長径30センチ超え重さ7.5キロの卵巣腫瘍を摘出しました

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4.入院当日(ここにきての選択肢)

2020-12-29 17:53:00 | 入院生活
手術前日、午前中に入院手続きをしました。


部屋は4人の大部屋で私より1日早く入院した方が1人のみ。


窓際だったので少し得をした気分でしたがコロナの件もあってぎゅうぎゅうにはできないですよね。


11時に噂のポカリの下位互換のような下剤。
おいしくないですが飲めないこともなく、さらっと飲み切りました。


お昼ごはんは術前最後の常食。
楽しみにしていたのですが、、


私の期待にそうものではなく、りんごがとてもおいしく感じました。


食事中によろしくないですが、もともと下剤が効きやすい私。
食べている最中に3回抜け出しました。


食べ終わり持ってきたものを収納していると担当看護師さんや事務の方、薬剤師さんや麻酔科の先生たちが代わる代わる登場。みなさんのブログで読んだ通りでした。


入院と手術に関する説明を受けました。
なにが分からないかすら分からないのでただ聞くだけ。


そして3時にまた錠剤の下剤。


看護師さんに熱を測られるとなぜか37.2。


もともと体温の高い方ではないし体調も万全だったため夕方再度測ることに。


お次は担当の先生に呼ばれ診察。
一度で大嫌いになった内診台に乗せられたまま、傷を小さくするかの相談をされました。


なぜ今日?なぜ今?と混乱していると一度台から降ろされ椅子に座って改めて


『あなたの場合は良性か境界悪性のどちらか、強いて言うなら境界悪性疑いでみている。

開腹手術になったのはもしも境界悪性だった場合、中の悪いものがお腹の中に散らないという保証がないのと、万が一悪性だった場合も同様、悪いものを他のところへ触れさせないため。

ただ、境界悪性といってもものすごく悪いものってことではない。中身がお腹の中に出たとしてもほぼ全てきれいに掃除できるし取り除く。

悪い方を疑って大きい傷(20センチほど)を付けてしまうにはまだまだ若いし良性だったときに後悔させてしまいそう。

傷を小さくして腫瘍の中身を吸い出すという選択肢もある。』

という話をされました。


私の問題だから私が考えないといけないけど、知識や情報のない私はそんなの先生がいいと思う方にしてよという気持ち。


傷を小さくできたとして、見た目がきれいになったとしても境界悪性で取り残しがあったり悪いものが散ってしまう可能性を考えて、当初の通り大きく開く開腹手術でまるっと摘出してもらうようにしました。


元々海に行くなら水着よりTシャツとショーパンでいくタイプなので傷は治ればいいやとそれだけの理由です。


どちらにしても想像つかないし傷はいたいだろうから。


親や親戚がこの選択肢を聞いたら迷わず傷を小さくと言うに決まってたので相談せず1人で決めました。


そのあと手術室の看護師さん?が説明に来てくれたんですが、その看護師さんが優しすぎて今回初めて涙が出ました。


何か特別なことを言ってくれたわけではないけど、自分で気付かないようにしてた不安を見つけて寄り添ってくれる?ような方で、私が涙を流すのをみて看護師さんも涙ぐんでいました。


『怖いかもしれないけど、私たちが精一杯頑張りますからね!』

『明日私はいないんだけど、〇〇というスタッフがいますので、きちんとこの事お伝えするから安心してね』


ん?いないの、、?
実際やっぱりいなくて言われた方がいました。
あの涙のシーンは今でも不思議です。


担当看護師さんから手術の前まで着る浴衣のような病衣と弾性ストッキングをもらい、再度熱を測ってなんとか36度台に。


そのままシャワーの予約時間が来たためシャワー室へ。
ドライヤーの風量に気が遠くなりながらもさっぱり。


戻ると晩ごはん。


当日はクリスマスイブだったので食事はクリスマス仕様だったそうです。


私は違いますが。


鶏肉の赤ワイン煮やケーキが来るはずでした。
入院生活で1番腹が立ちました。
食い意地が強いんです。悔しかった。


その後も効きすぎる下剤に苦しみながら消灯。


朝4時にトイレで目が覚めました。



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