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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

file.no-108 『戦国鍋TV』

2011-03-06 05:58:29 | et cetera
 早朝から、大爆笑。

 私は、基本的に、TVはNHKやABC、CNNといったものしか視ません。
 『戦国鍋TV』という――萌え系歴史バラエティ?―― モノが、放送されていたことすら知りませんでした。
 メールで、「最近萌えてるんだよね? 萌えなよ」と書かれたものを送られ、今回、ネットで視てみることに。
 私が史学科卒であるという事と それよりなによりヲタという事も踏まえての、「萌え」のススメだと思うんですが。
 ―― それはどうかな?

 ***

 敦盛2011 戦国鍋TV_ver./ 案外、史実に近い…かもしれない信長と蘭丸
 天正遣欧少年使節 / 史実とかけ離れすぎた美形四人
 ―― それに、オンエア時の番組の様子を視たんですが、もうですね――大爆笑。
 ここまで、馬鹿馬鹿しい番組を作れるのだから、まだまだ民放各局の「体力」は、侮れない!

 確かに、戦国BASARAだか、無双だかの同人誌を持ってはいます。
 でもでもね?
 オリジナルアニメやゲームは、「一切視てないし、プレイもしてない」のです。
 KHのようなものとは違い、同人誌だけで、もうお腹いっぱい。
 なまじ、歴史学をかじっていただけに、オリジナルを口にすると食傷くらいでは済まないかと。

 朝の4時から、大爆笑するくらいには、『戦国鍋TV』は面白かった。

 ネタとして―― まっとうなネタとしては、面白くはないんです。
 けれど、あそこまで歴史を「修正」して、腐女子とジュノン好きな一般女子をターゲットにしたものを作った――ということが、面白くって。
 咳込むほどに、笑わせていただきました。

 信長と乱丸が、「今宵2人で うつけよう」ですって? ――いいんじゃないかな。
 あのヴィジュアル―― 乱丸に、やや難がありますが。



 ムダに破壊力のありすぎる、うつけバーNOBUや「ママ」―― いいんじゃないかな。
 ムダ毛処理が―― 全力すぎる。
 というか、「ホトトギスをちょん切る」セリフが、笑いのツボなんですが。



 ***

 「利休七哲」―― いうまでもなく、千利休の侘び茶道を学んだ、彼の高弟ですが―― 千家に喧嘩売ってる?
 売られた喧嘩は、私でよければ、全力で買いますよ。
 千利休は、この手の番組には、絶対出ないでしょうね。
 出た瞬間に、茶道ロビイストが――全国150万くらいはいるんじゃないかな――相手になるでしょう。

 越えてはならない一線が、そこにある。

 ***
 
 「うつけバーNOBU」。
 あの番組で、「これだけはDVDになれば、買ってもいいかもしれない」。
 そう思ったのは、「うつけ」シリーズだけですね。

 いうまでもなく、魔戒騎士――というか牙狼ですが―― ナニがあった!
 というかむしろ、ナニが無くなってるんですが。
 ザルバの呪いでしょうか。
(ちなみに、私は、パティはエヴァしかやってませんので。牙狼は未知。)

 それとも、高野聖六百人切りという、前世の業か?
 ―― 私は、創価学会が嫌いですので、天台焼き討ちは、むしろ肯定派。 宗教が、政治に介入するなら、アレぐらいは覚悟しませんとね。
 ヴァティカンだって、ローマ劫掠を経験してますし。
 それで、今なお、あれだけの現有資産と影響力を保持してますから、皮肉では無しに、たいしたもの。やはり、1,700年の長きにわたり、世俗に介入し続けている教会と謂うだけはありますねぇ。 創価学会なんて、ヴァティカンを目指した滑稽な失敗作。

 小西遼生さん、芸達者ではある。若かりし頃の、松平健さんみたい。
 アクの強すぎぬイケメンですし、声も渋い。
 バラエティもよいけれど、時代劇も、意外に演じきれるかもしれません。今後に、注目しないといけなくなった。

 【使用前】


 【使用後】



 では、締めくくりに、「うつけバーNOBU」第1話から、ノブを迎えに来たというサルちゃんが帰ったあとの遣り取りをご紹介。
 「あなたの いるべき場所へ帰りましょう」という彼に、
 「ここにいるのは、ただのうつけ者のオカマ」 と返すノブママ。
(たしかに、ホトトギスをちょん切った人間は、ここぐらいしか居るべき場所もないのではないかな?)
 サルちゃんは、そっ…と、懐から「草鞋草履」を差出して帰る。

 ノブママは、それを胸に抱き、肩を震わす…。 それを見た客が、声をかける。
 

 「ママ…泣いてるの?」
 「ホトトギスは鳴けなくても、アタシは、まだ 泣けたみたい……」
  

 無駄に、芸達者なのと、脚本が絶妙な味付けなのが困る。
 ちょっと見には、ゲイの痴話喧嘩。
 しかし、ノブママ=織田信長、サルちゃん=羽柴秀吉というところが、場面を盛り上げる。
 なんという、歴史マジック。

 ちょっと、風邪気味なんですが、うん、元気出た!!
  

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