手ぬぐいってなに？ いまさら聞けない手ぬぐいの歴史と活用方法

手ぬぐいってなに？　いまさら聞けない手ぬぐいの歴史と活用方法


３０歳位の若い世代では、手ぬぐい自体知らない人が多いと思います。

昭和世代でかろうじて知っているくらいでしょう。手ぬぐいは江戸時代から昭和３０年くらいまでタオルやハンカチの代わりに使われていました。綿100％で出来ている手ぬぐいは水分の吸水性が良く使えば使うほど柔らかくなるので昔は重宝していました。

織り方は平織りで作られていて凹凸のない生地です。生地自体は室町時代からありましたが、この頃は神様への献上品の扱いでした。江戸時代には庶民が銭湯などで使うようになり広く普及しました。

昭和に入り西洋からタオルが入ってきました。タオルは手ぬぐいと同じ綿100％で出来ていますがループ状に織り上げているので手ぬぐいより水分を大量に蓄えることが出来るので、何度も絞って使う手ぬぐいに置き換わっていきました。

令和に入り、手ぬぐいの良さがクローズアップされています。

タオルと違い手ぬぐいは沢山の水分を蓄えることが出来ない分発散性に優れています。すぐ乾くのです。乾く時には気化熱が発生します。この気化熱を利用することで、濡らして首に巻くと涼しいという効果があります。

タオルでは、蒸れるので暑く感じます。熱中症予防に手ぬぐいが使えるというのが認知されてきました。普段の家事や仕事中でも濡らして首に巻くだけで涼しく感じます。また、山登りなどのスポーツにも使えます。乾いたら濡らして巻くだけで涼しく感じます。

剣道で使うだけでなく色々な方面で使える手ぬぐいを利用してください。

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