1859(安政6)年 横浜開港 | 山手居留地 地図(1922) |
1867(慶応3)年 山手居留地設置 その地形から「切り立った崖」を意味する”Bluff”と名付けられた |
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1899(明治32)年 「内地雑居」により居留地は撤廃となったが外国人居住地として存続 | |
1923(大正12)年 関東大震災により旧山手居留地ほぼ全壊 |
横浜山手に住み始めて十数年。
毎日歩く坂道の石積みや、樹木、地番などに、ふと、旧居留地の人びとのかすかな名残を感じることがあります。
彼等は故国から遠く離れたこの地で、どのような思いでどのような生活を送っていたのか。
私たち夫婦はそれを知るために、図書館や資料館に通って文献を調べたり、海外から画像資料を蒐集したりし始めました。
当時の建物は関東大震災によって全壊しましたが、それまでの人びとの暮らしの痕跡は彼らがふるさとの家族や友人に送った絵葉書や写真に残されているのです。
木の実やガラス瓶が遠い国から海流に乗って砂浜に流れ着くように、百数十年、数々の人生と時空を経て、里帰りした漂着物の数々。
古びた絵葉書や写真、新聞記事等が静かに語る、山手の「その日その場所」の物語りにしばしご一緒に耳を傾けてみませんか。
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