※この記事には震災に関連する内容・写真が含まれています。
気分を害される方は見ないでくださいね。
20年前の1月17日、阪神淡路大震災がありました。
あの日、夜遅い仕事から帰ってきて寝る前にテレビをつけて、
大地震発生との一報。
何の事か実感もないまま寝て、起きたら死者5000人となっていた事のショックを
今も忘れません。
あれからもう20年なんですね。
未だ解決していない事、まだまだたくさんあるとのことです。
今も頑張ってる皆さんを、心から応援します。
さてさて、これは昨年9月上旬の事です。
2014年もエコ&エネルギーワークショップの取材活動がありました。
これは、大学生たちがエネルギー問題を学び・考えて音楽劇として発表する活動の一環で、
お芝居の稽古に入る前に発電所やごみ処理場などを見学するのです。
私もほんとは全日程に参加したかったのですが予定が合わず、
なんとか女川に行く日だけ同行させていただきました。
この日ガイドを務めてくださった方は、震災当日石巻に勤務していたそうで、
その当時どんな状況であったか実際のその場所で伝えてくださって、
私もまだビルの外壁に水跡が残る時に見に行っているので、
その被害のすごさが容易に想像できましたが、
その方、とてもユニークな方なので、みんなの気持ちが沈み過ぎないよう、
嬉しかったことなども交えてお話してくださいました。
バスで三陸道をひた走り、最初は石巻ニューゼに行きました。
ここは、石巻日日新聞社で震災後いち早く壁新聞を作り色々な情報を伝え続けたそのものや、
命がけで撮った写真などが博物館として展示してあります。
壁新聞で最初は被害状況を伝えていたが、今生きて情報を必要としている人のストレスにならないように、震災後3日目あたりから復興状況(ライフライン復旧や炊き出しの情報など)を伝えるようシフトしたと、館長さんにお話を聞きました。
この新聞社の活動は、ドラマになったり、数々の賞を受賞するに至っています。
ぜひ石巻に見に行ってほしいと思います。
そして一行は女川へ。この写真は9月の様子。
写真に写ってる建物「江島共済会館」は、先日解体終了したとの事。
大津波の爪痕は、な~んにもない大地だけしかなくなってしまいました。
↑旧女川町立病院から見た、海と反対側の景色。
この女川病院、下から見るとこんなに高いところにあるのですが・・・
この建物の1階部分がこんなに浸水するくらいの水がきました。
(モデル:みさこさま(161㎝)・かずこさま(155㎝))
病院の駐車場には、ちょっとしたお店があります。
ホヤ塩ソフトクリーム!!!!
乾燥したほやを粉末にして塩と混ぜたものを、ソフトクリームにかけるのです。
甘さと塩分が絶妙~!そしてふんわりと海の香り!
ほや苦手な人でも全然大丈夫なおいしさでした。
そして、新たにこんなパンも。
(モデル:ぽむ君(大学生))
これは、さんまのように細長いパンで、さんまは入ってなかった・・・(笑)
そして一行は、女川原発へ
PRセンター内は撮影OKだったので、撮っちゃいましたよ♪
↑これ、原子炉の1/2模型
1/2と聞いてびっくりした。私が想像していたより、とても小さい。
これが、安全に作動するように、いくつもの厳重な壁やらで覆われて、
原子炉建屋となっているのだ。
主役の大学生そっちのけで質問しまくったのだが、
聞けば聞くほど、某電力会社は安全管理を怠っていたのではという疑念がふつふつと湧いてくる。
それだけ、2重3重どころではない厳重な危機管理なのだ。
私は、原発賛成でも、反対でもない。
このワークショップにもう10年くらいかかわらせていただいて、
機会あるたびに所長さんやらに率直な質問をさせていただいて、
本当にこれからのエネルギーはどうなっていくのか、どうして行くべきなのか、
正直自分なりの答えは未だ見つけられずにいる。
ただ、事故が起こったから危険だという短絡的思考でなにもかも反対・・・というのには、
いささか閉口する。
世の中には危険なものがいっぱいある。
しかし危険であるが故に莫大なエネルギーがあったりと、有効活用もできるのだ。
最近話題のエコカーは、なんと水素爆発をエネルギーとして走るのだという。
(もちろん、はっきりとそうだとはうたっていない。当然だが。)
水素爆発なんて、『危険なもの』としての認識が植えつけられているのに、
そんな車がなぜ安全だと??本当に危険はないのか?!
・・・それも、いくつもの臨床実験を経た上で安全であるように作り上げたということだろうか。
(ちなみに、水素は安全だとR水素ネットワークというところが書いてましたw)
なんでそんな有用なエネルギーを今まで利用できなかったの!?って思うが、
それだけリスクも高かったという事なのだろう。
太陽光発電は、膨大な敷地が必要。
風力発電は、低周波の健康問題があって人の住む地域の近くには作れないから、
洋上に作ると送電線が果てしなく必要でコスト高。
地熱発電は、地熱を汲み上げる管にいわゆる温泉の結晶のようなものがどんどんくっついて、
数年経つと使えなくなる。
火力発電は言わずもがな。
CO2を出すのはもちろん、燃料の原油は海外から足元見られてふっかけられてる。
一つも「これでいい」ものなんてない。どうしろって言うんだ。
簡単に原発反対とか言うな。
(個人的主観ですので、お気になさらずに~)
それでも、だからこそ、みんなで真剣に考えていく必要があるんだ。
電力会社さんだって、原発ですべていいとか、原発は安全だなんて言ってないんだ。
そんなのは政府の政治的な都合でしょ。
先にも報告しましたが、今年の音楽劇は無事終了しました。
今年は劇の内容に「原発」と言う言葉を出しました。震災後初めてです。
アンケートには大人の方からの真剣な意見がたくさんありました。
みんな、環境問題・エネルギー問題を真剣に考えて観てくださいました。
もちろん、参加した大学生たちも。
ちなみに今年、劇の中で伝えられるデータに変更がありました。
食料自給率が40%から39%に。
エネルギー自給率が4%から5%に。
エネルギー自給率に関しては、震災後にみんなが節電した結果なのだとか。
(決して「自給」が上がったわけではないのね・・・)
8年前から劇の中で言い続けているスローガン。
「想像する」「行動する」「あきらめない」
この地球のみ~んなが真剣に考え、取り組むことで、
きっとなにかが良い方向に変わって行く事を願ってやみません。
※この記事の内容はあくまでも私的な意見・見解であって、
公的な文書・文献・事実に基づいたものではありません。あしからず。
おりえ
気分を害される方は見ないでくださいね。
20年前の1月17日、阪神淡路大震災がありました。
あの日、夜遅い仕事から帰ってきて寝る前にテレビをつけて、
大地震発生との一報。
何の事か実感もないまま寝て、起きたら死者5000人となっていた事のショックを
今も忘れません。
あれからもう20年なんですね。
未だ解決していない事、まだまだたくさんあるとのことです。
今も頑張ってる皆さんを、心から応援します。
さてさて、これは昨年9月上旬の事です。
2014年もエコ&エネルギーワークショップの取材活動がありました。
これは、大学生たちがエネルギー問題を学び・考えて音楽劇として発表する活動の一環で、
お芝居の稽古に入る前に発電所やごみ処理場などを見学するのです。
私もほんとは全日程に参加したかったのですが予定が合わず、
なんとか女川に行く日だけ同行させていただきました。
この日ガイドを務めてくださった方は、震災当日石巻に勤務していたそうで、
その当時どんな状況であったか実際のその場所で伝えてくださって、
私もまだビルの外壁に水跡が残る時に見に行っているので、
その被害のすごさが容易に想像できましたが、
その方、とてもユニークな方なので、みんなの気持ちが沈み過ぎないよう、
嬉しかったことなども交えてお話してくださいました。
バスで三陸道をひた走り、最初は石巻ニューゼに行きました。
ここは、石巻日日新聞社で震災後いち早く壁新聞を作り色々な情報を伝え続けたそのものや、
命がけで撮った写真などが博物館として展示してあります。
壁新聞で最初は被害状況を伝えていたが、今生きて情報を必要としている人のストレスにならないように、震災後3日目あたりから復興状況(ライフライン復旧や炊き出しの情報など)を伝えるようシフトしたと、館長さんにお話を聞きました。
この新聞社の活動は、ドラマになったり、数々の賞を受賞するに至っています。
ぜひ石巻に見に行ってほしいと思います。
そして一行は女川へ。この写真は9月の様子。
写真に写ってる建物「江島共済会館」は、先日解体終了したとの事。
大津波の爪痕は、な~んにもない大地だけしかなくなってしまいました。
↑旧女川町立病院から見た、海と反対側の景色。
この女川病院、下から見るとこんなに高いところにあるのですが・・・
この建物の1階部分がこんなに浸水するくらいの水がきました。
(モデル:みさこさま(161㎝)・かずこさま(155㎝))
病院の駐車場には、ちょっとしたお店があります。
ホヤ塩ソフトクリーム!!!!
乾燥したほやを粉末にして塩と混ぜたものを、ソフトクリームにかけるのです。
甘さと塩分が絶妙~!そしてふんわりと海の香り!
ほや苦手な人でも全然大丈夫なおいしさでした。
そして、新たにこんなパンも。
(モデル:ぽむ君(大学生))
これは、さんまのように細長いパンで、さんまは入ってなかった・・・(笑)
そして一行は、女川原発へ
PRセンター内は撮影OKだったので、撮っちゃいましたよ♪
↑これ、原子炉の1/2模型
1/2と聞いてびっくりした。私が想像していたより、とても小さい。
これが、安全に作動するように、いくつもの厳重な壁やらで覆われて、
原子炉建屋となっているのだ。
主役の大学生そっちのけで質問しまくったのだが、
聞けば聞くほど、某電力会社は安全管理を怠っていたのではという疑念がふつふつと湧いてくる。
それだけ、2重3重どころではない厳重な危機管理なのだ。
私は、原発賛成でも、反対でもない。
このワークショップにもう10年くらいかかわらせていただいて、
機会あるたびに所長さんやらに率直な質問をさせていただいて、
本当にこれからのエネルギーはどうなっていくのか、どうして行くべきなのか、
正直自分なりの答えは未だ見つけられずにいる。
ただ、事故が起こったから危険だという短絡的思考でなにもかも反対・・・というのには、
いささか閉口する。
世の中には危険なものがいっぱいある。
しかし危険であるが故に莫大なエネルギーがあったりと、有効活用もできるのだ。
最近話題のエコカーは、なんと水素爆発をエネルギーとして走るのだという。
(もちろん、はっきりとそうだとはうたっていない。当然だが。)
水素爆発なんて、『危険なもの』としての認識が植えつけられているのに、
そんな車がなぜ安全だと??本当に危険はないのか?!
・・・それも、いくつもの臨床実験を経た上で安全であるように作り上げたということだろうか。
(ちなみに、水素は安全だとR水素ネットワークというところが書いてましたw)
なんでそんな有用なエネルギーを今まで利用できなかったの!?って思うが、
それだけリスクも高かったという事なのだろう。
太陽光発電は、膨大な敷地が必要。
風力発電は、低周波の健康問題があって人の住む地域の近くには作れないから、
洋上に作ると送電線が果てしなく必要でコスト高。
地熱発電は、地熱を汲み上げる管にいわゆる温泉の結晶のようなものがどんどんくっついて、
数年経つと使えなくなる。
火力発電は言わずもがな。
CO2を出すのはもちろん、燃料の原油は海外から足元見られてふっかけられてる。
一つも「これでいい」ものなんてない。どうしろって言うんだ。
簡単に原発反対とか言うな。
(個人的主観ですので、お気になさらずに~)
それでも、だからこそ、みんなで真剣に考えていく必要があるんだ。
電力会社さんだって、原発ですべていいとか、原発は安全だなんて言ってないんだ。
そんなのは政府の政治的な都合でしょ。
先にも報告しましたが、今年の音楽劇は無事終了しました。
今年は劇の内容に「原発」と言う言葉を出しました。震災後初めてです。
アンケートには大人の方からの真剣な意見がたくさんありました。
みんな、環境問題・エネルギー問題を真剣に考えて観てくださいました。
もちろん、参加した大学生たちも。
ちなみに今年、劇の中で伝えられるデータに変更がありました。
食料自給率が40%から39%に。
エネルギー自給率が4%から5%に。
エネルギー自給率に関しては、震災後にみんなが節電した結果なのだとか。
(決して「自給」が上がったわけではないのね・・・)
8年前から劇の中で言い続けているスローガン。
「想像する」「行動する」「あきらめない」
この地球のみ~んなが真剣に考え、取り組むことで、
きっとなにかが良い方向に変わって行く事を願ってやみません。
※この記事の内容はあくまでも私的な意見・見解であって、
公的な文書・文献・事実に基づいたものではありません。あしからず。
おりえ
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