あたりのドウダンツツジが真っ赤になった。
楓の葉も、ようやく赤く、散り始めてきた。
この頃になると、年賀状の挨拶を考える。
昨年は、退職はまだまだ先のこと、
そんな思いがあったのだろう。
ずいぶん、のんびりした挨拶になった。
いよいよ、今度の春の退職、
今年の挨拶は少し寂しいものになりそうだ。
ようい、ドン!
またひとつ、ゴールのテープをきる。
泣いたり、
笑ったり、
汗した自分に、
心の中で、「よくやった」。
一緒に走ったあなたには、
大きな声で、「おめでとう」。
走るぼくらに、
景色が映った。
風を感じた。
景色の中のあなたにも、
心を込めた、「ありがとう」。
「よ―い、ドン」。
また新しいスタート。