熊じぃの戯言

感じるままに、どのジャンルの話にも頭を突っ込んで書いています。

地元紙(大分・徳島)からの記事です。

2012-08-06 11:20:26 | トリニータ



厳しい状況下での試合は体力勝負のところがある。昨日の試合も同じであったし、試合終了後にピッチに崩れる選手が多かった。それだけ、最後まで選手が頑張っている証拠でしょう。



---/     大分合同新聞 8/6 朝刊より

【トリニータ】四国で連勝、3位浮上

[2012年08月06日 10:50]


【大分―徳島】後半28分、ゴールを決め喜ぶ村井(11)=鳴門・大塚ポカリスエットスタジアム

 J2第27節(5日・味の素スタジアムほか=11試合)甲府が草津を2―1で下し、勝ち点53で首位を守った。東京Vは富山に1―0で勝ち、同52の2位。大分が徳島に4―0と大勝して同51で3位に上がった。千葉は栃木と0―0で引き分け、同50の4位。
 大分は徳島県の鳴門・大塚ポカリスエットスタジアムで徳島と対戦。4―0で快勝した。通算成績は15勝6分け6敗で順位は3位。
 大分は第28節の12日午後6時から、大分市の大分銀行ドームで北九州と対戦する。

ゴール量産、4得点
 終わってみればゴールラッシュでの快勝だった。キックオフ直後に先制し、後半の3ゴールで一気に徳島を突き放した。今季最多の4得点で、四国連戦2連勝。勝ち点を51に伸ばすとともに、順位も3位に浮上した。
 先制点は開始わずか50秒だった。決めたのは「体力が奪われる夏は先制点が重要」と言い続けてきたFW村井慎二。開始直後に前線に攻め上がり、「動きを理解してくれるし、プレーの感覚が合う」と信頼を寄せるFW高松大樹の「優しいパス」(村井)を冷静に左足で押し込んだ。
 幸先のいいスタートに加え、前半19分には相手選手が高松へのラフプレーで一発退場。数的優位にもなり、大分の流れが加速するかと思われた。だが「変に余裕を持って本来のプレーができなかった」(田坂和昭監督)ためか、10人の徳島に攻め込まれたまま、前半を終えた。「このままじゃやられるぞ」。ハーフタイムのロッカールームで、田坂監督は活を入れたという。そんな嫌な流れを変えたのがFW西弘則。後半16分、MF宮沢正史のパスを受けると、相手DFに絶妙なフェイントをかけ、一瞬の隙を逃さず、左足で貴重な1点をもぎ取った。
 「(高松)大樹さんがもっと落ち着いてと声を掛けて、気が引き締まった」と西。この一発で流れは完全に大分へ。その後、短時間でさらに2点を加え、勝負を決めた。
 試合終了の笛が鳴り響くと、大分の選手はピッチに座り込んだ。この日はそれだけ走っていた。殊勲の西は「上位死守のために落とせない試合だった。これからもどんどん勝っていきたい」と闘志をかき立てていた。

【大分4―0徳島評】
 先制に成功し、数的にも優位な状況で戦った大分が、徳島に快勝した。
 大分は開始直後にFW村井のゴールで先制した。その後は、1人少ない徳島と互角の展開が続いたが、後半16分、FW西が追加点を奪うと、流れは一気に大分へ。同24分にはMF三平、その4分後には再び村井が決め、粘る徳島を突き放した。

「成長感じた」田坂和昭監督の話
 早い時間で得点できたが、相手の退場後は難しい試合展開だった。後半に自分たちの形で2点目を奪ったことが大きなポイントになった。成長が感じられる試合だった。

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---//    徳島新聞 8/6 朝刊より

ヴォルティス大敗、4失点 2012/8/6 10:42



 J2第27節は5日、各地で11試合を行った。徳島ヴォルティスは鳴門ポカリスエットスタジアムで大分と戦い、0-4と大敗した。通算成績は9勝7分け11敗(勝ち点34)となり、順位は12位のまま。大分は勝ち点を51に伸ばし3位に上がった。甲府が草津を2-1で下し、勝ち点53で首位を守った。東京Vは富山に1-0で勝ち、同52の2位に浮上した。次節の徳島は12日午後7時から愛媛県ニンジニアスタジアムで13位の愛媛と四国ダービーを戦う。

 [評]開始早々にミドルシュートで失点した徳島は、前半19分にボランチ青山がレッドカードで一発退場。4失点で完敗した。

 数的不利となりながらも、相手の寄せの甘さを突くなどして踏ん張った。しかし後半16分、相手FWに巧みに2点目を奪われると攻守のバランスが崩れ、24分にクロスをダイレクトで、28分にはGKのクリアボールを流し込まれるなど立て続けに失点した。

 FW津田を下げて前線の起点にジオゴを残す狙いも得点には結び付かなかった。

◎先制点許し一気に守勢

 今季最短の開始57秒での失点と、前半19分に出した退場者。徳島にとって苦しい時間帯があまりに長すぎた。上位相手に今の上昇力を試す機会が早々に断たれ、18試合ぶりに同じホームで0-4の完敗を突き付けられた。

 ハーフタイムで小林監督は締め直しを図っている。「チャンスは必ずある。ものにしよう」。いろいろなゲームがあるのも現実だ。7月負けなしの間の5試合のシュート数は「4」「7」「7」「5」「5」とすべて1桁台だった。攻撃の連動性を取り戻せるかが注目された試合。1人少ない状況でそれを試すのは「難解で上級な実力テスト」と割り切るにはあまりに酷だったか。

 前線でボールを失い、マークがずれてたたき込まれた2失点目からは下り坂の傾斜が増した。シャドーストライカーの飛び出しを捕まえきれず失点を重ねる。「0-1なら何があるか分からない。先に取られたことでバランスを崩してしまった」というCB斉藤の言葉が苦戦を物語った。

 10人になっても自分たちでボールを回せる時間はあった。前半31分にボランチ上里が左足で放った60メートルのロングシュートも枠はとらえていた。ただ「思い切ってクロスを入れるとか、シンプルさも必要だった」と指揮官。「何本かのチャンスを決めていれば」とSB平島も振り返る。

 状況を差し引かなければならないが、この試合もシュートは「5」。上位チームはわずかな隙すら見逃してくれないことも痛感させられた。小林監督は強く言った。「次の四国ダービーに悔しさをぶつけたい」。夏の宿題に本腰を入れて取り組む覚悟を与えられた8月初戦にする。
【写真説明】後半28分、大分に4点目のゴールを決められる徳島の守備陣=鳴門ポカリスエットスタジアム

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