oteshio日記

oteshio店主の日常

着付けの事。(その3)

2015年01月31日 | oteshioの着物
着付けをする時に必要な物のお話をしたいと思います。

私が着物を着るときには、正絹(しょうけん)の伊達締め2本と
モスリンも腰ひも一本で着ています。
その他に、帯枕、帯板、襟芯(使わない時もあります)
あと、名古屋帯を結ぶ時に仮紐を一本使うくらいです。
補正も、ほとんどしていません。
私の場合は、さらしを巻くほど胸がないので(笑)胸には、手拭いを入れるくらいです。
(あっ、胸のある方は、さらしをを巻くと綺麗です)

着付けをしていてよく思うのですが、◯◯が無ければ着物が着れない‼と、
言うことはありません‼実際に私は、上記のものだけで着物を着ているわけですから、
もちろん、便利かなぁ~と思うものもありますけれど、結局はだんだんシンプルになりました。

着崩れ無いように着物を着るのではなく、着崩れても直せるように着物を着ることをお勧めします。そうしますと必要な物は、自然とシンプルになってきます。

着物を着ることを、あえて難しく考えないで下さい。
全然、難しくないのです。





写真は、新しく入ってきた麻の長襦袢。
微妙な色合いが綺麗です。
自宅で洗う事が出来るので、とても便利ですよ‼





着物に合う眼鏡 (その2)

2015年01月30日 | oteshioの着物
着物に合う眼鏡の続きです。





上は、「natu」夏のイメージで、練り色と縹色の組み合わせ
下は、「aki」 秋のイメージで、海老茶色と海松藍色の組み合わせ

眼鏡のデザインは、perfect numberさんにお願いをして、
色をこちらで指定しました。

洋服で合う眼鏡でも、着物の時には色や質感が合わないなぁ~と、
思う事が多かったのですが、着物から発信する眼鏡は、無理なく洋服にも合うので、
実際に掛けて下さっている方からも、とても評判が良く、ホッと、しているところです(笑)


そこで、第2弾!!
「着物に合う眼鏡展」を企画しました。
フレームは、こちらで提案出来ますが、レンズに関しては、どうしても無理なので
美唄の人気眼鏡店の「メガネの三愛」の倉知さんの協力を得て、
2月20日(金)21日(土)の二日間ですが、
「AKITTO」の眼鏡を中心にデザイナーの川上明仁さんをoteshioに迎え開催致します。

カッコいい眼鏡を掛けて、素敵な着物姿を完成させたいですね。



岩下 江美佳さんの事

2015年01月29日 | イベント
2月6日からの「江戸小紋と女流作家4人展」では、
今回は、着物と帯は、岩下江美佳さんの作品を中心に展示販売致します。

岩下さんが、初めてoteshioで展示会をしたのが、2008年12月。
あれから毎年一回oteshioの展示会に岩下さんが来るようになって、早いもので7年がたちました。

最初は、女性で初めての東京染め小紋の伝統工芸士と聞いて、どんな方がいらっしゃるのかと思いましたが、
ご本人は、若くて凛として気負いがなく、作品も「そうそう・・こんな江戸小紋が着たかった・・」と、思える
女性ならではの感性を持った、今までにない江戸小紋の着物・帯でした。

初めてoteshioに来た時に岩下さんは、真っ白な外を見て雪が大好きでと言いながら、
雪の結晶の模様を紙に描いて、その次の年には、雪模様の伊勢型紙に、自分で彫った雪の結晶を
散らして、それはそれは素敵な着物地を仕上げてきました。


「日本のおしゃれ72候」の137頁


そんな風に毎年、毎年、進化する岩下さんの作品を、oteshioのお客様と一緒に
見る事が出来るのは、なんて、楽しく贅沢な事でしょう・・・今年も年に一回のその時期がやってきました。
そして今回は、どんな岩下さんの着物・帯に出会えるのか・・
皆さんと一緒に楽しみたいと思います。


タンポポをモチーフにした、紬地の帯地







帯留め

2015年01月28日 | イベント
2月6日(金)~8日(日)から開催する「江戸小紋と女流作家4人展」では、
石橋千絵子さんの銀細工の帯留めが、初めて参加します。





もともとは、銀の飾り簪(かんざし)の職人さんですが、
岩下さんがお願いをして、帯留めを作ってもらったところ好評で
今回、oteshioに作品が来る事となりました。

岩下さんが、染める型紙の柄ともシンクロして、今までにない
帯と帯留めの一体感が味わえると思います。
あるようで、なかった!まさしく、oteshio風な作品ですので、
ぜひ、ご覧になって下さい。

こちらは、おなじみの九谷焼きに赤絵を施した織田恵美さんの帯留めになります。
すべて、手描きです。この細やかさには、毎回驚かされます。驚異です(笑)
実際に帯に合わせてみると、さりげなく、帯をボトムアップをしてくれる素晴らしい帯留めです!!



あと、江戸切子の小川郁子さんの帯留めも来る予定です。
どの作家さんも、何時の間にか、売れっ子になってしまいました。
でも年に一回oteshioに作品が来て下さいます。幸せな事です。
皆様、お待ちしています。



大寒 次候 Swamps are covered with thick and hard ice

2015年01月27日 | oteshio72候
大寒と言うのに、ずいぶん暖かい日が続いています。
でも、油断は禁物!
このまま春になればいいのに・・・と、思いながら、
まだ、スキーに行っていない自分にビックリ!!
来月こそは、スキーに行こうと思います。
だから、もう少し冬でいて下さい(笑)



今回は、渋い色合いでいきたいと思います。
沖縄の手織りの紬に同じく琉球絣の名古屋帯です。
最近、少し日が長くなって来たのが、実感出来ますね。
着物と帯は鶸色(ひわいろ)の同色の色合いで、渋い感じなのですが、
帯締めは、菜の花色、帯揚げは、千草色にしてみました。
帯締めと帯揚げの分量は、全体の色からみるとほんの少しですが、
その少しの色を、ちょっと変えるだけで、気持ちや季節が変わります。
ぜひ、皆さんもお試し下さい。






oteshioの花 (その2)

2015年01月24日 | Weblog


この間のケイトウに続き、昨年の9月に種を蒔いて、
なんとなく、育てていた草が、ある日突然、花を咲かせました!
もう…ビックリです‼
もう、可愛いくって。
ケイトウの花も、まだまだ元気です‼
こちらも、可愛いですね~



oteshio market 明日まで開催中です。








大寒 初候 Butterbur sprouts flowers

2015年01月23日 | oteshio72候
大寒の初候になりました。

今年の札幌は、吹雪かと思うと次の日には、暖かくなって雪がとけ、
足元がぐちゃぐちゃだったり、急に気温が下がり、ツルツルになったりと、
目まぐるしく変わります。
一番困るのは、着物の時の足元ですね。防寒草履にしようか?雪下駄にしようか?
私は足元がぐちゃぐちゃの時は雪下駄にして、ツルツルの時は防寒草履にしています。
着物を着て、転ぶのだけは避けたいので、すごく緊張して歩いています。
もう・・クタクタです(笑)



着物は、桑茶色の薇(ぜんまい)紬。
帯は、カンタの名古屋帯。
左のベンガルのカンタの生地から作った帯です。
カンタの帯は、紬でも柔らかい小紋でも、袷でも単衣でも合わせる事が出来る
本当に心強い帯です。







今日からoteshio market(おてしお マーケット)開催です。

2015年01月22日 | イベント
いよいよ今日から、「oteshio market (おてしお マーケット)」開催です。

今回は、何があるのでしょうか?
実はこの企画は、ナムリン(名村さん)が主宰なので、私も当日でなければわからないのです(笑)
でも、今回は、びっくりな物もあるようですので、楽しみにして下さい。

新しい着物と帯も少しですが入りました。(こちらは、私が担当です)
そちらも合わせてご覧下さい。

「oteshio market (おてしお マーケット)」

1月22日(木)~25日(日) 午前11時~午後7時まで





色うるおい講座

2015年01月21日 | Weblog
雑誌「七緒」でも紹介された、「色うるおい講座」です。

とても好評で2月の講座はすぐに定員になりましたので、
2月16日・月曜日に講座を一日増やしました。
色の勉強をoteshioにある着物と帯と小物を使って
楽しく分かる仕組みになっています。

講座の平山先生のお着物姿もとっても素敵です。
ご都合の合う方は、今でしたらまだ空きがございますので、ご連絡下さい。





楽しいですよ!!




着付けの事。(その2)

2015年01月20日 | oteshioの着物
oteshioの着物の着付けですが、
最初に目的をハッキリさせましょう。
1・自分で着物を着て、お出掛けしたい。
2・自分で着物を着て、結婚式に出席したい。
3・人に着物を着せるようになりたい。

2の方は、結婚式に出席するのが目的でしたら、式場等の着付けのプロの方に
お願いしましょう。数時間過ごすだけですから、その方が奇麗ですし、その為に
着物の着方をおぼえても身につきません。

3の方は、ひとつの資格として捉えているのでしたら、本格的な着付け教室に行って
色々なシチュエーションの着付けを学ばれたら良いと思われます。

oteshioでの着付けは、1のとりあえず、ご自分で着付けをしてお出かけしたい方が対象です。
なので、着付けの流れとして最初は、長襦袢の着方と着物の着方を説明します。
その次に帯ですが、初めての方はそこが難関です。
そこで、oteshioでは、まず着物姿にするのが目的ですので、半幅帯の締め方を先に説明します。
(必ず!と言う訳ではありません。名古屋帯でも袋帯でも締め方のレクチャーは致します)
半幅は、前で帯を締めるので、初めての方でも簡単に形になります。



そうしますと、次回は、着物に半幅帯をご自分で締めて来て、名古屋帯か袋帯の練習をします。
とにかく着物姿になる事が、着付けの一番の早道だと思うのです。

続く・・・