日本発の大人気ゲーム「バイオハザード」、実写映画化第5弾。もちろん主演・監督は第1作目からこのシリーズに関わっているミラ・ジョヴォヴィッチ×ポール・W・S・アンダーソン監督という夫婦コンビ。世界各地の街角で『バイオハザード』の世界を再現している。本作の目玉は、過去4作に出演しているキャラクターやクリーチャーたち“バイオハザード・オールスターズ”が、様々な形で再び姿を見せていること。
1作目の特殊部隊員・レインを演じたミシェル・ロドリゲスや、カルロスを演じたオデッド・フェールの登場は、ファンにはうれしいところだろう。4作目で第一感染者を演じた中島美嘉も登場し、ミラ・ジョヴォヴィッチとのアクション対決を見せている。
(作品資料より)
<感想>前作が「バイオハザードⅣ アフターライフ」のラスト。LA沖合の船内でのバトルに勝利し、囚われの人々を解放したのもつかの間、アンブレラ社の攻撃機に包囲されてしまったアリス、今回のタイトルバックでは船上での激闘の末、海に投げ出されるアリスの姿が描かれている。
だが彼女が目覚めたのは郊外の平和な家庭のベッドの上。愛する夫や娘のベッキーに囲まれ、これまで見られなかった主婦のアリスが登場。アンブレラ社と関わる以前の姿なのか?もしくはパラレルワールドなのか?・・・様々な憶測が可能だが、今回の重要なパートになることは間違いない。
そこはラクーンシティ、郊外の平和な朝を打ち砕くようにアンデッドが襲来する。隠れて難を逃れた少女を救い出し、アリスは逃亡を図るが、そこには今や敵と化したかつての盟友ジルやレインらが立ちはだかり、たちまち壮絶な銃撃戦に。
戦いのステージは壊滅したはずの4つの都市。NY、荒れ果てたストリートで「Ⅳ」に登場した2体の処刑マジニに挟み撃ちにされそうになるアリス。彼女を導く謎の女エイダ(ビンビン)。2人は背中合わせになって銃で反撃する。アリスはマジニたちに追いつめられるが、秘策で切り抜けるのだ。
リー・ビンビン扮するエイダは、ゲームどおりのアジアンビューティとして登場。アンブレラ社幹部のウェスカーの部下らしいが、アリスに重要なアドバイスを与える。ビンビンの真っ赤なチャイナドレス姿は、セクシーですね。
東京、前作の冒頭と同じ渋谷のスクランブル交差点で、アリスは第一感染者の中島美嘉らアンデッドの群れに追われ、建物内に逃げ込みライトに照らされた廊下でバトルを繰り広げる。アクロバティックな動きとチェーンを使った戦闘は圧巻。
モスクワ、レオンら救出部隊と合流したアリスは、バイクを駆るアンデッド集団に追われ、車で逃走。地下鉄の入り口に突進し、エスカレーターを車で滑り降りホームへと。そこへ怪物リッカーが巨大になって登場する、怒涛のチェイスは迫力満点です。
さらにはアラスカの雪山や、ワシントンD.C.でも撮影が行われ、海上シーンもありと、過去4作とは比較にならない世界規模のスケールに注目したい。
そこの施設は、カムチャッカの雪原の地下深くにある旧ソ連の潜水艦ドックを改造したもの。地上からはレオン率いる特殊部隊がアリス救出に向かっていた。ホログラムで現れたウェスカーによれば、アンブレラ社の人工知能“レッド・クイーン”が全てを掌握、人類絶滅に向かって動いているというのだ。
それに、かつての敵が突然援助を申し出るという意外な展開。そして、死んだはずのアリスと共闘するヒロインで復活するレインは、1作目でアンデッド化してしまったのに、アンブレラ社の特殊部隊員として復活。寄生体プラーガの注入により不死身の戦士となったレインと夢のバトルが実現する。アリスと闘うが氷の海へ落とされても、6作目でまたもや復活の模様。
1作目で感染して死亡のジェームズ、3作目で爆死したはずのカルロスら、死んだとされたキャラが大量に戻って来る。敵か味方か、その復活理由とは今回の重要なテーマが隠されていた。
ゲームの人気キャラが続々参戦!過去4作に出て来なかったゲームの人気キャラが、初登場!・・・東洋系美女のエイダを始め、戦闘員のバリー、レジスタンスのリーダー役としてレオンが大活躍を見せる。アリスはゲームには登場しない映画版のオリジナル・キャラなのだが。
ゲームを完璧に再現したファイトやカーアクションもあり、各キャラの髪型や衣装は多少ゲームとは違うが、それを突っ込むのもファンのお楽しみ。アリスがアンブレラ社に操られたジルとガチンコ対決するなど、映画ならではの展開も面白い。
アリスと娘のベッキーは偽の記憶を植え付けられただけで、実の親子ではない。しかも今回最優先されるのはアリス自身の身の安全。しかしそれが分かっていてもベッキーを救わずにはいられないのだ。思えば過去のシリーズでも、アリスは常に弱い者を守るために闘い続けてきた。守るべきものがいる時ほど、戦士は強くなれるから。実生活でも母親であるミラだからこそ、そんなアリスの真の強さを体現することが出来たのではないかしら。もちろん肉体的な強さもバッチり、アクロバティックな格闘から、ガンアクションまで徹底的に見せつけてくれる。
いよいよこのシリーズも次回で完結の予定、アリスの闘いを最後まで見届けないわけにはいくまい。
2012年劇場鑑賞作品・・・96人気ブログランキングへ
1作目の特殊部隊員・レインを演じたミシェル・ロドリゲスや、カルロスを演じたオデッド・フェールの登場は、ファンにはうれしいところだろう。4作目で第一感染者を演じた中島美嘉も登場し、ミラ・ジョヴォヴィッチとのアクション対決を見せている。
(作品資料より)
<感想>前作が「バイオハザードⅣ アフターライフ」のラスト。LA沖合の船内でのバトルに勝利し、囚われの人々を解放したのもつかの間、アンブレラ社の攻撃機に包囲されてしまったアリス、今回のタイトルバックでは船上での激闘の末、海に投げ出されるアリスの姿が描かれている。
だが彼女が目覚めたのは郊外の平和な家庭のベッドの上。愛する夫や娘のベッキーに囲まれ、これまで見られなかった主婦のアリスが登場。アンブレラ社と関わる以前の姿なのか?もしくはパラレルワールドなのか?・・・様々な憶測が可能だが、今回の重要なパートになることは間違いない。
そこはラクーンシティ、郊外の平和な朝を打ち砕くようにアンデッドが襲来する。隠れて難を逃れた少女を救い出し、アリスは逃亡を図るが、そこには今や敵と化したかつての盟友ジルやレインらが立ちはだかり、たちまち壮絶な銃撃戦に。
戦いのステージは壊滅したはずの4つの都市。NY、荒れ果てたストリートで「Ⅳ」に登場した2体の処刑マジニに挟み撃ちにされそうになるアリス。彼女を導く謎の女エイダ(ビンビン)。2人は背中合わせになって銃で反撃する。アリスはマジニたちに追いつめられるが、秘策で切り抜けるのだ。
リー・ビンビン扮するエイダは、ゲームどおりのアジアンビューティとして登場。アンブレラ社幹部のウェスカーの部下らしいが、アリスに重要なアドバイスを与える。ビンビンの真っ赤なチャイナドレス姿は、セクシーですね。
東京、前作の冒頭と同じ渋谷のスクランブル交差点で、アリスは第一感染者の中島美嘉らアンデッドの群れに追われ、建物内に逃げ込みライトに照らされた廊下でバトルを繰り広げる。アクロバティックな動きとチェーンを使った戦闘は圧巻。
モスクワ、レオンら救出部隊と合流したアリスは、バイクを駆るアンデッド集団に追われ、車で逃走。地下鉄の入り口に突進し、エスカレーターを車で滑り降りホームへと。そこへ怪物リッカーが巨大になって登場する、怒涛のチェイスは迫力満点です。
さらにはアラスカの雪山や、ワシントンD.C.でも撮影が行われ、海上シーンもありと、過去4作とは比較にならない世界規模のスケールに注目したい。
そこの施設は、カムチャッカの雪原の地下深くにある旧ソ連の潜水艦ドックを改造したもの。地上からはレオン率いる特殊部隊がアリス救出に向かっていた。ホログラムで現れたウェスカーによれば、アンブレラ社の人工知能“レッド・クイーン”が全てを掌握、人類絶滅に向かって動いているというのだ。
それに、かつての敵が突然援助を申し出るという意外な展開。そして、死んだはずのアリスと共闘するヒロインで復活するレインは、1作目でアンデッド化してしまったのに、アンブレラ社の特殊部隊員として復活。寄生体プラーガの注入により不死身の戦士となったレインと夢のバトルが実現する。アリスと闘うが氷の海へ落とされても、6作目でまたもや復活の模様。
1作目で感染して死亡のジェームズ、3作目で爆死したはずのカルロスら、死んだとされたキャラが大量に戻って来る。敵か味方か、その復活理由とは今回の重要なテーマが隠されていた。
ゲームの人気キャラが続々参戦!過去4作に出て来なかったゲームの人気キャラが、初登場!・・・東洋系美女のエイダを始め、戦闘員のバリー、レジスタンスのリーダー役としてレオンが大活躍を見せる。アリスはゲームには登場しない映画版のオリジナル・キャラなのだが。
ゲームを完璧に再現したファイトやカーアクションもあり、各キャラの髪型や衣装は多少ゲームとは違うが、それを突っ込むのもファンのお楽しみ。アリスがアンブレラ社に操られたジルとガチンコ対決するなど、映画ならではの展開も面白い。
アリスと娘のベッキーは偽の記憶を植え付けられただけで、実の親子ではない。しかも今回最優先されるのはアリス自身の身の安全。しかしそれが分かっていてもベッキーを救わずにはいられないのだ。思えば過去のシリーズでも、アリスは常に弱い者を守るために闘い続けてきた。守るべきものがいる時ほど、戦士は強くなれるから。実生活でも母親であるミラだからこそ、そんなアリスの真の強さを体現することが出来たのではないかしら。もちろん肉体的な強さもバッチり、アクロバティックな格闘から、ガンアクションまで徹底的に見せつけてくれる。
いよいよこのシリーズも次回で完結の予定、アリスの闘いを最後まで見届けないわけにはいくまい。
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