図書館、行く?

本の紹介~獅子文六

本日は獅子文六のお誕生日
1893(明治26)年生まれです。

昭和を代表する流行作家 
多くの作品が映像化されるなど
たいへんな人気があったようです。

1950(昭和25)年に大磯へ引っ越してこられました。

昭和29年から35年まで開催されていた
大磯カーニバル
大磯町の夏の行事で
花火、相撲大会、撮影大会、民謡踊り大会、仮装パレードなどが開催され
とても賑やかな催しだったようですが
この審査員を務めていたこともあります。
大磯町広報の
13号(昭和29年8月15日号)

昭和30年7月18日号 カーニバル特報
第13号(昭和31年7月25日号)
第22号(昭和32年6月25日号)
第24号(昭和32年9月15日号)
第28号(昭和33年7月25日号)
などご覧いただくと、
このカーニバルに獅子文六だけでなく
安田靫彦、福田恆存、大岡昇平、濱谷浩など
大磯ゆかりの文化人の名前をみつけることができます。

作品中に大磯が登場するものもあります。

「自由学校」では主人公の叔父が大磯に住んでいる設定で
読んでいると、あ、あのお店かな?あの辺りの景色かな?などの楽しみもあります。

「娘と私」「父の乳」は自伝小説なので
大磯での暮らしが見えてきます。

2016年10月の読書会で「コーヒーと恋愛」を取り上げました。
その時の参加者の感想です。
  ・コーヒー道を極めたいというところに、物事を極めようとする日本人の特徴を感じた。
  ・獅子文六はフランスに洋行していたことがあり、考え方がリベラルだ。女性の感情がよくわかる。
  ・おしゃれな小説。東京にコーヒーを飲みにいくのがあこがれだった。新劇などの時代背景に懐かしさを感じながら読んだ。
  ・主人公の女性が最後に決めた今後の生き方。その結末が現在の女性の生き方と似ている。だからこの本が今の時代に読まれるのだと思った。

2017年にNHK土曜時代ドラマ「悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語」が放送されました。
ここで再ブレイク?
2017年にちくま文庫から多くの作品が刊行されました。

昨年12月7日から3月3日まで開催された神奈川近代文学館の企画展・収蔵コレクション展18「没後50年 獅子文六展」で上映したフォトムービーがWeb公開されています。
神奈川近代文学館 デジタル文学館〈獅子文六〉

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