1936(昭和11)年の今日起こった二・二六事件。
陸軍の現役青年将校らが1400人の兵士を率いて首相官邸などを襲撃し、
永田町一帯を占拠した、クーデター未遂事件です。
国立国会図書館のウェブページに
暴動を鎮めるために書かれた「陸軍大臣告示」が紹介されています。
今日はその凶刃に倒れた1人
高橋是清について
嘉永7年閏7月27日(1854年9月19日)〜1936(昭和11)年2月26日
生まれて3,4日で、仙台藩の高橋家に里子に出され
12歳で横浜へ洋学修行、13歳で留学と思い渡米するも、奴隷となり
帰国した時には、仙台藩は賊軍となっていて・・・
というように波乱に満ちた人生
明治20年(1887)特許局長
25年日本銀行に入行
32年日本銀行副総裁
44年日本銀行総裁に就任
第1次山本、原各内閣蔵相、立憲政友会総裁を歴任し、大正10年(1921)首相となる
加藤(高)内閣の農商務相、田中(義)、犬養、斎藤、岡田各内閣の蔵相を歴任
明治32年、葉山に別荘を建てられたようです。
海辺の憩い -湘南別荘物語-
島本千也/著 島本千也 2000年
「高橋是清と葉山」に別荘の写真が掲載されています。
随想録
高橋 是清/著 中央公論新社 2010年
高橋是清自伝 上・下 中公文庫
高橋 是清/著 上塚 司/編 中央公論新社 2018年
小説
天佑なり -高橋是清・百年前の日本国債- 上 ・下
幸田 真音/著 角川書店 2013年
生を踏んで恐れず -高橋是清の生涯-
津本陽/著 幻冬舎 1998年
文庫版もあります。