”テンノウバンザイ”がまかり通った
教育のプロパガンダについて
(社・法)歴史教育者協議会事務局長の
丸浜昭さんが語っています(抜粋)↓
「この都合の悪いことには目を向けさせない、
神話のようなものを押しつけるというようなことを
やりがちなのが時の政治勢力です。
そのことで日本の国民が大変悲惨な体験をしたのが、
戦前の教育、とりわけ歴史教育でした。
戦前の小学校では縄文時代などは教えられず、
教科書は国定で、
日本の歴史は神である天皇が空から降りてきた
という神話から始められました。
そして、天皇を中心にした歴史を学ぶことを通して、
子どもたちには、天皇への敬愛の念、
日本は神である天皇が治める特別な国である
という意識が巧みに刷り込まれ、
天皇と国のために、
死も厭わず戦場に出かけていくように育てられました。
2月11日を戦前は紀元節といい、
神話に記された神である初代天皇が即位した
(日本の始まり)とされる日でした。
日清戦争でも日露戦争でも
この2月11日に向けた作戦が展開され、
紀元節を利用した日本軍大勝利の報道がなされ
国民を興奮させました。
学校では、この日には厳かな儀式が行われ、
校長はありもしない神武東征の神話や
皇室のありがたさを説き、
幼い心に日本は神の国、特別な国
という意識が植え付けられたのです。
こうして刷り込まれた歴史意識は、
アジア太平洋戦争に人々を引き込む上で
決定的ともいえる大きな役割を果たしました。
たちは、国・政府が学校教育などを通して
人々の思想を統制してきたこの戦前の歴史を深く反省し、
その歴史の象徴であるかつての紀元節が
「建国記念の日」とされたことに反対して集会を続けてきました。
それは、私たちが思想の自由を守り
自主的・自覚的に歴史の真実を学ぶことに対し、
国・政府などが教育や学校を通して
国民の歴史意識を操ることを絶対に繰り返させてはならない、
と考えるからです。
かつての紀元節を建国記念の日とすることは、
この戦前の歴史の反省を曖昧にし
それに目を向けさせないことにつながります。」
詳細は以下に↓
法学館憲法研究所
人々は
互いに思いやって
困っている人々には
手を差し伸べたりすれば良いけど
”絆&一丸”になる必要はないな・・
教育のプロパガンダについて
(社・法)歴史教育者協議会事務局長の
丸浜昭さんが語っています(抜粋)↓
「この都合の悪いことには目を向けさせない、
神話のようなものを押しつけるというようなことを
やりがちなのが時の政治勢力です。
そのことで日本の国民が大変悲惨な体験をしたのが、
戦前の教育、とりわけ歴史教育でした。
戦前の小学校では縄文時代などは教えられず、
教科書は国定で、
日本の歴史は神である天皇が空から降りてきた
という神話から始められました。
そして、天皇を中心にした歴史を学ぶことを通して、
子どもたちには、天皇への敬愛の念、
日本は神である天皇が治める特別な国である
という意識が巧みに刷り込まれ、
天皇と国のために、
死も厭わず戦場に出かけていくように育てられました。
2月11日を戦前は紀元節といい、
神話に記された神である初代天皇が即位した
(日本の始まり)とされる日でした。
日清戦争でも日露戦争でも
この2月11日に向けた作戦が展開され、
紀元節を利用した日本軍大勝利の報道がなされ
国民を興奮させました。
学校では、この日には厳かな儀式が行われ、
校長はありもしない神武東征の神話や
皇室のありがたさを説き、
幼い心に日本は神の国、特別な国
という意識が植え付けられたのです。
こうして刷り込まれた歴史意識は、
アジア太平洋戦争に人々を引き込む上で
決定的ともいえる大きな役割を果たしました。
たちは、国・政府が学校教育などを通して
人々の思想を統制してきたこの戦前の歴史を深く反省し、
その歴史の象徴であるかつての紀元節が
「建国記念の日」とされたことに反対して集会を続けてきました。
それは、私たちが思想の自由を守り
自主的・自覚的に歴史の真実を学ぶことに対し、
国・政府などが教育や学校を通して
国民の歴史意識を操ることを絶対に繰り返させてはならない、
と考えるからです。
かつての紀元節を建国記念の日とすることは、
この戦前の歴史の反省を曖昧にし
それに目を向けさせないことにつながります。」
詳細は以下に↓
法学館憲法研究所
人々は
互いに思いやって
困っている人々には
手を差し伸べたりすれば良いけど
”絆&一丸”になる必要はないな・・