トム・ホランドが主人公を演じるMCU版スパイダーマンの3作目。その内容は、歴代スパイダーマン映画史上最もスケールが大きくて、ダークでハード、さらには最大の危機が訪れる。前作の「ノー・ウェイ・ホーム」でミステリオによって正体がバラされ、しかも殺人犯の濡れ衣を着せられたスパイダーマンこと、ピーター・パーカー。その状況を変えるためにドクター・ストレンジの魔法の力に助けを求めたのだった。
しかし、その代価はあまりにも大きく。なんと別次元に存在するスパイダーマンの宿敵たちを呼びよせてしまったのだった。強敵たちを前にピーターが下す決断とは?・・・。
前作に続き、主演はトム・ホランド、監督はジョン・ワッツ。ピーターの恋人、MJ役もゼンデイヤが続投です。そして、今回のピータを助けるMCUヒーローとして、ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジが登場する。さらには、ウィレム・デフォーが演じたグリーン・ゴブリンら、歴代のスパイダーマン映画のヴィランたちが、別次元からやってくるという設定で、まさかの再集結であり、驚愕と衝撃のストーリーになっています。
別次元からの強敵が次々に襲来する。時空が歪み、別次元の扉がオープン。その結果、それぞれの世界に於いて、その世界のスパイダーマンと戦っていた人工アームの怪人ドクター・オクトバス(スパイダーマン2)や、空飛ぶ悪魔グリーン・ゴブリン、電気人間エレクトロ、砂に変化するサンドマン、トカゲ男リザードらが、時空を超えて集結してしまった。
ピーターは、一気に複数のヴィランたちを相手にしなければならなくなってしまう。スパイダーマンVSヴィラン軍団の壮絶なる戦いが始まるわけ。
ピーターが果たすべきことは、立ち塞がるヴィランたちを倒すことではなく、彼らの元の世界に戻すことなのだ。しかし、どのヴィランも元の世界では、スパイダーマンと戦い命を落とす運命にあることを知ってしまうピーダー。何とか彼らの命を救おうとするのだが、それは時空の秩序を乱すあまりにも危険な行為だった。さらには、新たな試練がピーターたちを襲うのだった。その時ピーターが下した決断とは?・・・スパイダーマン映画史上最大の衝撃を観ることになります。
凄かったのが、「ナノマシン」ウィルス大の極小サイズの機械の集まりを操り、瞬時にそれらを組み合わせることによって、用途に応じた装置を創り出すことができる。このテクノロジーを応用したアイアンマン・スーツやアイアン・スパイダーマン・スーツ(背中に蜘蛛の足のようなものが付いている)は、トニーやピーターの身体が一瞬のうちに、ナノマシンに覆われヒーローに変身したかのような効果を見せるのだった。
作品の中で、アンドリュー・ガーフィールドや、最初のトビー・マグワイヤたちのピーターが現れるのに懐かしさが込み上げた。トム・ホランドのピータもいいが、私にはアンドリュー・ガーフィールドのピーターが一番好きで、恋人のエマ・ストーンとの恋物語も良かった。
最後のオチはどうなるのか?・・・それは劇場でご覧ください。
2022年劇場公開、鑑賞作品・・・3 アクション・アドベンチャーランキング
≪新スパイダーマン≫シリーズ
『スパイダーマン:ホームカミング』
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』