oyajiの独り言

日常の風景をお届けします

事故

2007-02-19 | Weblog
その時は、卒業までの休みを使って北海道へ流氷を見に行っていた
夏冬かかわらず北海道へはかなり通っていて、泊まる宿もユースを定宿としており、知床の宇登呂という町でしばらく滞在していた
何泊かして流氷も見飽きたし、クロカンスキーのツアーに参加することにした
それまで、スキーというものをしたことが無かったので、2本の板を使って歩くことがすごく新鮮やった
参加者は、約10名やったかな
ほとんどの人が、スキー初心者で、ワイワイ言いながら板を操っていた
ツアーのコースは、山の中へ入って、小高い丘というか岩の下へ着いた
ここからは、板を外し、靴を履き替えて鎖を使ってよじ登っていかなければならない
その丘というか、岩の上は厚く雪で覆われていて、眼下には宇登呂の町やオホーツクの流氷が見れるはずやったけれど、吹雪で真っ白
ちょっと早いけれどここで昼飯にしようかと、リーダーの指示にしたがって、雪を靴で圧雪して、椅子を簡単に作った
「やっぱり、お握りは冷たいなぁ」と、横のリーダーに話し掛けるが、居ない!
さっきまで、横におったのに!
みんなパニックになった

そして、冷静になって良く見てみると、僕達は雪庇の近くで昼飯を食っていて、雪の椅子の背もたれに体重を預けたリーダーは、そのままマッサカサマ・・・・・
慌てて鎖場を降り、岩を回り込んで、落ちたであろう崖下へ腰以上の新雪をラッセルして向かった
20m以上の落差があったにもかかわらず、雪がクッションになってリーダーは意識があった
そこからの記憶は、あいまいだ
どうやって、素人ばかりで下山したのか
誰が、現場に残っていたのか
町は、大騒ぎになったらしい
事情聴取は、僕が受けたような記憶もある
そのリーダーの名前も今となっては、もう思い出せないが、しばらく入院されて元気になられたと、聞いた

楽しい山登りやけれど、危険といつも隣り合わせやということを肝に銘じて登りたい
最近、気が緩んできたようなところもあったので、ちょっと昔のコトを思い出して、反省した次第です




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