planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

ゲームの本質はルイージ?

2006年02月22日 | (`・ω・´)
元コンパイルの米光さんがRBBで連載を始めた。
ゲームの本質を探るというテーマで、まずは「ゲーム」の定義をしているのだが、ここでは
・ルール
・インタラクティブ
・ジレンマ
の「ルイージ」と位置づけている。

hallyさんの所で紹介されていたジェスパー・ジュール氏の定義でいう、6つの要素「決定されたルール」「可変かつ数値化可能な結果」「結果に対する価値の付与」「プレイヤの努力」「プレイヤと結果の繋がり」「対価交渉の可能な結末」のうち、特にプリミティブでシステム化した部分を抽出しての論を張るようだ。

ゲームをよく楽しむ者として考えるに、(意識するかどうかは別として)努力と達成感というものはゲームのプレイヤ側からみた側面であり、モチベーションであることは確かなのだが、それは人生とかスポーツのような、より一般的なゲームと共通する部分だろう。

なかなかに興味深く、本質を探るという試みの行き着く先が楽しみな連載だ。

たとえば、ルールは決定されているのか。
今のMMORPGなどでは、ルールは日々変更される。ユーザによっては、本来プロバイダが用意したルールとは別のルールで遊んでいるようにも見える。
システムを動かすルールと、プレイヤーが興じるゲームのルールに乖離が見られる。
パラメータをいじれる気象シミュレータがあったとして、それはゲームかと言えば違うだろう。しかし、特定の都市に竜巻を直撃させることを課題として与えられると、パラメータをいじることがゲームになる。

ゲーム世界のルール(法則)とゲームを成立させるルールの線引きひとつでも、さまざまな意見があるだろう。
日本屈指のゲーム作者がどういった切り口を見せてくれるのか、どうまとめてくれるのか、大いに期待する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする