6月4日(土)1時30分より大岡昇平の<事件>の読書会が開かれました。
コーディネーターの石井さんから作家略歴、作品解説、時代背景など
細かな説明を受けました。
また、大磯図書館にある大岡文庫を設置された方から、大岡昇平氏を訪問し
本を譲り受けた経緯など当時の興味深い話もありました。
大磯に関係のある文面に付箋をつけた大岡文庫の展示もあり、作家を身近に感じられる時間となりました。
意見交換
⚫専門家への膨大な取材を基にした緻密な裁判小説に圧倒された。
⚫人々の思惑、裁判所の裏側、経歴や立場によるそれぞれの考え方など、
いろんな角度から結論へ導こうとしていて面白い。
⚫冤罪に巻き込まれたら自分はどうなるのかを想像することもあるので、
裁判のシステムについてこの機会に考えた。
⚫舞台が架空とはいえ神奈川県の小さな町なので、地理や時代描写が身近に感じられ、
とても共感しながら読んだ。
次回は大磯にゆかりのある作家の第2回目、10月1日(土)獅子文六<コーヒーと恋愛>を行います。
参加者 4名
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