2011年 7月28日(木) ――。
17年もの時を共に過ごしてきた愛犬が、息を引き取りました。
実家住まいにも関わらず、両親は仕事場が拠点になっている為に
今は誰もいなくなってしまったこの家で。
唯一一緒に住んでいた、大切な大切な"家族"でした。
日が経つにつれ、足腰は弱り、大好きな散歩が出来なくなっていく。
次第に起き上がれなくなり、寝たきりになって、ご飯も口にせず、水さえも取れなくなる…
そうして緩々と弱っていく姿が、5年前に亡くなった祖母を思い出させました。
出来る限りの世話をしながら、近付く別れの時に怯える。
本当に、この家で「1人」になる…
そんな心細さと共に、そうして縋ってたのかもしれません。
だけど結局辛かった。
1人になる淋しさよりも、病気と闘って苦しんでいただろう家族が
食べも飲みも出来ずにただ息だけして生かされている事が辛かった。
…ちょっと天然で、間抜けてて、弱くて優しい子だったから。
自分が縋る事で、頑張らせちゃってたのかな。
『私は大丈夫だから。もう頑張らなくていいよ。
心配しないで、安心して楽になって』
間違いなくエゴだったろうけど。
そう願って、やせ細って酷く小さくなってしまった頭を撫でました。
その2時間後、あの子はようやく穏やかに眠りにつけたのです。
まだ、たった1週間。
私の中に、ぽっかりと抜け落ちた部分があって、空虚な感じがするけれど。
でも。 きっと今、元気に自由に、空を駆け回ってる。
そう思えば、淋しくても私は笑っていられる。
たくさんの感謝と共に。
暖かい想い出と一緒に、あの子の安らかな眠りを祈ってる。
今度生まれてくる時は、もっともっと愛してくれる飼い主と出会えます様に。
あなたが、幸せであります様に。
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