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この3連休は例年なら家族キャンプを楽しんでいたのだが、一日目は自分が仕事。二日目は、カミさんが仕事。
相変わらず休みがかみ合わない我が家である。
子ども達がかわいそうなので、連休中日の12日に北八ツへ山歩きに連れて行くことにした。
八ヶ岳は、夏沢峠を境に以南を南八ヶ岳、以北を北八ヶ岳(通称「北八ツ」)と呼ぶ。
南は主峰赤岳を中心にアルペン的な険しい様相を呈しているが、北八ツは山容も穏やかで静かな森と池が点在する。
いつもは南でガシガシ登っているが、今日は子ども連れ。
ゆったりのんびり景色を楽しみながらぶらぶら歩くのがいい。
そして、北八ツは自分の雪山デビューの地であり、結婚前のカミさんとハイキングに訪れた「思ひ出」の地でもある。
いつか子ども達を連れてこようと前々から思っていたのだ。
渋滞に巻き込まれないよう5時半に出発。
中央高速を快適に飛ばし、諏訪南ICで下りて299号をグイグイ登っていく。
国道の標高としては国内2番目である2127mの麦草峠を越えると…、
げ~
、どこもかしこも車だらけ。
駐車場に入れず、長蛇の列になっている。路駐もあちらこちらに…。
そうか、今は紅葉シーズンだったんだ。
素早くUターン。
峠付近のせま~いスペースに駐車。やれやれ。
身支度・荷物を整え、9時にスタート。
歩き始めると、すぐに北八ツ特有の苔むした森が広がる。
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そう、これこれ、これを子ども達に見せたかったのだ。
娘:「もののけ姫のコダマが出そうだね。」
papa:「ホントに出るんだよ。」(笑)
ここに来れば、誰でもそう思うのだ。
歩くこと10分で白駒池に到着!
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標高2000m以上では、日本最大の自然湖である。
若干紅葉のピークは過ぎたようだが、それでも目を見張る美しさがここにはある。
子ども達もしきりに「きれいだね~」を連発していた。
紅葉を楽しむために、周回の木道を歩くことにした。
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そこかしこにアマチュアカメラマンが大きな三脚を持って、自分だけの風景を切り取っている。
紅葉狩りの観光客も多い。
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子ども達は、おばあちゃんに紅葉で作った栞をプレゼントするんだと言って、綺麗な葉を探しながら歩いては止まり、止まっては歩く。
1周40分ほどで歩けるはずが、人の多さもあって、1時間かかった。
白駒山荘でトイレ休憩のあと、高見石をめざして登り開始!
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昼なお暗い森の中を緩やかに登っていく。
ここでも多くの登山者とすれ違った。
今日の北八ツはにぎやかだ。
子ども達のペースはゆっくりなので、森や苔の写真を撮りながらついていく。
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朽ちたコメツガやシラビソから、また新たな生命が育まれている。
それは、幼木であったり、苔であったり、菌類であったり、見ていて飽きない。
途中、ボウズがオモシロイものを見つけた。
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おそらくモミかトウヒの球果だと思うが、リスかなにかがかじった跡があるのだ。
ボウズは、「またリスが食べに来るかもしれないね。」といって、また木の根元にそれを置いていった。
そんなこんなで1時間かけて11時に高見石小屋に到着。
小屋のすぐ裏が高見石だ。
巨岩がいくつも積み重なるピークになっている。
子ども達は両手両足を使ってグイグイ登っていく。
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もうちょっとでてっぺんだ。
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はい、到着~。
ピークからは、先ほどの白駒池が眼下にある。
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シラビソやコメツガの黒い森にカラマツの黄葉のコントラストが絶妙である。
そして、その中に浮かぶ静寂の池。
まるでおとぎの国のよう。
昔見たスウェーデンの景色にも似ている。
子ども達も景色の美しさと風の気持ちよさを満喫しているようだ。
二人とも「お絵かきセット、持ってくればよかった~!」
かわりにボウズはピーク周辺の巨岩を登ったり下りたり、小猿の本領を発揮していた。
30分ほどピークでのんびり過ごしてから、小屋まで下りて昼食タイム。
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山メシは、おきまりのラーメン。
今日はネギとハムと缶詰の焼き鳥入り。
気温が6度しかなかったので、温かいラーメンでちょうどよかった。
食べ終わってから、小屋のテラスでひなたぼっこ。
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お菓子をむさぼり食べる。
この高見石小屋は、通年営業の山小屋。
泊まったことがなかったので、ちょっと失礼して中の写真を撮らせてもらう。
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なかなか趣のある小屋である。
冬にスノーハイキングを楽しみ、ここで1泊、星空を眺めるというのもいいなぁ。
前回のバックパックキャンプのときゲットしたバッジが、かなり子ども達の心をとらえたらしい。
今日も売店でバッジを見つけ、目を輝かせている。
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ということで、高見石小屋オリジナルバッジを購入。500円なり。
13時に小屋をあとにする。
帰りは丸山経由で麦草峠に下りる。
このルートは人が少なくていい。
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高見石からちょっと登って丸山山頂到着。2329mは本日最高地点。
ここから麦草峠にむかってどんどん下っていく。
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子ども達はだいぶ疲れてきたようで、足下を滑らす回数が増えてきた。
森の中のルートはどうしても湿っていて、不用意に足を運ぶとツルッといく。
慣れていない子ども達は慎重に下りていく。
14時15分、麦草峠に到着。
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よくがんばったね、お疲れさま~!
おまけ
仕事で来られなかったカミさんのためにお土産。
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麦草峠から国道299号を茅野方面に下った道沿いにある「腸詰屋」。
手作りハム、ソーセージの店だ。
粗挽きウィンナーと、ガーリック風味ソーセージを買った。(超美味!)
帰りがけに白州の「尾白の湯」に立ち寄り、汗を流してから帰宅の途についたが、一般道も高速もゴールデンウィーク並みの大渋滞。
自宅についたのは、23時半すぎ。
いったい何時間運転してるんだって。
山より過酷だよ…。
相変わらず休みがかみ合わない我が家である。
子ども達がかわいそうなので、連休中日の12日に北八ツへ山歩きに連れて行くことにした。
八ヶ岳は、夏沢峠を境に以南を南八ヶ岳、以北を北八ヶ岳(通称「北八ツ」)と呼ぶ。
南は主峰赤岳を中心にアルペン的な険しい様相を呈しているが、北八ツは山容も穏やかで静かな森と池が点在する。
いつもは南でガシガシ登っているが、今日は子ども連れ。
ゆったりのんびり景色を楽しみながらぶらぶら歩くのがいい。
そして、北八ツは自分の雪山デビューの地であり、結婚前のカミさんとハイキングに訪れた「思ひ出」の地でもある。
いつか子ども達を連れてこようと前々から思っていたのだ。
渋滞に巻き込まれないよう5時半に出発。
中央高速を快適に飛ばし、諏訪南ICで下りて299号をグイグイ登っていく。
国道の標高としては国内2番目である2127mの麦草峠を越えると…、
げ~
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駐車場に入れず、長蛇の列になっている。路駐もあちらこちらに…。
そうか、今は紅葉シーズンだったんだ。
素早くUターン。
峠付近のせま~いスペースに駐車。やれやれ。
身支度・荷物を整え、9時にスタート。
歩き始めると、すぐに北八ツ特有の苔むした森が広がる。
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そう、これこれ、これを子ども達に見せたかったのだ。
娘:「もののけ姫のコダマが出そうだね。」
papa:「ホントに出るんだよ。」(笑)
ここに来れば、誰でもそう思うのだ。
歩くこと10分で白駒池に到着!
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標高2000m以上では、日本最大の自然湖である。
若干紅葉のピークは過ぎたようだが、それでも目を見張る美しさがここにはある。
子ども達もしきりに「きれいだね~」を連発していた。
紅葉を楽しむために、周回の木道を歩くことにした。
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そこかしこにアマチュアカメラマンが大きな三脚を持って、自分だけの風景を切り取っている。
紅葉狩りの観光客も多い。
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子ども達は、おばあちゃんに紅葉で作った栞をプレゼントするんだと言って、綺麗な葉を探しながら歩いては止まり、止まっては歩く。
1周40分ほどで歩けるはずが、人の多さもあって、1時間かかった。
白駒山荘でトイレ休憩のあと、高見石をめざして登り開始!
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昼なお暗い森の中を緩やかに登っていく。
ここでも多くの登山者とすれ違った。
今日の北八ツはにぎやかだ。
子ども達のペースはゆっくりなので、森や苔の写真を撮りながらついていく。
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朽ちたコメツガやシラビソから、また新たな生命が育まれている。
それは、幼木であったり、苔であったり、菌類であったり、見ていて飽きない。
途中、ボウズがオモシロイものを見つけた。
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おそらくモミかトウヒの球果だと思うが、リスかなにかがかじった跡があるのだ。
ボウズは、「またリスが食べに来るかもしれないね。」といって、また木の根元にそれを置いていった。
そんなこんなで1時間かけて11時に高見石小屋に到着。
小屋のすぐ裏が高見石だ。
巨岩がいくつも積み重なるピークになっている。
子ども達は両手両足を使ってグイグイ登っていく。
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もうちょっとでてっぺんだ。
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はい、到着~。
ピークからは、先ほどの白駒池が眼下にある。
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シラビソやコメツガの黒い森にカラマツの黄葉のコントラストが絶妙である。
そして、その中に浮かぶ静寂の池。
まるでおとぎの国のよう。
昔見たスウェーデンの景色にも似ている。
子ども達も景色の美しさと風の気持ちよさを満喫しているようだ。
二人とも「お絵かきセット、持ってくればよかった~!」
かわりにボウズはピーク周辺の巨岩を登ったり下りたり、小猿の本領を発揮していた。
30分ほどピークでのんびり過ごしてから、小屋まで下りて昼食タイム。
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山メシは、おきまりのラーメン。
今日はネギとハムと缶詰の焼き鳥入り。
気温が6度しかなかったので、温かいラーメンでちょうどよかった。
食べ終わってから、小屋のテラスでひなたぼっこ。
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お菓子をむさぼり食べる。
この高見石小屋は、通年営業の山小屋。
泊まったことがなかったので、ちょっと失礼して中の写真を撮らせてもらう。
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なかなか趣のある小屋である。
冬にスノーハイキングを楽しみ、ここで1泊、星空を眺めるというのもいいなぁ。
前回のバックパックキャンプのときゲットしたバッジが、かなり子ども達の心をとらえたらしい。
今日も売店でバッジを見つけ、目を輝かせている。
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ということで、高見石小屋オリジナルバッジを購入。500円なり。
13時に小屋をあとにする。
帰りは丸山経由で麦草峠に下りる。
このルートは人が少なくていい。
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高見石からちょっと登って丸山山頂到着。2329mは本日最高地点。
ここから麦草峠にむかってどんどん下っていく。
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子ども達はだいぶ疲れてきたようで、足下を滑らす回数が増えてきた。
森の中のルートはどうしても湿っていて、不用意に足を運ぶとツルッといく。
慣れていない子ども達は慎重に下りていく。
14時15分、麦草峠に到着。
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よくがんばったね、お疲れさま~!
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仕事で来られなかったカミさんのためにお土産。
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麦草峠から国道299号を茅野方面に下った道沿いにある「腸詰屋」。
手作りハム、ソーセージの店だ。
粗挽きウィンナーと、ガーリック風味ソーセージを買った。(超美味!)
帰りがけに白州の「尾白の湯」に立ち寄り、汗を流してから帰宅の途についたが、一般道も高速もゴールデンウィーク並みの大渋滞。
自宅についたのは、23時半すぎ。
いったい何時間運転してるんだって。
山より過酷だよ…。
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いやぁ~素晴らしい秋の休日ですねー。
奥さんが来れなくて残念でしたが、papaさんの頼もしいパパさんぶりは流石っす☆
流石っ!アルピニストは行く所が違いますっ!。
最近、ど~しようもなくメタボになってる(←飲み会続きのせいだー!)SUGAR親父とは大違いっす。
子供との山歩きは、長男が小2? 次男が保育園の頃だったかな?
海のもろ側が登山口の400mの山ぐらいしか体験させてません。。。
・・・つうか、その頃の親父でさえバテテましたが!?(笑)
あまり長野とかは行ったことないんですが・・・
>歩き始めると、すぐに北八ツ特有の苔むした森が広がる。
>そう、これこれ、これを子ども達に見せたかったのだ。
>娘:「もののけ姫のコダマが出そうだね。」
>papa:「ホントに出るんだよ。」(笑)
>ここに来れば、誰でもそう思うのだ。
これには、感動っすねー!!。
ブログの写真でもスゴイと思うのに実際にこの森に入ったらさぞかし感動したことと思います。
まだまだコメントしたりませんが、本当に素晴らしい秋の休日を過ごされてるpapaさんが実に羨ましくも・・・
こんな素敵な親父・・・、俺自身が憧れますっ。。。
いゃ~、素晴らしいブログを本当に有難う御座いました!!
マジ、感動ですっ☆
早速のコメント、ありがとうございます。
自分一人で子どもを連れて行くとなると、どうしてもこういう展開になります。ははは。
>マジ、感動ですっ☆
そうおっしゃっていただけると、がんばってアップした甲斐があります。
でも、私のへたくそな写真より、実際の風景は何倍も何十倍も素晴らしいのです。
10年ぶりの再訪でしたが、北八ツのよさを再認識しました。
また、すぐにでも行きたいくらいです。
こうして子供たちもどんどん逞しくなっていきますね。
もののけの森を抜け、紅葉の池を過ぎ、岩の頂に着く。
バッヂが増える分だけ、どんどん素敵なナチュラリストになって行きますね。
次回はお絵かきセットも忘れずに。
相変わらず素晴らしいpapaさんちの休日です。
ウチとえらい違い・・・
我が家はこの休み、いつものところに行ってきましたが、そりゃーもう、ものすごい混雑ぶりでした。
でも、高速反対側に向かっても混んでいるんですね。連休は仕方ないですね。
こちらも歩数だけは、やたらと歩いてまいりました。
人生いろいろ?ですね(笑)
もう少ししたら浅川国際の帰りがてら
高尾山にでも登ってみようかな(笑)
子どもたちもだんだん歩けるようになり、親子でのアウトドアライフが広がりそうで楽しみです。
しばらくはバッジのコレクションをエサに、山へ連れ出せそうです。(笑)
お絵かきセットはやっぱり必需品ですね~。
人ごみなら北八ツもなかなかのものでしたよ。(笑)
カミさんとシルクドソレイユが見たいね~と話してます。
今度機会があったら、ぜひぜひ誘ってくださ~い。
高尾山の紅葉も最近は随分人気がありますよね。
なんといってもミシュラン3星ですから~。
10月下旬が見頃でしょうか。
千と千尋でも信州の旅館が手本に使われたとかなんとか…
この森も もののけで…!?
こだま…マヂで居ますよ!(笑)
それにしても いい旅でしたね☆お子様の優しさも伝わってきましたぁ♪
またまた行ってきましたよ~。
長野はホントにいいところが多くて大好きです。
コダマは、いるでしょう、やっぱり!
我が家の子ども達は、今のところスレてないので、親子でのアウトドアライフは楽しいです。
あ~、それもあと何年続くことやら…。