えんぴつとぺんω

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ペン画(甥)・回転寿司。

2008年11月03日 | デッサン・スケッチ
父親が亡くなって間もなく、知り合いに連れられ焼肉店に行った時、急に泣きそうになって下向いて涙こらえた事がありました。
店に入るなり何だか寂しい気分になって、席に着いた途端涙が出そうになって・・・・・何が何だか自分でも分からなかったけど
帰りの車内、その話してる中ある思い出が頭によぎりました。

前年の夏、母親が入院してて、退院したばかりの父親は自分で運転して見舞いに行く毎日で、
僕は仕事が早く終わると、そのまま拾ってもらって病院へ行く日々を過ごしてました。

ある日、病院へ行く途中、急に父親が「回転寿司食べたくなった」って言って、近くのすし屋に入って昼食をとった。
約8年ぶりの2人だけでの外食、向かい合わせに座って何でもない会話、極普通の昼食をとっただけの時間。
その時正面にいた父親の顔、手術の影響で歪んだ顔、痩せた肩、痩せた首、痩せた指。
その姿を焼肉店の「空気」が思い出させたんだと思います、店の空気が忘れられない思い出に変えてくれたんだと思います。

その夏は、きつい荷揚げの仕事と病院の行ったり来たりで、いい思い出なんかないって思ってたけど・・・・・・・戻りたいですね、1日でいいから戻りたい。
で、もう一度父親の車で母親の見舞いに行って、リハビリに付き合って、病室まで戻る途中にコーヒー飲んで、買い物して帰って・・・・・・・・。
今から思うと幸せな時間だったのかも知れないです、家族が揃うのは病院だったけど、幸せな時間だったのかも知れないです。

それ以前にも思い出は沢山あるのはずなのに、思い出すのはこの夏の出来事ばかり・・・・。

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2 コメント

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そうですね・・・ (弾正)
2008-11-04 00:12:15
私は母の最期の瞬間は看取れなかったけれど、それまでの母の病院への行き来・・・

幸せだったかもしれません。
辛かったけれど・・・幸せだったのかもしれません。

たった今気付いた事だけれど、「幸」「辛」と言う漢字は、たった一画違いなのですね。

それだけ幸せと辛さは紙一重なのかもしれませんね。
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こんにちは弾正さん。 (ウィンキー)
2008-11-04 11:35:03
病気する以前は平凡過ぎたのかなって思う事あります。
この生活が当たり前でいつまでも続くって思いますよね。
でも家族の死を間近に感じてからの方が、
家族の事を考えれるようになったのかもって思います。

辛い事を経験したら、より幸せを実感できる気がしますね。
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