車の本や山の本を立ち読みしていて、目を休めようと離れた所を見ると何処かで見た憶えのある横顔が目に入りました
頭のアルバムをペラペラとめくること数秒
目と鼻のラインから、幼稚園から大学まで一緒やった幼馴染だということに気がついた
最近のデジカメでは、顔認識機構というのが付いているけれど、人間の脳みそはどのような仕組みで、見覚えのある顔だというのを認識するんでしょうか?
微妙な顔のラインを目で読み取って、どのような形(データ)で脳味噌にインプットしているのでしょうか?
平面だけでなく立体的(3D)に把握しないと絶対に無理ですよね
・・・・・・ということをコンマ何秒か考えて、幼馴染に声を掛けようと足を進めました
向こうもこちらの動きに気がついたのか、こちらに顔を向けてくれました
その顔は紛れもなく、久しぶりに見る幼馴染
あと数mというところで、彼の怪訝そうな顔に足を進めるのを止める私
私の頭の中に広がる疑問
彼は、2年前に亡くなっているんです
いったい、この男性は誰??
よく見ると目の前の彼の姿は、幼さを残した高校生の時の面影・・・・・
確信は持てませんでしたが、たぶん彼の息子さんなんでしょう
少し息を吸い込んでから、何事も無かったかのように、彼の後ろを通り過ぎる私でした
さらっと客観的に書いてますけど、行間に色々な想いが含まれているかと察します。
その辺りをあえて書かないところが、おやじさんらしくて良いですね
人生のターニングポイントを過ぎて思うことも色々とある今日この頃です