
昨日、7月14日はフランスの革命記念日(または、建国記念日)でした。
正式な名称は「Fête nationale française」直訳すると、「フランス国民の祝祭日」でしょうか...
でも、フランス人は皆「Le Quatorze Juillet(7月14日)」とシンプルに呼んでいます。
初めて聞いたときには、えっ? と、少し戸惑いましたけれど、慣れてしまえばシンプルで分かりやすく
例えば...革命で貴族の身分を剥奪されたり処刑された人たちを祖先に持つ人たちも、日付けを言うだけなら
抵抗がないのかもしれませんしね。推測ですが...
シンプルに呼ぶけれど、フランス国民最大の祝祭日ですから...厳かに盛大に祝い、パレードが終われば
その後は晴れやかに愉しく過ごし...この日を境に、パリの人々はバカンスの旅先や別荘へと...
子どもたちの学校は、6月末で修了していますしね。
「Bonnes Vacances!」「Bonnes Vacances!」「Bonnes Vacances!」と言い交わして...
毎年7月14日を迎えると思い出す、遠い日の懐かしい光景です。
私たちが暮らしていた頃は、夏の間はパリの街には観光客が取り残されたような雰囲気が漂っていました。
コロナ禍の今では、どんな風なのでしょうね...
私たち家族には、フランスでの日々はもう遠い遠い日の思い出となっていますが...
それでも毎年7月14日のGoogleのロゴを楽しみにしています。
今年のロゴは、老若男女にぎやかに、花火を背景にダンス.。.:*・゜
国中が祝祭の気分で華やぐ日です。
毎年のようにご紹介している、7月14日のGoogleスペシャルロゴのコレクションを、今年も...

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昨年は、刺繍で表現した愛らしいバレリーナたちの姿が印象的でした。
花火をチュチュで表現するなんて...何となくフランスらしくて素敵でした。
今年は、オーソドックスな雰囲気で、祝祭の気分を表していますね。

新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
真に平和な世界を築くことができますように...






記事を書きながら...昨年tsuboneさんからコメントを頂いたことを思い出していたのですよ。
あれから1年...少しばかり、しみじみしています。
アナザーストーリー、録画予約していたのですが、tsuboneさんのコメントを読んで...
リアルタイムで観てしまいましたよ。
半世紀前の当時の日本は、絶対的男社会だったというような文言が出てきて...
今も、表面上はともかく根本的には...などとジェンダー問題にも思いを馳せました。
30数年前、パリのメトロの運転士に女性が既に多数いました。
ホームに入ってくるメトロの運転士席に女性の姿を見た初めての瞬間の新鮮な驚きを、今もはっきり覚えています。
夫の会社で、日本人の部下(男性)がフランス人の部下(男性)を叱責したら...
涙を流して泣き出してしまった...どうしましょう?と部下からの報告を受けて
駆けつけた夫...そんなエピソードを思い出しました。
フランスでは、民主社会主義社会となってからは
「男の子は人前で泣いたりしてはいけない」
その文言は厳禁となったのだそうです。
男女ともに人間なのだから、泣きたければ泣けばよい...
いわゆるレディファーストとジェンダー問題は、全く別次元のことなのだということが
日本の男性社会では理解が進まないままのようですね。
長くなってしまいました...ね。
tsuboneさん、私もパリに行きたいです。
気軽に空の旅ができる日が戻ってきますように...
今日のNHKのアナザーストーリーはベルサイユのばらの特集です。
オスカル生誕より50年…
パリ、行きたいです。