お客『様』と表現したくらいで、糊塗できるものなのでしょうか。
モノを売っていけれない、という現象には、それだけの理由がございます。
別に、女史と歩調を合わせたわけではないのですが、私Melvilleも退社することになりました。
ある意味キャリアとして入社して、没落しつつあるとはいえ栄光ある書店業界、いろいろな問題には目をつぶり、二年三か月走り続けましたけれども、売場も黒字に回復させ、ある程度は役割も果たせただろうといささか自己満足したのです。
まぁ、正直、これ以上は勤務できないところまで、社が変容したと結論が出たからでもあります。季節も春、舟を降りるには、ちょうどよい季節ではないでしょうか。
次の職は、信条を曲げずに済む企業を考えています。まぁ、採用されるかどうかは、担当の方との化かし合いのテクニック比べになるのですが。
二週間ほどは、時間が取れるようになりましたので、ブログも更新したいもの。
昨年末からの懸案の、ネットゲームの始末も、ございます。
なにはともあれ、最後はこの句で締めたいもの、
恨みしる 風の杜なる さくら花
さこそあだなる 色に咲くらめ 『夫木抄』
(正確な典拠、文言は実のところ知らないのですが、その意味するところが気に入っております)