引退

安藤美姫がついに引退する。


コーチ不在　⇒　休養　⇒　妊娠・出産　⇒　下のカテゴリーからの復帰　⇒　オリンピック最終選考会出場　⇒　７位　⇒　引退

と続いた波乱万丈の約３年間でしたが、自ら好きなフィギュアスケートを力いっぱい演じての引退、見事でした。

フリーの演技を終え、顔を覆う安藤美姫。３大会連続五輪出場はならなかった＝２３日、さいたまスーパーアリーナ（大里直也撮影）



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■美姫引退　母の挑戦、五輪届かず　「次の夢はコーチ」　フィギュア

2013.12.24 07:16 ［フィギュアスケート］ 　　ＭＳＮ



　母としての挑戦はあと一歩届かなかったが、見事な「最後」だった。フィギュアスケートの安藤美姫（２６）は２３日、ソチ五輪代表選考会で出場枠に入れず、現役引退を表明した。「やり切った。感謝の気持ちでいっぱい」。満員の観客からは温かい拍手が鳴りやまなかった。

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　思いを込めて滑りきった。演技後、笑顔で観客席に手を振ったが、得点を待つ間は涙が止まらなかった。自分らしく生き、スケートも諦めない。出産から約８カ月、支えは、あどけない長女の笑顔だった。

　２０１１年４月、世界選手権で２度目の優勝後、コーチ不在などを理由に２シーズン休養した。大きすぎる期待や注目が重圧となり、心がすり減っていた。

　新たな命を授かったと分かったのは昨秋。ファンの声に背を押され、復帰を決意した後だった。「産まない選択肢はなかった」

　今年４月に出産し、１カ月後にはリンクに戻って練習を再開した。母乳でおっぱいが張る中、体形を絞り、苦手の筋力トレーニングにも真剣に取り組んだ。

　「悩んで帰っても長女がいるから、頑張らなきゃ、という気持ちになる。生まれてきてくれて、心から感謝している」と語る。

　今夏、長女を預け単身で米国に振り付けに行ったときは、寂しさで「毎日泣いていた」。長女を同行した９月のドイツ大会は２位に入り、「彼女のおかげでリラックスできた」と話した。

　「産後に（体を）戻すのはきつい」と漏らしたこともあった。それでも諦めず、全日本選手権の舞台に３年ぶりに戻ってきた。

　２３日の演技後、目を真っ赤にして「満足できる試合だった」と振り返った。今後を問われ、「次はコーチになる夢をかなえたい」。吹っ切れた表情だった。


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本当にお疲れ様でした。沢山の感動をありがとうございました。