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出演:マイケル・ケイン エミリー・モーティマー チャーリー・クリード ベン・ドリュー リーアム・カニンガム
あらすじ:病気で入院中の妻を看病しながら、公共団地で一人で暮らすハリー・ブラウン…行きつけのパブで友人のレナードとチェスをプレイするのが日々の楽しみだった。しかし、団地内では麻薬の売買が堂々と行われるなど、治安の悪化が広がっており、ある夜、妻の危篤の知らせが届いた際に、ギャングたちが巣食うトンネルを迂回して遠回りしたばかりに、最後を看取ることができなかった。
さらに、レナードが、ギャングたちに惨殺される事件が発生…犯人の少年たちは警察に捕まったものの、正当防衛を主張して、お咎めがないという。怒りを露わにしたハリーは、元海兵隊の経験を活かし、自ら銃を手にする道を選ぶのだが…。(作品資料より)
<感想>「狼の処刑台」というタイトルとマイケル・ケイン主演で借りて来た。原題は「ハリー・ブラウン」って主人公の名前なんだけどね。
ハードボイルドな空気感と英国映画ならではの庶民性が結びついた社会派バイオレンス。これも劇場未公開作品。
マイケルの伯父さんも77歳と高齢で、役柄が元海兵隊というから、これは今流行りの老人が活躍する「レッド」みたいに、昔の凄腕を披露して友人を殺した不良のガキどもに復讐するという映画。
マイケルおじさんと言えば、「国際諜報員ハリー・パーマー」シリーズや、「狙撃者」といった昔の武闘派ぶりを蘇らせたかのような、老雄マイケル伯父さんの奮闘ぶりの見せ場もありますよ。
悪と呼ばれるのは、地元に住んでいる若者たちのことで、自分が住んでいる公団住宅みたいな部屋の窓からその悪がたむろっているトンネルが見える。一人では何も悪さができないが、集団で弱い者を襲って(殺さなくても)金品を奪う。挙句に麻薬取引ときた。
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拳銃を調達するも(鳩退治なんて)悪ガキどもの巣屈へ乗り込む。そこには案の定大麻栽培しているし、やはり年には勝てないのか病気持ちだしで、少々もたつき華麗な拳銃裁きとかはない。もちろん悪と戦う過激なシーンも期待しては損。
その大麻畑も証拠隠滅とばかりに油を撒き燃やしてしまう。その部屋にいた薬中毒の女を助けるハリー。その部屋から大金をカバンに詰めて持ち帰るハリー(やるじゃないの)
しかし、そこは年の功で頭が鋭いから悪ガキの一人や二人なんのそのと、自分も肺気腫の病気で余命いくばくかだ。しかしギャングのボスは強い、拳銃で撃たれても死なない。死んだと思っていたのにハリーが足を撃たれて倒れ込む。
警察は公団の犯罪撲滅とばかりに一斉捜査を始める。反対に機動隊目がけて火炎瓶を投げられる始末。そこへハリーが病院から脱出して部屋の床下から拳銃をとり、あの地下道へと向かう。
そこにハリーを追っていた女刑事のエミリーが助け舟。でも一緒にいた若い刑事は撃たれて死亡。まさかパブの主人がボスとはね、狙撃手に撃たれてしまう。警察はハリーのしたことはお咎めなしでと、言うことがいい。「年金暮らしの年寄りが友達の仇打ちか?」って笑う。結局警察も自分達のメンツと体裁を重んじて、麻薬の巣屈を封じ込めたという落ち。
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