逃げられるわけがない……翔月の手足は縛められて、もがいてもどうにもならなかった。二人は光の下に曝け出された最奥を覗き込んだ。
「どうやら、未経験ではないようだよ。ほら、直樹……綺麗な珊瑚色だけど、君のうさぎちゃんは誰かのモノになったようだ。」
「そう……だったら、もういいかな。誰でも初めては好きなdermes激光脫毛人にあげたいじゃない?」
何か得体の知れない粘り気のある液体が、そっと秘密の絞りに零された。
「いや……だっ……青ちゃん……やだーっ!青ちゃんっ!青ちゃんーー……」
虚しい悲鳴が青児に届くことはない。
翔月は望んで、ただ一人、誰に告げることなくここへ来たのだ。
翔月の携帯はつながらなかった。
一晩中、何度も掛けたが青児は翔月の声を聞けず、明け方近くまでなかった。その日ばかりではない。
長い夏休みの間、登校日までの一週間、あれほどいつも一緒倫敦自由行にいた二人は一度も顔を合わせなかった。
「ばか翔月。何やってんだよ。連絡くらいしてこいっつ~の……」
やっと気持ちが通った途端、翔月が理由なく自分から離れてゆくような気がする。
柏木とのこともあり、何故か胸騒ぎがした。
だが、高校球児としての青児は多忙だった。
夏の地区予選が終わったと同時に、来年の夏が始まる。三回戦で倒れた自分の克服すべき課題も分かっていた。
過酷な季節が、球児の体を作り上げる。ぐびぐびとスポーツドリンクを流し込んで、青児はようにタイヤを引いて走った。
「せいっ!」
このまま何か違うものになってしまう気がdermes 價錢すると言って、翔月は泣いていた。
「早熟な子はとうにセクスなど済ませている、こんなの何でもないことだよ。」
「いつかは、誰でも経験するのだからね。」