人形の町 埼玉の岩槻に出かけることがあります。
年が明けるとどのお店もおひなさま一色で、それは華やかできれいです。
江戸時代や明治時代のおひなさまは、うりざね顔で目も鼻も小さい印象ですが、現代のおひなさまは頬もすっきりでおめめぱっちり!
その時代の親の願いが込められているとか…
私は、母方の祖父母におひなさまを買ってもらいました。
段飾りの緋毛氈がこわいくらい赤かったことや、箪笥や長持ちに小さお皿なお椀も入っていて楽しく遊んだこと、料理がそれほど好きではなかった母が作るちらし寿司の酢の匂いと共にこの時期になると懐かしく思い出します。
マンションではスペースもなくて飾れず、実家に置いたままのおひなさまを出さなくどれくらいたつのかもう記憶の彼方になってしまいました。
マンションでは、独身だった母方の叔母に買ってもらった高さ30センチほどの男の子と女の子の立ち人形を飾ります。
宮廷人形と言うそうで、正装して今から舞を始めそうな雰囲気のお人形です。
言われはよくわかりませんが、やはりこのおひなさまの時期に飾るそうです。
まだ元気だった父がガラスのケースを誂えて送ってくれたこのお人形を大切にしています。
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