中学時代にバスケ部で活躍した5人の親友が、恩師の葬儀で30年ぶりに再会。少年時代の輝きを取り戻そうとするのだが……。「ウェディング・シンガー」などの人気コメディ俳優、アダム・サンドラーが主演するリユニオン(同窓会)コメディ。
あらすじ:映画俳優のエージェントとして活躍するレニーのもとに、中学時代に所属したバスケットボール部のコーチの訃報が届く。当時バスケ大会で優勝したことは、彼にとって少年時代の最も輝かしい思い出だった。葬儀に出席したレニーは、元チームメイトの4人と30年ぶりに再会する。5人は恩師の遺灰を湖の島に散骨するため、それぞれの家族を連れ、かつて優勝祝賀会で盛り上がった湖畔の別荘で週末を過ごすことにするのだが……。(作品資料より)
<感想>2010年の映画だが、最近のアダムの作品はほとんどといってくらい未公開になることが多い。でも、アル・パチーノと出演した「ジャックとジル」のようなコメディ作品よりも、「再会の街で」(07)や「もしも昨日が選べたら」(06)のようなシリアスなドラマの映画に出ても演技が上手いのにと思った。
この作品も始めは良かったのですが、途中でドタバタ喜劇になってしまうのが難点。でも共演している俳優さんたちが凄いんです。アダムの奥さん役にサルマ・ハエックが、彼女美人でまだまだセクシーでイケテます。
それに、友達のエリック役にロブ・シュナイダーが、彼は地元で家具屋経営しており、妻サリーにはマリア・ベロが、商売の方は上手くいって成功しており二人の子供達と暮らしています。ところが美人の妻は息子離れが出来ず、4歳の息子に母乳を与えているんですから。これには目のやり場が困りますよね。
カート役にはクリス・ロックが演じており、家事全般をしている主夫で、妊娠中の大黒柱の妻のマヤ・ルドルフに頭が上がりません。つまり妻にバカにされている状態で二人の子供達と妻の母親と一緒に暮らしているんですね。
ロブにはロブ・シュナイダーが演じて、3度の離婚をした菜食主義で、なんとまぁ30歳年上のグロリア婆ちゃんと結婚しているのです。始終べたべたとくっついて、中の良いのを見せびらかせて、いい加減くどいかも。
それに、前妻の二人の娘達は、父親のロブに似てなくて、美人で凄くセクシーで、三人目の娘なんてロブそっくりという設定で登場しているんですから。
最後のマーカスには、デヴィッド・スペードが演じており女好きの未だ独身貴族を謳歌している。少年時代に仲が良かった悪ガキどもが、大人になって疎遠になってしまった。そんな5人の男達が、30年後にお世話になったコーチの訃報を期に、家族連れで集まった。この機会にみんな揃って、レニーが独立記念日の週末の為に借りたレイクハウスで、皆で過す事になるのですが、・・・。
メ
タボ体の中年のおっさん達が、少年時代の友達と過す事で懐かしく童心に帰り、自分の現在をちょっと見直すというストーリーなんですが、少年時代の夏の頃とは違って、みな家族持ちの大人の夏としての、有意義な週末が見えてきます。
一番独自の雰囲気を持つロブ・シュナイダーと、毒舌トークが止まらないデヴィッド・スペード。アダムの映画ということで、おバカ丸出し、下ネタ満載の作品と思って見ていたら、男性のバカさ加減だけでなく、意外に家族中心の奥さんたちや子供の視点も描かれていて、家族で観るには楽しめるのではないかしら。
コンセプトは、家族と一緒にかつての少年時代に戻って、夏休みを疑似体験するというのがとてもいいです。特にプール遊びをするシーンでは、見ている側もワクワクしてくるし、イケメンたちに燃える奥さんたち、かつてのライバルに出会ってヤキモキする男たち、そして大はしゃぎの子供たち。
実に得した気分になったのは、チョイ役でスティーブ・ブシェミが包帯ぐるぐる巻き男で登場して、ちゃっかりと画面をさらっていった。彼の怪演が久しぶりに見られたのはよかった。
でも一番良かったのは、糸電話のエピソードですよね。子供たちが目を輝かせながら遊んでいるシーンに懐かしさが込み上げて来るし、妻が中々糸電話を離さないとか、それが良かったのか、レニーの奥さんのサルマ・ハエックが、イタリアでの仕事があるのを急に予定変更するなんてね。子供たちも、途中で抜け出すなんて可哀そうだし。
大人になって、自分たちの現在の人生をちょっと見直すというお話ですが、この映画を観たら、少年少女時代に仲が良かった人達を、何となく思い出してしまうかも知れませんね。
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あらすじ:映画俳優のエージェントとして活躍するレニーのもとに、中学時代に所属したバスケットボール部のコーチの訃報が届く。当時バスケ大会で優勝したことは、彼にとって少年時代の最も輝かしい思い出だった。葬儀に出席したレニーは、元チームメイトの4人と30年ぶりに再会する。5人は恩師の遺灰を湖の島に散骨するため、それぞれの家族を連れ、かつて優勝祝賀会で盛り上がった湖畔の別荘で週末を過ごすことにするのだが……。(作品資料より)
<感想>2010年の映画だが、最近のアダムの作品はほとんどといってくらい未公開になることが多い。でも、アル・パチーノと出演した「ジャックとジル」のようなコメディ作品よりも、「再会の街で」(07)や「もしも昨日が選べたら」(06)のようなシリアスなドラマの映画に出ても演技が上手いのにと思った。
この作品も始めは良かったのですが、途中でドタバタ喜劇になってしまうのが難点。でも共演している俳優さんたちが凄いんです。アダムの奥さん役にサルマ・ハエックが、彼女美人でまだまだセクシーでイケテます。
それに、友達のエリック役にロブ・シュナイダーが、彼は地元で家具屋経営しており、妻サリーにはマリア・ベロが、商売の方は上手くいって成功しており二人の子供達と暮らしています。ところが美人の妻は息子離れが出来ず、4歳の息子に母乳を与えているんですから。これには目のやり場が困りますよね。
カート役にはクリス・ロックが演じており、家事全般をしている主夫で、妊娠中の大黒柱の妻のマヤ・ルドルフに頭が上がりません。つまり妻にバカにされている状態で二人の子供達と妻の母親と一緒に暮らしているんですね。
ロブにはロブ・シュナイダーが演じて、3度の離婚をした菜食主義で、なんとまぁ30歳年上のグロリア婆ちゃんと結婚しているのです。始終べたべたとくっついて、中の良いのを見せびらかせて、いい加減くどいかも。
それに、前妻の二人の娘達は、父親のロブに似てなくて、美人で凄くセクシーで、三人目の娘なんてロブそっくりという設定で登場しているんですから。
最後のマーカスには、デヴィッド・スペードが演じており女好きの未だ独身貴族を謳歌している。少年時代に仲が良かった悪ガキどもが、大人になって疎遠になってしまった。そんな5人の男達が、30年後にお世話になったコーチの訃報を期に、家族連れで集まった。この機会にみんな揃って、レニーが独立記念日の週末の為に借りたレイクハウスで、皆で過す事になるのですが、・・・。
メ
タボ体の中年のおっさん達が、少年時代の友達と過す事で懐かしく童心に帰り、自分の現在をちょっと見直すというストーリーなんですが、少年時代の夏の頃とは違って、みな家族持ちの大人の夏としての、有意義な週末が見えてきます。
一番独自の雰囲気を持つロブ・シュナイダーと、毒舌トークが止まらないデヴィッド・スペード。アダムの映画ということで、おバカ丸出し、下ネタ満載の作品と思って見ていたら、男性のバカさ加減だけでなく、意外に家族中心の奥さんたちや子供の視点も描かれていて、家族で観るには楽しめるのではないかしら。
コンセプトは、家族と一緒にかつての少年時代に戻って、夏休みを疑似体験するというのがとてもいいです。特にプール遊びをするシーンでは、見ている側もワクワクしてくるし、イケメンたちに燃える奥さんたち、かつてのライバルに出会ってヤキモキする男たち、そして大はしゃぎの子供たち。
実に得した気分になったのは、チョイ役でスティーブ・ブシェミが包帯ぐるぐる巻き男で登場して、ちゃっかりと画面をさらっていった。彼の怪演が久しぶりに見られたのはよかった。
でも一番良かったのは、糸電話のエピソードですよね。子供たちが目を輝かせながら遊んでいるシーンに懐かしさが込み上げて来るし、妻が中々糸電話を離さないとか、それが良かったのか、レニーの奥さんのサルマ・ハエックが、イタリアでの仕事があるのを急に予定変更するなんてね。子供たちも、途中で抜け出すなんて可哀そうだし。
大人になって、自分たちの現在の人生をちょっと見直すというお話ですが、この映画を観たら、少年少女時代に仲が良かった人達を、何となく思い出してしまうかも知れませんね。
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