田中哲実 生産地便り
メジロライアン x テツノシルフィード
常に等身大の姿勢で馬産地の現状をレポートしてくれる田中氏の生産馬がサマーセールに上市されたそうですが、結果は主取となりました。母が名馬トウケイニセイの半妹にもかかわらず売れなかったようです。
母が地方の歴史的名馬の半妹という売りに、G1サイアーであるメジロライアンという付加価値をつけてもダメなんですね。斎藤氏の所でもそうでしたけど、一定以上のインテリジェンスがある小規模生産者にとってはメジロライアンというのは、選びやすい選択肢であるようです。コストパフォーマンスが高いんでしょうか。
スカッとしたアウトクロスでネアルコよりハイペリオンの含有量が多いという「通好み」の配合ですが、少し父を持ってしても渋すぎたというところでしょうか。母父のテンパレートシルも種付け料の安さの割に勝ち上がり率が高いと評判の馬でしたが、母父となると「安い」印象だけが大きくなるようです。
全体的に、生産者の美学と売れる馬との接点を探ったような配合ですが、残念ながらセールで買い手の欲望をそそる馬ではなかったようです。
メジロライアン x テツノシルフィード
常に等身大の姿勢で馬産地の現状をレポートしてくれる田中氏の生産馬がサマーセールに上市されたそうですが、結果は主取となりました。母が名馬トウケイニセイの半妹にもかかわらず売れなかったようです。
母が地方の歴史的名馬の半妹という売りに、G1サイアーであるメジロライアンという付加価値をつけてもダメなんですね。斎藤氏の所でもそうでしたけど、一定以上のインテリジェンスがある小規模生産者にとってはメジロライアンというのは、選びやすい選択肢であるようです。コストパフォーマンスが高いんでしょうか。
スカッとしたアウトクロスでネアルコよりハイペリオンの含有量が多いという「通好み」の配合ですが、少し父を持ってしても渋すぎたというところでしょうか。母父のテンパレートシルも種付け料の安さの割に勝ち上がり率が高いと評判の馬でしたが、母父となると「安い」印象だけが大きくなるようです。
全体的に、生産者の美学と売れる馬との接点を探ったような配合ですが、残念ながらセールで買い手の欲望をそそる馬ではなかったようです。