今年の東京国際映画祭にも出品された2010年のインド、ボリウッドの大ヒット映画「ラジニカーントのロボット」を観賞。制作費37億円世界興収100億円!主演は「ムトゥ踊るマハラジャ」のラジニカーント。超高性能ロボットを発明する博士とロボット、チッティの一人二役。ヒロインは「ジーンズ 世界は2人のために」ハリウッドの「ピンクパンサー2」などにも出演しているスター、アイシュワリヤー・ラーイ。

あらすじ:近未来のインド。発明家で、ロボット工学博士バシー(ラジニカーント)は、恋人のサナ(ラジニカーント)と会う時間を削るほど研究に没頭し、ついに驚異のパワーを持つロボットを完成させた。バシーと瓜二つの容姿を持つロボットは “チッティ”(ラジニカーントが二役)と名付けられ、人口知能開発局A-RDで披露される。
多くの委員が絶賛する中、ボラ教授だけは善悪の判断のできないロボットは危険だと批判する。そこで、バシーはチッティに感情をインプット。感情を持ったチッティは怒り、喜び、そしてサナを愛する感情を持ち、バシーとサナの結婚が決まると喪失状態になる。
そんなチッティはロボットとしての機能が発揮できず、バシーによって破壊され廃棄場へ捨てられる。そこへある人物がチッティの残骸を回収しに来たのは、ボラ教授だった。
ボラ教授はチッティの体に戦闘用のプログラムを入れ込み、凶悪な心を持つ新型チッティを創り上げた。悪の感情に支配されたチッティは、バシーとサナの結婚式場へ行き、サナを誘拐する。

追いかけてくる警官を次々と撃ち殺し、A-RDの建物を占拠。そして自身のレプリカを大量生産し、分身たちにサナを監視させる。誰もチッティに対抗できず絶対絶命の中、バシーは分身ロボットに変装し建物内に潜入。果たしてバシーが考えた作戦とは?・・・今、究極のミッションが開始される。
<感想>歌って踊っているだけのインド映画時代は終わった。ハリウッドもびっくりのインドの底力を感じさせる歌あり、アクションあり、ラブロマンスありのSF進化バージョン。インド映画とは、愛と笑いの総合エンターテイメイントである。どんなジャンルの作品にも歌と踊りのミュージカル・シーンが満載なのだ、

上映時間も3時間超えが当たり前。もちろんインドという国には、いろんな社会的な問題もあるけど、そういうことはここではとりあえず問題ではないのだ。
大事なのは、厳しい現実を軽々と越えて行く、圧倒的な非日常性のパワーなのだ。
本作は、そんなインド映画の最新型を思う存分楽しみたい。という人に最適の1作。

主演は90年代後半に「ムトゥ 踊るマハラジャ」で日本でも一世を風靡し、今なおインド映画界のスーパースターとして君臨しつづけるラジニカーント。
のほほんとしたSFコメディふうに幕を開ける物語は、途中から博士とロボット、なんとラジニ兄貴、もう60歳のはずだけど一人二役で、スクリーン狭しと歌い踊る。恋人役のアイシュワリヤーも30歳だけど、しおらしく女子大生役を演じて、ラジニ作品に、年齢は関係ありません。

とにかくラジニの踊りはココが凄い。ラジニ兄貴のルックスは非イケメンだが、その分演技とダンスがめちゃ上手い。若い頃は大工、荷物運び、バスの車掌を務めるなど下積み生活が長かったこともあり、体力とサービス精神がハンパないのだ。
面白ければノープロブレムというインド気質と「ターミネーター」を手掛けたハリウッドのCG工房レガシー・エフェクツの技術が合体して、驚異のラスト40分を生み出した、チッティが増量されて合体!ラストでは「トランスフォーマー」も顔負けの大きい球体から大蛇の形に、トランスフォームして、スーパー超合金アクションが大炸裂する。インド人もびっくりですから。

ワンシーンが長過ぎて、特にアクションシーンでは「いつ終わるの?」というほど長い。悪漢に拉致されたサナを救うべく列車の壁を走る!耐火性にすぐれ火事場へ飛び込む勇敢さ、アクション指導は「マトリックス」のウエン・ウービンだそうで、武装警官に包囲されても「マトリックス」ばりの機関銃さばきで撃退する。
おまけに音楽の担当は「スラムドッグ$ミリオネア」で国際的にも注目され、あのミック・ジャガーからもコラボ相手に指名されたたA・R・ラフマーン。欧米風R&Bポップとインドの伝統的なリズム感が、一体になって襲いかかってくるミュージカル・シーンは、理性では理解不能だけどだんだんと快感になってきちゃうところが、やっぱりなんか凄いと思える。
2012年劇場鑑賞作品・・・44
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あらすじ:近未来のインド。発明家で、ロボット工学博士バシー(ラジニカーント)は、恋人のサナ(ラジニカーント)と会う時間を削るほど研究に没頭し、ついに驚異のパワーを持つロボットを完成させた。バシーと瓜二つの容姿を持つロボットは “チッティ”(ラジニカーントが二役)と名付けられ、人口知能開発局A-RDで披露される。
多くの委員が絶賛する中、ボラ教授だけは善悪の判断のできないロボットは危険だと批判する。そこで、バシーはチッティに感情をインプット。感情を持ったチッティは怒り、喜び、そしてサナを愛する感情を持ち、バシーとサナの結婚が決まると喪失状態になる。
そんなチッティはロボットとしての機能が発揮できず、バシーによって破壊され廃棄場へ捨てられる。そこへある人物がチッティの残骸を回収しに来たのは、ボラ教授だった。
ボラ教授はチッティの体に戦闘用のプログラムを入れ込み、凶悪な心を持つ新型チッティを創り上げた。悪の感情に支配されたチッティは、バシーとサナの結婚式場へ行き、サナを誘拐する。

追いかけてくる警官を次々と撃ち殺し、A-RDの建物を占拠。そして自身のレプリカを大量生産し、分身たちにサナを監視させる。誰もチッティに対抗できず絶対絶命の中、バシーは分身ロボットに変装し建物内に潜入。果たしてバシーが考えた作戦とは?・・・今、究極のミッションが開始される。
<感想>歌って踊っているだけのインド映画時代は終わった。ハリウッドもびっくりのインドの底力を感じさせる歌あり、アクションあり、ラブロマンスありのSF進化バージョン。インド映画とは、愛と笑いの総合エンターテイメイントである。どんなジャンルの作品にも歌と踊りのミュージカル・シーンが満載なのだ、

上映時間も3時間超えが当たり前。もちろんインドという国には、いろんな社会的な問題もあるけど、そういうことはここではとりあえず問題ではないのだ。
大事なのは、厳しい現実を軽々と越えて行く、圧倒的な非日常性のパワーなのだ。
本作は、そんなインド映画の最新型を思う存分楽しみたい。という人に最適の1作。

主演は90年代後半に「ムトゥ 踊るマハラジャ」で日本でも一世を風靡し、今なおインド映画界のスーパースターとして君臨しつづけるラジニカーント。
のほほんとしたSFコメディふうに幕を開ける物語は、途中から博士とロボット、なんとラジニ兄貴、もう60歳のはずだけど一人二役で、スクリーン狭しと歌い踊る。恋人役のアイシュワリヤーも30歳だけど、しおらしく女子大生役を演じて、ラジニ作品に、年齢は関係ありません。

とにかくラジニの踊りはココが凄い。ラジニ兄貴のルックスは非イケメンだが、その分演技とダンスがめちゃ上手い。若い頃は大工、荷物運び、バスの車掌を務めるなど下積み生活が長かったこともあり、体力とサービス精神がハンパないのだ。
面白ければノープロブレムというインド気質と「ターミネーター」を手掛けたハリウッドのCG工房レガシー・エフェクツの技術が合体して、驚異のラスト40分を生み出した、チッティが増量されて合体!ラストでは「トランスフォーマー」も顔負けの大きい球体から大蛇の形に、トランスフォームして、スーパー超合金アクションが大炸裂する。インド人もびっくりですから。

ワンシーンが長過ぎて、特にアクションシーンでは「いつ終わるの?」というほど長い。悪漢に拉致されたサナを救うべく列車の壁を走る!耐火性にすぐれ火事場へ飛び込む勇敢さ、アクション指導は「マトリックス」のウエン・ウービンだそうで、武装警官に包囲されても「マトリックス」ばりの機関銃さばきで撃退する。
おまけに音楽の担当は「スラムドッグ$ミリオネア」で国際的にも注目され、あのミック・ジャガーからもコラボ相手に指名されたたA・R・ラフマーン。欧米風R&Bポップとインドの伝統的なリズム感が、一体になって襲いかかってくるミュージカル・シーンは、理性では理解不能だけどだんだんと快感になってきちゃうところが、やっぱりなんか凄いと思える。
2012年劇場鑑賞作品・・・44
