熊じぃの戯言

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U-21&U-19日本代表候補合宿 レポートこぼれ話

2006-09-27 20:07:21 | 五輪
         写真:U-19日本代表候補合宿での梅崎 司


【U-21世代レポート】で~レポートこぼれ話~としてJ’sGOALに紹介されているがその中でも梅崎 司に関する情報だけピックアップしてみた。
合宿でのランニングでも常に先頭を走り、率先して動き回っている司は頼もしく見えるのは私だけでないだろう。

先日の磐田の試合を改めてネットで覗いたら、梅崎の動きがキレキレで磐田のデフェンスがついていけない状態であった。また、90分フルに出ていたのもすごいことだ。とにかく成長スピードが早いわぁ。


------以下記事の抜粋を載せておく-------

■U-19:目に見えないけれど…「梅崎効果」アリ

U-21日本代表候補合宿の1週間前、9月11~14日に千葉で行われたU-19日本代表候補合宿。こちらの合宿はレポートでもお伝えしたように実質4日、そのうちの1日は千葉との練習試合(9月13日)という内容だったのだが、これまでと目に見えない変化を感じた。U-21日本代表候補合宿に比べても、選手たちの表情に一層の真剣さが感じられたのだが、その理由は2つ。

AFCユース選手権インド大会(初戦:10月29日・北朝鮮戦)が近づいていることへの緊張感を、選手たちが感じ始めているということが一つ。AFCユース選手権は、来年のFIFAワールドユース(U-20ワールドカップ)の予選を兼ねていて、日本はこれまで1995年カタール大会以来6大会連続出場中。連続出場の記録がかかっているだけでなく、1世代下のU-17日本代表がAFC U-17選手権で6大会ぶりの優勝を決めたこともあって、「やはりアジアレベルは制さなくては…」という雰囲気があるのも事実だ。前回のAFCユース選手権でも「アジアの予選を勝つためのサッカーと、本来やりたいサッカーの違いを本当に感じた」と話す選手もいたほどで、アジアを勝ち抜くというのは、世界大会に臨むよりも選手たちにプレッシャーがかかるのだ。

2つめの要因は、そのAFCユース選手権へのメンバー入りをかけた戦いが白熱しているということが挙げられる。負傷のため、チーム事情のために、今回の合宿に参加できなかった選手たちが「あと何回、合宿をやったらAFCユースですか? 次に僕が合宿に呼ばれるとしたら、いつの段階ですか?」と、こちらが問いかける前に尋ねてくることも…。大会まで、あと1か月。予定されている合宿は、10月中旬の1回だけ。メンバー争いは佳境にさしかかっているのだ。

だが、そういった要因もさることながら、今回何よりも選手達の士気をあげたのは梅崎司の日本代表入りだ。「物事には良い面も悪い面もあるが、他の選手たちに良い影響、刺激を与えている」とU-19日本代表・吉田靖監督もその効果を認める。はっきりと「このプレーが…」というのではないが、これまでと雰囲気がはっきり違う。そうとしか言えない。世代別代表特有の、和気あいあいとした雰囲気は変わらない。ただ、ランニングひとつとっても「顔つきとか、全然違うでしょ?」と森保一コーチも言うように、どことなく違う表情を見せる選手たち。

初日(9月11日)練習レポート( http://www.jsgoal.jp/japan/news/youth/article/00037903.html )にも書いたが、日本代表では最年少の梅崎は、早生まれのためにU-19日本代表では他の選手より1学年上の「お兄さん」。練習後に自主練習の時間が設けられても早めに切り上げ、ピッチ脇で自分の体を触りながら他の選手を観察する姿などは1年違いとは思えない落ち着きぶりで、他の選手からも「ウメさん」とさん付けで呼ばれるなど頼れるアニキの空気感。実績も十分だ。Jリーグでコンスタントに出場し始めたのは今年に入ってからだが、このU-19日本代表では常に結果でチームを引っ張ってきた。何よりも昨年のAFCユース選手権の予選、得失点差を意識して大量得点を狙うあまり、逆にチーム全体が緊張感に包まれた初戦(11月23日@熊本)チャイニーズ・タイペイ戦。5-0で勝利する、その先制点は、前半10分に彼がたたき出したものだった。

梅崎のウィークポイントは、90分のゲーム体力がないこと。U-19日本代表でも、フル出場は数えるほど。だが、そのイメージが今年に入って変わった。実際はフル出場こそ少ないが、ゲーム後半になっても運動量が落ちなくなった。
「やっぱ試合なんですよ。Jリーグで試合に出ることによって、それまで頭の中で持っていた自信が実際の自信に変わる。体力も試合に出ることによって付いてくる」と自分自身の成長を梅崎は冷静に分析する。
「U-19でやっているサッカーも、オシムさんのサッカーも基本的には一緒。ただ、U-19では1つの局面くらいでしか求められないものが、常に求められるという感じ。日本代表では最初は緊張したけど、『意外にできるな』という感じもした。日本代表で感じたことをユースでも伝えていければ…」
梅崎が日本代表で得た自信が、このチームの自信へと変わることは、そう難しくはないのではないかと思う。アジアへ挑む直前に、U-19日本代表が得た明るい兆しだった。



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