planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

紀元前の医療

2008年10月11日 | (ノ゜∀゜)ノ
ストーンヘンジが医療施設だったのではないかという説が、英国調査チームの研究で発表された。
中央巨石(ブルーストーン)を囲むように並ぶ環状列石が、天体観測場だの祭祀場だのと様々な説を呼び寄せるけれど、多分どれも当たりでどれも外れだと思うんだがどうだろう。

施設が単一の機能を持つようになるのは、社会が十分に成熟して組織化されているからであって、知識階級が細分化されていない時代、暦も医療も宗教と不可分だったのではないか。知識階級と僧侶神官がイコールで結ばれた社会というのは、歴史の中でそう珍しいものでもない。

ウィッチドクターしか居ない社会なら、加持祈祷も医療のうちだしねえ。
薬草じゃ治らない患者を、最後の頼みの綱であるその社会の中で最高の医療機関に連れて行くというのは、時代を問わない身内の情だろう。
そう考えると、祭祀場というのは自然と病人も引き寄せるはずだ。

まあ、諸説それぞれに正しいといっても、流石にムーンゲートが開いたりはしないんだろうが。
コメント
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