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ニコール・キッドマンがハリウッド・スターからモナコ公妃となった伝説の美女グレース・ケリーを演じる伝記ドラマ。モナコ公妃としての生活に馴染めず苦悩を深めるグレース・ケリーの心の葛藤と、夫レーニエ公とフランス大統領シャルル・ド・ゴールとの政治的対立をめぐる国家の危機に際し、彼女がいかなる選択をしたか、その知られざる秘話を描く。共演はティム・ロス、パス・ベガ、フランク・ランジェラ。監督は「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」のオリヴィエ・ダアン。
あらすじ:1956年、人気絶頂の中、26歳という若さで突然ハリウッドから引退し、モナコ大公レーニエ3世の妻、モナコ公妃となる道を選んだグレース・ケリー。その“世紀の結婚”から6年。二子に恵まれながらも、彼女はいまだに宮中のしきたりに馴染めず、孤立感を募らせる息苦しい毎日を送っていた。
そんな時、ヒッチコック監督から次回作「マーニー」のヒロイン役を直々にオファーされ、心ゆれるグレース。ところが折しも、モナコが国家存亡の危機に直面してしまう。
おりしも、アルジェリア独立戦争で戦費が必要になったフランスが、無税のモナコに移転した仏企業から税金を徴収し、フランスのド・ゴール大統領がモナコに過酷な課税を強要し、一触即発の緊張状態に陥ってしまったのだ。
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これを拒めば軍隊もない小国モナコはフランス領にされてしまう。政治で頭がいっぱいのレーニエ大公に、グレースは女優復帰の話を持ちかけると、自己責任においてと認められたものの、この極秘情報は宮殿から漏れてしまう。
それに、グレースの相談役であるタッカー神父は宮中にフランスのスパイがいると睨む。グレースへの風当たりが強まる中、ド・ゴール大統領はさらにモナコ企業へも課税し、フランスに収めるよう要求するのである。
レーニエ大公は欧州諸国代表に軍事支援を募るサミットを開くのだが、その最中にド・ゴール大統領暗殺未遂事件が勃発し、失敗に終わってしまう。大国フランスを相手にやがて万策尽きるレーニエ。そんな夫を支え、愛する家族と国家を守るため、グレースはある覚悟を胸に行動を開始する。
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<感想>ハリウッドの人気女優から、一国の王妃に転身した希有な人生が今も語り継がれているグレース・ケリー。そんな彼女は慣れない王室でどんな生活を送ったのか?・・・。
レーニエ三世は経済基盤としてモータースポーツを推進。それにより世界3代レースの一つであるF1モナコグランプリ、ラリー・モンテカルロなど世界大会が盛んに行われている。
タックス・ヘイヴンで所得税、相続税がないモナコ。それゆえ海運業オナシスなどの大富豪や実業家が次々に移住し、セレブが集まる国となった。世界的歌姫のマリア・カラスも一時期滞在していた。
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誰もが羨むシンデレラのグレース・ケリー、実は大変な苦労の連続で、王室の生活にも馴染めないばかりか、社交の場でも浮いた存在となっていたグレース。
やや政略結婚的な匂いを漂わせているが、実際にはレーニエ大公がグレースを気に入り、グレースもレーニエに夢中になったという方が真実に近い。55年のクリスマスにレーニエ大公がプロポーズ。56年1月に二人は婚約を発表し、グレースは「白鳥」に続く最後の出演作となった「上流社会」の撮影に、レーニエ大公から贈られた婚約指輪をはめて出演したそうです。同年の4月18日、モナコ大公宮殿で盛大なウェディングが行われ、グレースはハリウッドを去り、公妃として残りの人生をモナコに捧げたのです。
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グレース・ケリーの映画では「裏窓」(1955)、「泥棒成金」が好きですね。
多忙な夫ともすれ違い、離婚の二文字がちらつき始めたころ、モナコにおおいなる危機が降りかかる。夫のレーニエ公からは公式の場では美しいだけの人形でいることを望まれ叱責されるグレース。
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そんな時に相談役であるタッカー神父のところへ行き、アドバイスを貰うのだが、それまで妻として、公妃としてのアイデンティティを喪失していたグレースに神父が言う言葉「人生最高の役を演じるために、モナコに来たはずだ」と、その言葉に後押しされて、公妃としての修業を外交儀礼専門の伯爵のもとで、公用語や作法を学びイチからやり直すことを決意する。
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誰にも文句を言わせない完璧な公妃となり、愛する家族とモナコを守るために一世一代の大芝居に挑むグレース。そして、それは世界の要人を招いたチャリティー晩餐会を主催。その席で、国の命運を握る切り札として、彼女はド・ゴール大統領らを前にスピーチを披露して、ついに花開くのです。
モナコに直接的な圧力をかけるフランスのみならず、アメリカ、ヨーロッパ諸国を巻き込んだ政治の駆け引き。そういった外側からの脅威に加え、王室内にもスパイの影が、・・・。
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第一側近のマッジ。女優あがりのグレースを公妃として認めておらず、彼女に対して冷たい態度を取るのだ。だが、そうではなかった。大公の姉が、モナコを統一したいと企んでいたのだ。これには大公も驚きを隠せなく、それでも追放ということになる。
それに、何処の国の王室でも確執というものがあるのだ。映画の中で彼女は脚本を手にもって一人でリハーサルをするシーンが出て来るのだが、まだハリウッドに未練があったのだろうか、彼女は内心大きな不安を抱えていたのですね。
グレース・ケリーを演じるニコール・キッドマンが、本当に綺麗なので観ていて安心しました。
2014年劇場鑑賞作品・・・321
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あらすじ:1956年、人気絶頂の中、26歳という若さで突然ハリウッドから引退し、モナコ大公レーニエ3世の妻、モナコ公妃となる道を選んだグレース・ケリー。その“世紀の結婚”から6年。二子に恵まれながらも、彼女はいまだに宮中のしきたりに馴染めず、孤立感を募らせる息苦しい毎日を送っていた。
そんな時、ヒッチコック監督から次回作「マーニー」のヒロイン役を直々にオファーされ、心ゆれるグレース。ところが折しも、モナコが国家存亡の危機に直面してしまう。
おりしも、アルジェリア独立戦争で戦費が必要になったフランスが、無税のモナコに移転した仏企業から税金を徴収し、フランスのド・ゴール大統領がモナコに過酷な課税を強要し、一触即発の緊張状態に陥ってしまったのだ。
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これを拒めば軍隊もない小国モナコはフランス領にされてしまう。政治で頭がいっぱいのレーニエ大公に、グレースは女優復帰の話を持ちかけると、自己責任においてと認められたものの、この極秘情報は宮殿から漏れてしまう。
それに、グレースの相談役であるタッカー神父は宮中にフランスのスパイがいると睨む。グレースへの風当たりが強まる中、ド・ゴール大統領はさらにモナコ企業へも課税し、フランスに収めるよう要求するのである。
レーニエ大公は欧州諸国代表に軍事支援を募るサミットを開くのだが、その最中にド・ゴール大統領暗殺未遂事件が勃発し、失敗に終わってしまう。大国フランスを相手にやがて万策尽きるレーニエ。そんな夫を支え、愛する家族と国家を守るため、グレースはある覚悟を胸に行動を開始する。
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<感想>ハリウッドの人気女優から、一国の王妃に転身した希有な人生が今も語り継がれているグレース・ケリー。そんな彼女は慣れない王室でどんな生活を送ったのか?・・・。
レーニエ三世は経済基盤としてモータースポーツを推進。それにより世界3代レースの一つであるF1モナコグランプリ、ラリー・モンテカルロなど世界大会が盛んに行われている。
タックス・ヘイヴンで所得税、相続税がないモナコ。それゆえ海運業オナシスなどの大富豪や実業家が次々に移住し、セレブが集まる国となった。世界的歌姫のマリア・カラスも一時期滞在していた。
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誰もが羨むシンデレラのグレース・ケリー、実は大変な苦労の連続で、王室の生活にも馴染めないばかりか、社交の場でも浮いた存在となっていたグレース。
やや政略結婚的な匂いを漂わせているが、実際にはレーニエ大公がグレースを気に入り、グレースもレーニエに夢中になったという方が真実に近い。55年のクリスマスにレーニエ大公がプロポーズ。56年1月に二人は婚約を発表し、グレースは「白鳥」に続く最後の出演作となった「上流社会」の撮影に、レーニエ大公から贈られた婚約指輪をはめて出演したそうです。同年の4月18日、モナコ大公宮殿で盛大なウェディングが行われ、グレースはハリウッドを去り、公妃として残りの人生をモナコに捧げたのです。
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グレース・ケリーの映画では「裏窓」(1955)、「泥棒成金」が好きですね。
多忙な夫ともすれ違い、離婚の二文字がちらつき始めたころ、モナコにおおいなる危機が降りかかる。夫のレーニエ公からは公式の場では美しいだけの人形でいることを望まれ叱責されるグレース。
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そんな時に相談役であるタッカー神父のところへ行き、アドバイスを貰うのだが、それまで妻として、公妃としてのアイデンティティを喪失していたグレースに神父が言う言葉「人生最高の役を演じるために、モナコに来たはずだ」と、その言葉に後押しされて、公妃としての修業を外交儀礼専門の伯爵のもとで、公用語や作法を学びイチからやり直すことを決意する。
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誰にも文句を言わせない完璧な公妃となり、愛する家族とモナコを守るために一世一代の大芝居に挑むグレース。そして、それは世界の要人を招いたチャリティー晩餐会を主催。その席で、国の命運を握る切り札として、彼女はド・ゴール大統領らを前にスピーチを披露して、ついに花開くのです。
モナコに直接的な圧力をかけるフランスのみならず、アメリカ、ヨーロッパ諸国を巻き込んだ政治の駆け引き。そういった外側からの脅威に加え、王室内にもスパイの影が、・・・。
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第一側近のマッジ。女優あがりのグレースを公妃として認めておらず、彼女に対して冷たい態度を取るのだ。だが、そうではなかった。大公の姉が、モナコを統一したいと企んでいたのだ。これには大公も驚きを隠せなく、それでも追放ということになる。
それに、何処の国の王室でも確執というものがあるのだ。映画の中で彼女は脚本を手にもって一人でリハーサルをするシーンが出て来るのだが、まだハリウッドに未練があったのだろうか、彼女は内心大きな不安を抱えていたのですね。
グレース・ケリーを演じるニコール・キッドマンが、本当に綺麗なので観ていて安心しました。
2014年劇場鑑賞作品・・・321
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