オンブズマン尾張西

尾張西地域における行政機関を外部から監視し、行政機関による市民の権利・利益の侵害に対する調査及び救済の勧告を図る団体

愛西市議会議長は、「副議長の飲酒後運転問題」の2回目の質問に答えませんでした。

2015年12月25日 | 議会

苦労して質問を作ったのに、こんな回答が帰ってくるとは。
議長は「市民に誠意をもって答えていく」1回目の回答に書いてきたのに、一転して「回答はしない」と言ってきました。内容をみて、びっくりというかあきれて口がふさがりません。

こんな議会では困るので、とことんやるしかないと思っています。
どんな質問を出したかは、こちらをご覧ください↓
http://blog.goo.ne.jp/onbu-owarinishi/e/45e933b399c2d1b8d0407f5e233aa9f7

201512オンブズマン2回目の質問への回答

私たちは、副議長の飲酒後の運転のことを聞いているのです。問題をすり替えてはいけません。


▲副議長の飲酒後の問題で、県警からもらったFAXについて警察から返事を頂きました

2015年12月12日 | 議会

副議長は、「県警からもらったFAXによれば、飲酒から4時間半後たっていれば、酒の量からも体重からも問題ない」と、全員協議会で説明したとのことで、オンブズマンとしても調査を始めています。

◎ 昨日、警察の方から返事をいただきました。

愛知県県警本部 によりますと、
所轄署である 津島警察署 の警察官に、調査をしたところ、津島署としても、津島署の警察官としても、その様な文章は、出していない。その様な人間もいない。明確に津島署には、いないと、いわれました。

県警の交通関係の警察官も、調査を行いましたが、明確にいないとのことです。
ただ、愛知県警察には、多勢の警察官がいますので、個人の特定には及ばず引き続き調査を行なうと、言われました。

県下の死亡事故が、大台を超えたのに、残念でならないと、個人的に おっしゃられていました。

副議長が廃棄したとおっしゃるなら、入手した方から再度入手し、開示して頂きたいと思います。


▲副議長の飲酒後運転問題で、議長に再質問状を出しました。

2015年12月09日 | 議会

1かいめの質問状に、11月末に回答をもらいましたが、多くの方からあまりにも市民を愚弄した回答だなどとの意見が届きました。

その後、副議長は、議会に提出するはずだった「県警からもらったというFAX」も廃棄したと述べているとの情報が入り、このままで済ませることは問題であるとみんなで判断し、再質問をすることとしました。ご覧頂き、ご意見をくださるようお願いします。


愛西市議会議長 鬼頭勝治殿 平成27年12月 8日

「愛西市議会副議長飲酒運転事件について」の公開質問(再質問)

オンブズマン尾張西
代表世話人 長谷雄 蓮華

先般は、当団体からの質問に回答を頂き、感謝申し上げます。
しかし、頂いた回答書は、11項目の質問に対しひとまとめで回答されており、大変理解しにくいものとなっていることは残念でなりません。
今回、質問に回答されていないものもありますし、当団体では、大野議員から副議長の飲酒後の会話などについて状況を伺い、更に詳しいこともお伺いしたく、再度質問させて頂きます。

回答では、「この件の問い合わせには誠意をもって対応していく」との回答を頂き感謝申し上げます。今後、更に理解しやすい回答を頂きたいので、回答はひとつひとつの質問に対してして頂きますようお願い申し上げます。
この質問を市民からの声と受け止めて誠意をもってお答えいただきたく思います。

なお、回答を公開し、多くの方から「法律に違反しなければ、市民も同じことをしてもいいのか」、「自分の会社なら懲戒免職だ」、「新聞に載ったことが、市民への説明なのか、ふざけている」、「会派を出たことが、責任をとったことなのか」、「市民を何と思っているのだ」、「今回の問題は、一般市民がしたことではなく、公職にある議員という立場の者がしでかしたことだ。それも副議長だ。一般市民以上の責任がある」、「身内をかばうのか、だから政治離れが起こるんだ」「公職者自ら、この様な事では飲酒運転はなくならない」「身内をかばおうとする、一番愚かな行為であり、市民であることがはずかしい」など、かなり厳しい意見が届いていますのでお知らせしておきます。
先の回答では、「市議会として飲酒運転に関する感覚、交通ルールに関する感覚が一般市民と著しくずれている」との意見が、愛西市内外からかなり多く寄せられています。この事実を真摯に受け止めていただきたく思います。
この件は、新聞紙上だけでなく、ラジオ等でも取り上げられており、WEB上でも多くの方が意見され、全世界に愛西市の由々しき問題として発信されている事を理解し、市民が理解することが出来る対応される事を切に望みます。

<再質問>

1).飲酒後の運転は例外なく犯罪行為であることの認識があるのかとの質問をいたしましたが。「決して許されるものではない」と回答されました。今回はたまたま検挙等されなかっただけであり、当事者及び、市議会として重大な犯罪行為の認識があると理解してよいか、市民が理解できる明確な回答を求めます。

2).市民への説明を求める質問をしましたが、回答は「新聞に全員協議会の結果や事実が詳細に掲載された」だから不要と考えているのでしょうか。
新聞に載ったことは、偶然載ってしまっただけの事象であり、当事者及び市議会が自ら公開・謝罪をしたことにはならないと、市民は一般常識で思いますが、当事者及び市議会としてはどの様に考えているのか。
また、「市民から問い合わせがあった場合には対応説明される」ともあるが、大変消極的であり、本当にその対応だけで適切であると思われるのか、市民に理解できる様に、明確な根拠をお示し下さい。
全市民に対する詳細な説明を求めます。市議会としてどの様に対応されるのか、お示しください。

3). また、「新聞に正確な情報が載った」と議長は言われますが、新聞には「法律に違反する飲酒運転行為はなかったと全員協議会で判断した」と書かれていますが、全員協議会の決定は「法に違反する飲酒運転を確認することができなかった」であり、大きな違いがある事について市議会として理解されていますか。副議長のコメントも「酒量や経過時間を根拠に、飲酒運転には一切あたらないと強調し、警察の摘発や調査を受けていない」としています。このコメントからも一般の感覚からすれば、全く反省しているようには感じられないし、飲酒後に「一杯飲んできていい気分だ。バスの中でよく寝られる。今日は日曜だから警察もいない」と飲酒後すぐに2名の議員に話しており、車の運転を前提に飲んでいることが明らかであり、捕まったら大変なことになることの自覚があったのは明確です。こうしたことから、故意であり重大な犯罪行為と言っても過言ではなく、副議長の責任は重いにも関わらず、反省に乏しいことが推察されます。市議会として市民に理解できるよう明確に飲酒から現在までの経緯の説明を求めます。

4).副議長の責任の取り方について、回答では「?全員協議会と文教福祉委員会で謝罪した。?議長が厳重注意した。?会派を離脱したことで責任をとった。」としていますが、すべて議会内や会派内のことであり、市民不在で有り、市民としては到底理解する事が出来ません。
今なお副議長という重職にあり、愛西市の顔である副議長が犯した犯罪行為を、このような責任の取り方でよいと議会が考えているのか。これだけで市民に対しても責任をとったと言えるのか、市民に理解できるように明確に説明を求めます。

5).議長及び市議会は会派離脱をして無所属になることが責任を取ったことになると考えられる理由は何か、市民に理解出来る様に明確に説明を求めます。
すべての議員が平等に情報を得ることができ、すべての場で平等に意見が尊重されるのが議会と思っていましたが、無所属議員になることが責任をとることであると考えるならば、無所属議員に対する侮辱であり、愛西市議会の無所属議員は常に罪を償うような立場にあり、冷遇されているのか。愛西市議会では、無所属議員になるとどのような不公平な扱いを受ける事になるのか市民に理解できる様に詳細に説明を求めます。
また、「 数カ月したら そしらぬ顔をして、また会派に戻るらしいよ 」との声を市民から聞きますが、もしそのような気持ちであるならば市民及び市議会を馬鹿にした行為で有ると市民は感じます。もしこのような事が起きた場合、議長及び市議会が言う本人の反省は一切ないことになります。この様な事実はないのか、この様なことになったら市議会としてどの様に市民に説明するのか、市民に理解出来る様に明確に説明を願います。

6).前回の質問では、「議員倫理条例」に抵触するかしないかを質問したのであって、手続きや審議会を開く意志を確認したのではありません。以下、倫理条例を抜粋いたします。
そして再度伺います。今回の事例は、以下の条項に反しているのでは無いのか、市民に理解出来るよう説明を求めます。

(議員の責務)
第2条 議員は、常に法令を遵守し、市民の代表者としてふさわしい人格と倫理の保持に努め、自己や一部の利益ではなく全体の利益を優先して行動しなければならない。
(政治倫理基準)
第4条 議員は、次に掲げる政治倫理基準を遵守しなければならない。
(1) 市民全体の代表者として品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、その職務に関して不正等の疑惑をもたれるおそれのある行為をしないこと。
(2) 議員は、政治倫理に反する事実があるとの疑惑を持たれたときは、自ら潔い態度をもって疑惑の解明に当たるとともに、その責任を明らかにしなければならない。

7).飲酒の実際を見た者は一人かもしれませんが、その事実を知っていた人は他にもいたのではないのか、同行した者で、飲酒の事実を知っていたのは誰でしょうか。
大野議員によれば、「議員の視察などは、集合場所が消防本部であり、自分の車で来るのが通常である」と伺っており、交通手段を確認しなかったのは、当然車で来ていることを知っているから確認しなかったのではないのでしょうか。飲酒のことは今回は偶然表に出ただけで、日常的に飲酒運転がおこなわれていたのではありませんか。
飲酒の事実を知っていたのは、「本人をのぞき自分を含めて4名いた」と聞きました。3名の方は、確実に飲酒後車に乗ることは知っていたはずです。その人たちは飲酒運転を咎めたのか、咎めなかったのかならばそれは何故か。道路交通法では酒類提供者にも重い罰則が科されます、咎めなかったものにも道義的責任はあるはずです。
再度、伺いますので市民に理解出来る様に明確に説明を求めます。

8).「一般社会において今回の様な事件はどの様な処分が下されているか調査しているのか」の質問には回答がされていません。当団体には、自分の会社なら免職だといった意見も届いています。再度回答を求めます。
また、「愛西市職員が同様の事件を犯した場合にはどのような処分をするのか」を質問しましたが、「市職員の処分内容を調査して今回の処分を決定していない」と回答されました。今後、二元代表制という立場を維持するためにも、議会の中でかばい合うようなことがあったのでは、今後、市職員の不祥事にもの申すことができなくなるはずです。直ちに調査をし、市民に理解出来る様、明確な回答を求めます。

9).「今回はコップ1ハイのビールを飲み・・・」と議長は回答されていますが、その事実はどのように確認されたのでしょうか。また、コップの認識も、一杯の認識も人それぞれ違うはずであります。どのような基準なのかをお示し下さい。
また、道の駅ではビールは中瓶で販売されていると確認致しました、コップ一杯以外のビールは廃棄したのか、違うのであり他者が飲酒したとするのであればその者は誰であるのか、またその者も新たな飲酒後運転の当事者なのではないのか明確な回答を求めます。

10).副議長は、全員協議会で県警からのFAXを提出すると述べたと聞いています。また、文教福祉委員会では、再度提出を求める発言もあり、他の議員からも提出が求められていると聞いています。約束したなら、提出させるのが議長の役割なのではないでしょうか。
また、県警のどの部署の何という担当者から文書が出たのであるか、お示しください。破棄したというのであれば、再発行の手続きをされる事を要望します。
議長は「このFAXは厳重注意の根拠ではない」とおっしゃいますが、副議長にとっては自分の主張を裏付ける根拠としてこの文書の存在を述べ、提出まで約束しました。大きな存在であることは歪めません。
議長は、副議長に提出を求めているのか。
なぜ、副議長は、提出を拒んでいるのか。
市民に理解出来る様に明確に状況説明を求めます。
この提出をうやむやにする事は、市民に対する大きな裏切であること、交通行政に対する重大な裏切り行為である事を、当事者及び、市議会はきちんと認識しているのか明確に回答を求めます。

11).全員協議会で議員全員によって決めたことが、議会としての決定であるとおっしゃるのであれば、決めたことや約束事をまもることが民主主義であり、すべて多数決で決めるのが民主主義ではなく、少数派の意見も含めた意見を調整するのが議長の役割です。議員全員で決めたことが覆っているようなことがあれば、そうような協議会は無意味であり、倫理条例に則った審査会を開くべきではありませんか。市民に理解出来る様に明確な回答を求めます。

12).議長は、「私費での参加とはいえ・・・」と新聞にコメントを出していらっしゃいますが、今回の行事は、市からの補助金も出ており、公費を使っています。また、愛西市の代表として多くの選手が参加し、市長や議長も含め全国自治体から代表者が出席している行事であり、決して私的なものではありません。この行事の重みについても、市議会としての市民の見解をお聞かせください。

飲酒運転による悲しい事故が絶えません。この事態を市議会として本当に理解なさっていますか。理解しているのであればこの対応はどの様にご説明されるのか、検挙されなければ不問とでも言わんばかりの対応ではないでしょうか。

愛西市では、どの様な罪を犯していても、検挙さえされなければ不問と、子供たちに伝える事が出来ますか。市民に納得出来る様にご説明してください。

12月5日、奈良県田原本町町長が、飲酒4時間後の運転をし、道路交通法違反で検挙されました。

今回の事件では、幸い悲しい事故にはなりませんでしたが、もし、重大事故を起こしていたら、市議会としてどの様に対応するつもりでしょうか。

市議会として愛西市内及び津島署管内で、過去10年間どれくらいの飲酒運転による悲しい事故が発生したのか、飲酒運転による検挙数がどれくらいあるのか理解していますか。また、市議会として、飲酒運転による悲しい事故を根絶するためにどの様な対策を取られていますか、市民に理解出来る様、明確に回答を願います。



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