11月前半の#11(Sharp eleven)のツアーと、後半のZale Seckのツアー終わりました。学びの多い充実したひと月でした。
#11の方は新曲少なめ、春にレコーディングしたこともあり、気分的にもちょっと余裕があって今まで以上に楽しいツアーでした。来年がレコ発になると思います。ファビオ(g)嘉本(ds)ラインの丁々発止のやり取りも面白く、盤石かつ茶目っ気たっぷりのアンサンブルが披露できるでしょう。よろしくお願いします!
そして後半はセネガルのマスターミュージシャン、Zale Seckとのツアー。木村(p)土村(b)共にアフリカ絡みの音楽の演奏が今年に入って増えましたが、このイベントに向けた下準備だったと言っていいでしょう。
ステージでザールの放つ熱気が会場の全ての人を巻き込んで、それがSNSで拡散されてツアーが進むに連れてオーディエンスも大きくなっていった、まるで勢力を強めながら北上する台風のようなツアーでした。最終公演をもって温帯低気圧に変わりました、という感じですかね。
出す音からすごい人だなというのはわかるんだけど、在日セネガル人の著名ミュージシャンが彼を慕ってライブに表敬訪問するのを目の当たりにしてやっぱりすごいんだと改めてわかるわけです(笑) 乱暴を承知で彼の音楽をまとめると、親しみやすいメロディに複雑なキメを要所に織り込んでセネガルっぽく料理したもの。ひたすら楽しい音楽だけど歌詞は示唆的な内容が多くて奥行きのある世界です。しかしステージでの圧倒的なパフォーマンスの裏には日常生活での心身へのケアがあって、またそれが50代後半とは思えぬ若々しさにもつながっています。本当に多くのことを教えてもらいました。
ミュージシャンになるつもりもなくただ好きだったアフリカ音楽を見てみたいという衝動でセネガルに行った20代前半の自分と知り合ってから26年間、ザールは大切な友達として連絡を取り続けてくれました。出会った頃はBaobab orchestraのメンバーでセネガルでは既にトップクラスなのに、なんで楽器も弾けずぷらぷらしてた自分にかまってくれたのだろうか。今でも不思議なんだけど、そのことを彼に聞いても「合う人との関係は続く。そうじゃない人とは続かない」という答えしか返ってこない。まあそうなんだけどさ(笑) そうして26年越しの初共演が、彼が来たがっていたこの日本で今年実現しました。今のところこれは自分の人生の中で一番ドラマチックなことかもしれない。あの頃の自分に、お前は将来ミュージシャンになるんだぞ、って教えたらアフリカにもっと長く滞在して色々吸収しようとしたのだろうか?まあわかんないですけど、人生って面白いことが起こるんですね。
細々と連絡が続いて25年、去年ザールが現在居住するカナダに会いに行ってそれから今までの溝を埋めるように急に連絡が密になって今回のツアーが実現しました。(参考記事「2016年初夏の出来事」)会った当初から日本に行きたいと言っていた彼はとりあえずは夢をひとつ実現したということになるのでしょう。そして自分はといえば、かつて憧れたセネガルポップスをその道のマエストロと共演したということです。今のところそれ以上それ以下でもないのですが、、、 幸いザールは日本のメンバーをえらく気に入ってくれてJapon Daagouというユニットとしてやっていきたい意向なので、彼との関係はもっとディープになって他の人を巻き込んだ第2章が始まったといって良いでしょう。来年も何か動きがあると思うのでよろしくお願いします。
私、今回は日本のメンバー、つの犬さん・あらかり大輔さん・そして音楽ディレクター木村秀子さんからも多くのことを学びました。ザールが気に入って然るべき人たちです。要所で穴を埋めてくれた佐山智英氏、大澤和樹氏もgood jobでした。複数回見にきてくれた方が何人かいたのはすごく嬉しく励みになりました。
最後に2つのツアーに関わってくれた全ての方にこの場を借りてお礼申し上げます。
#11の方は新曲少なめ、春にレコーディングしたこともあり、気分的にもちょっと余裕があって今まで以上に楽しいツアーでした。来年がレコ発になると思います。ファビオ(g)嘉本(ds)ラインの丁々発止のやり取りも面白く、盤石かつ茶目っ気たっぷりのアンサンブルが披露できるでしょう。よろしくお願いします!
そして後半はセネガルのマスターミュージシャン、Zale Seckとのツアー。木村(p)土村(b)共にアフリカ絡みの音楽の演奏が今年に入って増えましたが、このイベントに向けた下準備だったと言っていいでしょう。
ステージでザールの放つ熱気が会場の全ての人を巻き込んで、それがSNSで拡散されてツアーが進むに連れてオーディエンスも大きくなっていった、まるで勢力を強めながら北上する台風のようなツアーでした。最終公演をもって温帯低気圧に変わりました、という感じですかね。
出す音からすごい人だなというのはわかるんだけど、在日セネガル人の著名ミュージシャンが彼を慕ってライブに表敬訪問するのを目の当たりにしてやっぱりすごいんだと改めてわかるわけです(笑) 乱暴を承知で彼の音楽をまとめると、親しみやすいメロディに複雑なキメを要所に織り込んでセネガルっぽく料理したもの。ひたすら楽しい音楽だけど歌詞は示唆的な内容が多くて奥行きのある世界です。しかしステージでの圧倒的なパフォーマンスの裏には日常生活での心身へのケアがあって、またそれが50代後半とは思えぬ若々しさにもつながっています。本当に多くのことを教えてもらいました。
ミュージシャンになるつもりもなくただ好きだったアフリカ音楽を見てみたいという衝動でセネガルに行った20代前半の自分と知り合ってから26年間、ザールは大切な友達として連絡を取り続けてくれました。出会った頃はBaobab orchestraのメンバーでセネガルでは既にトップクラスなのに、なんで楽器も弾けずぷらぷらしてた自分にかまってくれたのだろうか。今でも不思議なんだけど、そのことを彼に聞いても「合う人との関係は続く。そうじゃない人とは続かない」という答えしか返ってこない。まあそうなんだけどさ(笑) そうして26年越しの初共演が、彼が来たがっていたこの日本で今年実現しました。今のところこれは自分の人生の中で一番ドラマチックなことかもしれない。あの頃の自分に、お前は将来ミュージシャンになるんだぞ、って教えたらアフリカにもっと長く滞在して色々吸収しようとしたのだろうか?まあわかんないですけど、人生って面白いことが起こるんですね。
細々と連絡が続いて25年、去年ザールが現在居住するカナダに会いに行ってそれから今までの溝を埋めるように急に連絡が密になって今回のツアーが実現しました。(参考記事「2016年初夏の出来事」)会った当初から日本に行きたいと言っていた彼はとりあえずは夢をひとつ実現したということになるのでしょう。そして自分はといえば、かつて憧れたセネガルポップスをその道のマエストロと共演したということです。今のところそれ以上それ以下でもないのですが、、、 幸いザールは日本のメンバーをえらく気に入ってくれてJapon Daagouというユニットとしてやっていきたい意向なので、彼との関係はもっとディープになって他の人を巻き込んだ第2章が始まったといって良いでしょう。来年も何か動きがあると思うのでよろしくお願いします。
私、今回は日本のメンバー、つの犬さん・あらかり大輔さん・そして音楽ディレクター木村秀子さんからも多くのことを学びました。ザールが気に入って然るべき人たちです。要所で穴を埋めてくれた佐山智英氏、大澤和樹氏もgood jobでした。複数回見にきてくれた方が何人かいたのはすごく嬉しく励みになりました。
最後に2つのツアーに関わってくれた全ての方にこの場を借りてお礼申し上げます。
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