「JUNO/ジュノ」の監督・脚本コンビ、ジェイソン・ライトマンとディアブロ・コーディが再びタッグを組んだヒューマンドラマ。仕事も恋愛もうまくいかない30代女性が、妻子のいる元恋人と復縁しようとする様を描く。出演は「ザ・ロード」のシャーリーズ・セロン、「インシディアス」のパトリック・ウィルソン、「レミーのおいしいレストラン」のパットン・オズワルト。
あらすじ:37歳になるメイビス(シャーリーズ・セロン)は自称作家だが、現在はゴーストライターとして“ヤングアダルト”(少女向け小説)を執筆中。バツイチで恋人ナシ、心の友はアルコールと愛犬という彼女はある日、一通のメールを受け取り、故郷へ帰ることに。昔の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)と再会するメイビス。いつまでも大人になれない、そんな規格外の彼女が大騒動を巻き起こした果てに見つける“真実”とは……。(作品資料より)
<感想>負け犬が故郷で大暴れって、これはホラー?・・・それとも喜劇なの。
R30の独身女性たちを恐怖のるつぼに陥れる、シャーリズ・セロン主演の超辛口コメディ。主人公のメイビスを演じるシャーリーズ・セロン、この女優さんは化粧映えがするし、スタイルがいいのでどんな服を着ても似合う。いつもこんな性格のキツイ女を演じさせたら上手い。本作でも彼女はいかにもアバズレ女ふうにメイクし、服装も胸を大きく開けた服にミニスカート。設定は37歳というが、本人は肌が皺が多くて老けて見える。
自分が一番輝いていた高校時代のパワーを取り戻そうと、久しぶりに故郷に帰省。家庭を築いて幸せそのものの元カレを呼び出して、ヨリを戻すべく猛アタックするのだが、・・・。
だけど、高校時代はモテモテの女王様だったことが心の支えなので、今でも自分はずっとイケてると思い込んでいるのはメイビスだけ。田舎で疲れた主婦になってる同級生たちより、都会で磨がかれた自分の方がずっとイケているはずよ!
同級生は高慢ちきな負け犬が帰ってきたと、冷笑しているのに。
それでもメイビスは、自分に自信満々の女で負けを知らないイケスカない女。実際こういう女性もいることはいるのだが、自己中で嫌われるタイプ。それに回りが何と言おうと気にしないし、相手が困っていても自分のことしか考えていないからへいチャらだ。困ったちゃんのオバサン。
しかし、神経太いんだね。元彼のバディは今でも自分を忘れられないと思い込んでいるのだから。高校時代の彼がプレゼントしてくれた音楽テープを今でも毎日繰り返し聴いている彼女。それが心の栄養剤なのだからして、彼も私のこと忘れられないに決まっているわって、勝手に思い込んでいる。
ネイルを完璧にして厚化粧すれば、洗練された女性に見えると思っている。バディの家で開かれる赤ちゃんの命名パーティには、キメキメのドレスにメイクもバッチシで登場。みんながびっくりして私を見ているわ、やっぱり私は女王様!・・・ふだんはキティちゃんのTシャツを着古しているメイビスが、元彼を振り返らせようと懸命にメイクアップにドレスアップする姿が苦笑を誘う。涙ぐましい努力だよね。
昔の恋人バディ、パトリック・ウィルソンを呼び出して、まだ自分のことを好きだと思い込んでいるずうずうしさ。これは頂けないし、彼の家へ行っても、奥さんに暴言を吐くし、自分の都合のいいように考えてきっとまた元のように恋人関係に戻れると勘違いしている。
そこへ、同級生のデブでさえないマットが現れて、元彼の幸せな家庭を壊すなと忠告されたけど、家庭に縛りつけられているバディを助けなくちゃと、メイビスは彼の家へ押し掛ける。そこには、可愛い赤ちゃんと優しいパパの姿の彼がいた。
でも、ダメだと諦めてマットに慰めてもらおうとベッドインするところは、シャーリーズのヌーブラを貼り付けた胸にゲンナリした。そこまでヤルのか、女優根性見せたりの彼女の奮闘記ですね。
大人になりきれない負け犬女が、元彼を略奪しようとあがく様をユーモラスに、かつ辛辣に描いている。一歩間違えば、サイコとなりがちな暴走ヒロインが絶妙なさじ加減で演じているシャーリーズ・セロンがいい。
2012年、劇場公開作品鑑賞・・・1 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ
あらすじ:37歳になるメイビス(シャーリーズ・セロン)は自称作家だが、現在はゴーストライターとして“ヤングアダルト”(少女向け小説)を執筆中。バツイチで恋人ナシ、心の友はアルコールと愛犬という彼女はある日、一通のメールを受け取り、故郷へ帰ることに。昔の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)と再会するメイビス。いつまでも大人になれない、そんな規格外の彼女が大騒動を巻き起こした果てに見つける“真実”とは……。(作品資料より)
<感想>負け犬が故郷で大暴れって、これはホラー?・・・それとも喜劇なの。
R30の独身女性たちを恐怖のるつぼに陥れる、シャーリズ・セロン主演の超辛口コメディ。主人公のメイビスを演じるシャーリーズ・セロン、この女優さんは化粧映えがするし、スタイルがいいのでどんな服を着ても似合う。いつもこんな性格のキツイ女を演じさせたら上手い。本作でも彼女はいかにもアバズレ女ふうにメイクし、服装も胸を大きく開けた服にミニスカート。設定は37歳というが、本人は肌が皺が多くて老けて見える。
自分が一番輝いていた高校時代のパワーを取り戻そうと、久しぶりに故郷に帰省。家庭を築いて幸せそのものの元カレを呼び出して、ヨリを戻すべく猛アタックするのだが、・・・。
だけど、高校時代はモテモテの女王様だったことが心の支えなので、今でも自分はずっとイケてると思い込んでいるのはメイビスだけ。田舎で疲れた主婦になってる同級生たちより、都会で磨がかれた自分の方がずっとイケているはずよ!
同級生は高慢ちきな負け犬が帰ってきたと、冷笑しているのに。
それでもメイビスは、自分に自信満々の女で負けを知らないイケスカない女。実際こういう女性もいることはいるのだが、自己中で嫌われるタイプ。それに回りが何と言おうと気にしないし、相手が困っていても自分のことしか考えていないからへいチャらだ。困ったちゃんのオバサン。
しかし、神経太いんだね。元彼のバディは今でも自分を忘れられないと思い込んでいるのだから。高校時代の彼がプレゼントしてくれた音楽テープを今でも毎日繰り返し聴いている彼女。それが心の栄養剤なのだからして、彼も私のこと忘れられないに決まっているわって、勝手に思い込んでいる。
ネイルを完璧にして厚化粧すれば、洗練された女性に見えると思っている。バディの家で開かれる赤ちゃんの命名パーティには、キメキメのドレスにメイクもバッチシで登場。みんながびっくりして私を見ているわ、やっぱり私は女王様!・・・ふだんはキティちゃんのTシャツを着古しているメイビスが、元彼を振り返らせようと懸命にメイクアップにドレスアップする姿が苦笑を誘う。涙ぐましい努力だよね。
昔の恋人バディ、パトリック・ウィルソンを呼び出して、まだ自分のことを好きだと思い込んでいるずうずうしさ。これは頂けないし、彼の家へ行っても、奥さんに暴言を吐くし、自分の都合のいいように考えてきっとまた元のように恋人関係に戻れると勘違いしている。
そこへ、同級生のデブでさえないマットが現れて、元彼の幸せな家庭を壊すなと忠告されたけど、家庭に縛りつけられているバディを助けなくちゃと、メイビスは彼の家へ押し掛ける。そこには、可愛い赤ちゃんと優しいパパの姿の彼がいた。
でも、ダメだと諦めてマットに慰めてもらおうとベッドインするところは、シャーリーズのヌーブラを貼り付けた胸にゲンナリした。そこまでヤルのか、女優根性見せたりの彼女の奮闘記ですね。
大人になりきれない負け犬女が、元彼を略奪しようとあがく様をユーモラスに、かつ辛辣に描いている。一歩間違えば、サイコとなりがちな暴走ヒロインが絶妙なさじ加減で演じているシャーリーズ・セロンがいい。
2012年、劇場公開作品鑑賞・・・1 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ
この映画のメイビスの行動はコメディを通り越して、ほとんどホラーに近かったです。
また、こういう役が似合っているところがシャーリーズ・セロンの凄いところかも。
『モンスター』以降、このひとの女優魂はなかなかのモノだと思っています。
もはや彼女は、キャシー・ベイツのような怪女優になっているような雰囲気です(苦笑)
冷たい視線なんか気にしない、自分が最高だと思っている。
でも、この作品のいいところは、男友達が意見してくれる。
あのマットとのベットインは、ありがとうの意味なのかなぁ(苦笑)
そうなのね、シャーリーズがハマり役だったのは、「モンスター」でオスカー取っているからの演技なのかもね。
キティの時のギャップが絶妙(笑)
セロンの美しさだから納得でしたが、女優に寄っては嫌悪感だけの作品になったかも。
こちらのブログ、改めてブックマークさせて頂きました。
また宜しくお願いします!
確かにセロンの美貌で正解でしたね。
キャスティングによっては、役柄に合わないとね、この作品もとんでもなく嫌味な女にしか映らないでしょう。
冷たい視線なんか気にしない、自分が最高だと思っている。
でも、この作品のいいところは、男友達が意見してくれる。
あのマットとのベットインは、ありがとうの意味なのかなぁ(苦笑)
そうなのね、シャーリーズがハマり役だったのは、「モンスター」でオスカー取っているからの演技なのかもね。
痛い女性だけれど、どこか悲しさも持っていると思います
それはやはり30台独身女のサガなのかなぁとか考えちゃったりして。
普段の手抜き加減に共感し、メイクばっちりの美しい姿に感嘆し。
シャーリーズの演技力と美貌で成り立つお話でしたね
返事が大変遅くなってしまい、申し訳ないです。
シャーリーズのハマリ役の演技に圧倒されましたね。
7月に鑑賞した「スノーホワイト」でも、継母の役を演じてそれは奇麗でしたよ。