大学の単位試験論文「日本の方言A」の清書が終わり再度読み返してみたら、あらーーーー!
今回の論文で分かったことは、江戸っ子だから「ひ」が「し」になるわけでなく、関東以北の地域は方言的に「ひ」が「し」になっている。そして関東地域では「ひ」と「し」が入り乱れている。関西では「し」が「ひ」である。
これは関東から東北、北海道で使われるが、福島や千葉では「ひゃっこい」も使われる
「しちじょうえき」と発音すると、古語の「しっじょう」に関係して「四条」に聞こえてしまう。
一部のアナウンスでは「ななじょう」というところもあるようだ。
「七条」の看板にはローマ字で「Shichijou」と書かれているので、発音的には「しちじょう」
「しつこい」を「ひつこい」、「敷く」を「ひく」といっていた。この間違いは、パソコンでの文字変換でエラーになるところから確認ができた。
「ひ」と「し」の揺れは、ズーズー弁が影響している。
言葉の変化は、昔永六輔さんがCMで放送した「かろのうろん」も同じ形態。「だぢづでど」が「らりるれろ」になる。
私の名前は関東以北の人には言いにくいが、関西に彫都にはそうでもないということ
また、「ひ」と口を横に開いてから「と」と口をすぼめ、この動作を2回するのは「きゅりーぱみゅぱみゅ」と同じで言いにくい。
そして「ひ」が「し」になる地域ではもっと言いにくい。「ひ」をいえる地域は、関東以北の地域の人より言いやすいと思われた。
だから、中学のころ知り合った道場の後輩の江戸っ子には「じんじろ」と言われていた。