主な外壁(装)材は、住まいを守ると同時に、住まいの寿命にも関わる重要な建材。
ひとくちに外装(壁)材といっても多種多様。種類・特長などの基礎知識を確認しておきましょう。
主な外壁(装)材の趣味には、大きく分けて以下のようなものがあります。
■サイディング
窯業系と金属、木質系の3種類があります。
工場生産のための品質が均一、比較的低価格な素材です。
施工性が高く、リフォーム向けの商品も多くなってきています。
■モルタル・塗り壁
モルタルを下地に樹脂系の素材や漆喰、珪藻土を塗装とする方法。
最近は健康住宅への関心や環境への配慮から、漆喰や珪藻土など自然素材の塗り替えも増えています。吸放湿性能が優れカビや最近も発生しにくい。
■タイル
湿式工法から乾式工法に移行してきています。施工が容易で、剥離や落下心配がなく、既存の壁の上に貼り付けられ、軽量化で躯体への負担を軽減したリフォーム向けの商品も増えています。
色落ちや劣化の心配はほとんどなく、基本的にはメンテナンスも不要です。
価格はやや高めです。
■レンガ・ブリック
軽量化し、形状を工夫するなどで施工性を高めた商品も出てきました。
バリエーションも広がり、デザインも豊富になっています。
■セラミック外壁
焼き物のようなガラス質を表面としたもの。親水性のあるセラミックに汚れは雨水で流れ、耐熱、耐水、耐火性にも優れる素材です。色あせや劣化の心配もなく、メンテナンスはほとんど不要です。価格は高額ですが、長期的には割安になることも。
■ALC
石灰質材料とけい酸質材料を微粉末にして硬化させたものです。耐火性能が高く、加工が簡単という特徴も。
外壁(装)材だけのことではありませんが施工が完了すれば終わり!ではありません。
メンテナンスや修理、リフォームが必ず必要です。
そのため、日々のお手入れ方法や定期的な点検方法メンテナンス費用、保証など。
できる限り、長期的な視野で選ぶようにしましょう。