名古屋戦を改めてVTRを見てみた。総じて言うと特徴の無い試合で、動きが今ひとつ。何とはなしに負けてしまったとの印象。三木がいてるが負けるときはこんな試合もあるのかなぁ。J'Goalのレポートがあるので掲載しておく。
しかし、外人2人が抜けるとこんな試合になる事も確認できた。即ち、日本人の要員が少なく、まだまだ育成には時間が必要であり、これからの課題である事がはっきりした事は収穫。
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【J1:第30節 大分 vs 名古屋 レポート】ホームの大分、決定機を逃し勝ち点を得られず。アウェーの名古屋は、前線からの守備が功を奏して借りを返す。 [ J's GOAL ]
11月11日(土) 2006 J1リーグ戦 第30節
大分 0 - 1 名古屋 (15:05/九石ド/19,273人)
得点者:'71 杉本恵太(名古屋)
試合前に久しぶりの雨が降ってきた九州石油ドーム。ピッチは水を含んで、滑りやすくなっていた。ホームの大分もアウェーの名古屋もそのせいで立ち上がりから慎重になっていったのかもしれない。試合が白熱すると、肌寒さも飛んでいくのだろうが、前半はどちらにもチャンスらしいチャンスが訪れる事は無かった。
大分は、ボランチを中心にゲームを組み立てていくことで、チャンスを作っていく。左右のMFにボールを振ることで、相手の守備にほころびを作っていく。中盤でのポゼッションが、大分の生命線といえる。先の天皇杯(草津戦)でも、ボールをよく動かしていた。
しかし、この日の大分は少し勝手が違っていた。
中盤でボールをコントロールする機会が少なく、FWまでボールが届く事が少なかった。これは、雨に濡れたピッチのせいだけでなく、名古屋の3トップによるところが多かった。
名古屋は、3トップを引いてきた。高さのあるヨンセンを中心に、スピードのある玉田と杉本が前線から張ってきたのである。大分は3DF、当然MFが守備でケアしないといけなくなってくる。この役割を両サイドMFが負うことで、大分の中盤でのボール支配率が落ちてきた。前半の数少ないチャンスは、高松の左足のシュートを楢崎が間一髪で防いだ37分のシーンだけといえた。
かと言って、名古屋がゲームを支配できたかといえば、結果的にはできていなかった。前線に選手が多ければ、どうしても縦へのボールが増える。スピードのあるFWを擁しているだけに大分DFの裏を狙う傾向が強かったようだ。
しかし、雨で濡れたピッチは、思うようにボールを止めてはくれなかった。結果的に両チームともチャンスらしいチャンスを作る事ができず、無得点のまま45分を終了した。
後半の立ち上がり、見せ場はすぐに訪れた。名古屋のバックパスに高松がプレッシャーをかけたのである。名古屋GKのキックは山崎に拾われ、走りこんだ松橋へ送られた。惜しくも松橋のヘディングはバーを越えたが、前半とは違うゲーム展開を予測させるシュートだった。
48分には、名古屋DF本田のミドルシュートがバーを越えた。
65分には、大分の梅田がロングシュートを放った。
続けて松橋のヘディングもバーを越えていった。
そうして、71分積極的に動いていた名古屋に先取点が入った。
右サイドDF大森がCBのスピラールにボールを渡し、この瞬間にFW杉本が大分DFのサイドのスペースに向けて走り出した。スピラールからのロングボールは大分DF三木と深谷間に入り、杉本の足元へと流れた。この日2本目となる杉本の左足シュートは、決勝点となる価値あるものだった。
終盤に大分は前線の数を増やし勝負をかけたが、名古屋の堅守に同点となる機会を最後まで作れず、前回の戦い(3月26日第5節)で、いいところを見せる事ができなかった名古屋が、しっかりと借りを返した格好となった。
アウェーで完勝したチームが、ホームで完敗を喫した。
ホーム&アウェーの戦いは、リーグ戦でしか見ることができない。
今季も残り4試合となった。贔屓チームだけでなく、相手チームの変貌も堪能していただきたい。
以上
2006.11.11 Reported by サカクラ ゲン
しかし、外人2人が抜けるとこんな試合になる事も確認できた。即ち、日本人の要員が少なく、まだまだ育成には時間が必要であり、これからの課題である事がはっきりした事は収穫。
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【J1:第30節 大分 vs 名古屋 レポート】ホームの大分、決定機を逃し勝ち点を得られず。アウェーの名古屋は、前線からの守備が功を奏して借りを返す。 [ J's GOAL ]
11月11日(土) 2006 J1リーグ戦 第30節
大分 0 - 1 名古屋 (15:05/九石ド/19,273人)
得点者:'71 杉本恵太(名古屋)
試合前に久しぶりの雨が降ってきた九州石油ドーム。ピッチは水を含んで、滑りやすくなっていた。ホームの大分もアウェーの名古屋もそのせいで立ち上がりから慎重になっていったのかもしれない。試合が白熱すると、肌寒さも飛んでいくのだろうが、前半はどちらにもチャンスらしいチャンスが訪れる事は無かった。
大分は、ボランチを中心にゲームを組み立てていくことで、チャンスを作っていく。左右のMFにボールを振ることで、相手の守備にほころびを作っていく。中盤でのポゼッションが、大分の生命線といえる。先の天皇杯(草津戦)でも、ボールをよく動かしていた。
しかし、この日の大分は少し勝手が違っていた。
中盤でボールをコントロールする機会が少なく、FWまでボールが届く事が少なかった。これは、雨に濡れたピッチのせいだけでなく、名古屋の3トップによるところが多かった。
名古屋は、3トップを引いてきた。高さのあるヨンセンを中心に、スピードのある玉田と杉本が前線から張ってきたのである。大分は3DF、当然MFが守備でケアしないといけなくなってくる。この役割を両サイドMFが負うことで、大分の中盤でのボール支配率が落ちてきた。前半の数少ないチャンスは、高松の左足のシュートを楢崎が間一髪で防いだ37分のシーンだけといえた。
かと言って、名古屋がゲームを支配できたかといえば、結果的にはできていなかった。前線に選手が多ければ、どうしても縦へのボールが増える。スピードのあるFWを擁しているだけに大分DFの裏を狙う傾向が強かったようだ。
しかし、雨で濡れたピッチは、思うようにボールを止めてはくれなかった。結果的に両チームともチャンスらしいチャンスを作る事ができず、無得点のまま45分を終了した。
後半の立ち上がり、見せ場はすぐに訪れた。名古屋のバックパスに高松がプレッシャーをかけたのである。名古屋GKのキックは山崎に拾われ、走りこんだ松橋へ送られた。惜しくも松橋のヘディングはバーを越えたが、前半とは違うゲーム展開を予測させるシュートだった。
48分には、名古屋DF本田のミドルシュートがバーを越えた。
65分には、大分の梅田がロングシュートを放った。
続けて松橋のヘディングもバーを越えていった。
そうして、71分積極的に動いていた名古屋に先取点が入った。
右サイドDF大森がCBのスピラールにボールを渡し、この瞬間にFW杉本が大分DFのサイドのスペースに向けて走り出した。スピラールからのロングボールは大分DF三木と深谷間に入り、杉本の足元へと流れた。この日2本目となる杉本の左足シュートは、決勝点となる価値あるものだった。
終盤に大分は前線の数を増やし勝負をかけたが、名古屋の堅守に同点となる機会を最後まで作れず、前回の戦い(3月26日第5節)で、いいところを見せる事ができなかった名古屋が、しっかりと借りを返した格好となった。
アウェーで完勝したチームが、ホームで完敗を喫した。
ホーム&アウェーの戦いは、リーグ戦でしか見ることができない。
今季も残り4試合となった。贔屓チームだけでなく、相手チームの変貌も堪能していただきたい。
以上
2006.11.11 Reported by サカクラ ゲン
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