山頂からは九重が見えた。硫黄山の噴煙がまっすぐに立ち昇り彼の地も穏やかそう。三俣山、大船山もはっきりと識別できる。その手前左側には英彦山、鷹ノ巣、犬ヶ岳、そして右には津江の山、渡神岳、釈迦・御前山など。数日間の曇りがちの天候の後の好天候が幸いしたのであろう。高気圧の中で、ちりが払われたという感じ。くっきりと眺められるのだ。
写真を撮りながら傍に座り込んでいた青年にそれとなく話すと、彼はすでにそのことを知っていた。英彦山のことから切り出したのだが、即座にその山容を言い当てたので内心驚いた。その山の特徴を言い当てたので、だいぶまじめに登っていることが察せられた。単独行のようだったが、それでほっとした。私が動き回っていたので、会話はそれきりになったが、もう少し山の話をすればよかった。顔も見ずに話していたものだから印象もないが、ちゃんと登っている人たちがいることを大事にしたいものだ。
写真を撮りながら傍に座り込んでいた青年にそれとなく話すと、彼はすでにそのことを知っていた。英彦山のことから切り出したのだが、即座にその山容を言い当てたので内心驚いた。その山の特徴を言い当てたので、だいぶまじめに登っていることが察せられた。単独行のようだったが、それでほっとした。私が動き回っていたので、会話はそれきりになったが、もう少し山の話をすればよかった。顔も見ずに話していたものだから印象もないが、ちゃんと登っている人たちがいることを大事にしたいものだ。