オヤジっちの週末超スローライフ

日本一周ぶら下り(今治)


日本一周をしている監督にぶら下がるために松山に向かった。国内では初の飛行機輪行です。

朝4時に起床。本当はウキウキしていてあまり眠れなかった(笑)。夜が明けぬ午前5時半に自宅を出発。完全防寒で本厚木駅の空港リムジンバスのバス停まで走る。それにしても寒い。四国は少しは暖かく感じるのだろうか?

DAHONなので輪行の準備は簡単に済む。切符売りのオジサンに色々話しかけられながら輪行バックに収納し缶コーヒーで暖をとりながらバスを待つ。

出発の5分前にバスが到着。完全予約制の割にはこの時期のせいか乗客は数名。定刻通り6時に出発し1時間で羽田空港へ到着した。

ネットの情報では国内線では自転車をかなり丁寧に扱ってくれると聞いていたが、噂のとおり本当に丁寧に扱ってくれる。しかも重さが20キロまでは無料なので追加費用も掛からない。自転車を横にしてもいいのかまで聞いてくれるし、一点の傷も許せない神経質な人はプチプチとかで保護したほうがいいかもしれないが通常の梱包で俺的には問題なかった。到着空港では荷物と一緒にベルトコンベヤーなどには乗ってきません。係員が「自転車をお預けしたお役様~」と声を掛けて手渡しで運んでくれます。

注意点としてはオイル、エアガスボンベは国際線同様にNG。タイヤの空気は6キロ入れたままでしたが抜かなくても問題ありませんでした。


1000円プラスでクラスJにグレードアップできると勧められ...。飲み物も選択が広がるし、お替わりもできるし、ゆったり座れるし1000円の価値は十分あります。

さて、今日最大の難関は金属探知機ゲート。ズボンはベルトの無いものにしてあるし、靴も普通のスニーカーだし、もしピーッと鳴るとすれば...。チタン(困)。

ドキドキしながらゲートを通過するとセーフ。いつもかなりの確率で引っかかるのだが...。保父さんが言っていた体内の金属は検知しないというのは本当でした(驚)。


あとはこいつか。実は俺的にはこいつがあまり好きではないんです(涙)。

定刻通り羽田空港を午前8時に出発して松山空港に9時30分に到着。久しぶりに監督と再会です。


チョット日焼けした監督は少し逞しくなったような...気がする?


愛媛特産の「ぶんたん」でウエルカムしてくれました。


柑橘系の果実で八朔に似ているような気がします。


準備をおえて午前10時に出発。2日間ですが日本一周にぶら下がります。


出発して間もなく道がなくなった...。話していたら曲がり損ねて松山港に来てしまった。さすがに日本一周をしているだけあって慌てることもなく、大体の方向を目指して進む。まあ、GPSも装備していたので(笑)。

JR予讃線に沿うように穏やかな瀬戸内海を眺めながら今治に向かって北上する。今日は監督の単独日本一周を邪魔しないようにぶら下がりなので前を牽くことはない。が、それにしてもあの自転車でこのスピード(驚)。

このままでは午後2時には今治についてしまうので後ろから「は・や・い~」とやる気をそぐような掛け声でブレーキを掛ける(笑)。


コンビニで水を補給すると「霧島の水」とな!。島違いだけどいいのか?


日本一周の装備と1泊2日の装備を比較。監督の自転車は総重量で30キロを超えているそうです。


国道を離れチョット寄り道してみる。鹿島には橋がなく渡し船で行きます。


渡し船には本物の鹿様が乗っておられます(嘘)。思わず乗ってみたいと思ったのだが「渡っても何にも無さそうですね」と冷静な監督の意見に撃沈(悲)。


引きずっているわけではないが鹿島と瀬戸内海をバックに記念撮影。瀬戸内海にはひょっこりひょうたん島がいっぱいあります。


昼食は道の駅「早風の郷 早和里」でぼっかけ丼定食(¥850)。けんちん汁を甘くした感じで中にご飯が入っています。身体も温まるし美味しいですよ。


デザートは黒糖ときな子をまぶした出来立てのドーナッツ。モチモチ感があって美味しく頂きました。


食後も国道196号線、通称今治街道を北上します。相変わらず監督のペースは落ちることなく高回転で漕ぎ続けます。しかも登り坂ではダンシングしています。あの30キロもある自転車でダンシングするなんて!。普通なら自転車を振った時に転倒してしまうところだが、監督曰く極力自転車を垂直にしてダンシングするのがポイントだとか。

監督はもう本物の自転車乗りだわ(真)。

完全に抜かれたな(笑)。

このまま今治街道を走っていたらあと1時間で今治についてしまうので、県道15号線から166号線に入って大角鼻を目指します。途中で県道ならではの激坂をクリアしないといけませんが訪れる価値は十分ありました。


大角鼻では来島海峡大橋を眺めることが出来ます。明日が楽しみだ!


展望台に上がると瀬戸内海の島々が一望できました。最高だよ瀬戸内海。


今治に到着したのは午後3時半。宿は貸し切り状態で今日の宿泊客は俺たちだけ。老夫婦が経営しているさわ屋みたいな旅館でシーズン中はお遍路さんが宿泊する施設のようだ。お風呂がまだ沸いていなかったので明日の電車の時間変更のために駅まで散策。


今治駅駅前にはジャイアントのショップがあり、しまなみ海道グッツを販売しています。日程が合わずに参加できなかった保父さんのお土産にしまなみ海道手拭いをゲットしました。

宿に戻りお風呂でリセットしたら今治名物焼き鳥店に直行。今日の宴は宿のおばちゃんお勧めでネットでも紹介されていた鳥林。


さすが人気店で混んでいるが観光客は俺たちだけ。地元の若い人や家族連れで賑わっていました。


名物の鳥ザンギ。いわゆる手羽先の唐揚げみたいな感じです。


刺身も新鮮で甘くて美味しい。


これは皮。今治の焼き鳥は串にさすのではなく鉄板で焼くようです。


骨付きの手羽焼きは絶品だね!。お酒がすすみます。


監督は若者らしく冷酒でキュッと。


オヤジは燗酒をコップでグビッと。監督は燗酒のアルミカップを見たことがないとか。年代の差を感じるな~。


日本一周の後半の写真を見せてもらいながら色々な話を聞くことが出来ました。皆さん期待の「あき竹城」とはまだ出会ってないようですが、屋久島で...。詳細は帰還したら本人に聞いてください(笑)。

なんか自転車乗りとして、久しぶりにすごく楽しいお酒を飲むことが出来ました。楽しそうに飄々と話す監督ですが、いつの間にか次のステップを目指し目標を立てているようでした。

俺ももっと頑張んなきゃ!というポジティブな気持ちになりながら、尽きない自転車談義に花を咲かせた今治の夜でした。やっぱり男は度胸と実行力だね。

ぶら下がりに来て良かった~。

明日は憧れの「しまなみ海道」を走ります。

Dst.67.4Km Ave.19.2Km Max42.1Km

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