こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。
私も先日知りましたが、コンタクトレンズなどの事業で知られている株式会社メニコンが、2021年12月15日から「犬のみらい保障」というサービスを始めています。
殺処分など、不幸な目に遭う犬を少しでも減らすのが目的で開始された事業です。
「犬のみらい保障」は、犬の飼主が亡くなったり、長期入院したり、高齢者施設に入居した場合などに、メニコンが運営する終生飼養施設【& HAUS】(アンド ハウス)で愛犬を預かり、終生飼養するサービスです。
【& HAUS】は、茨城県笠間市の廃校を改装したもので、自然豊かな広大な施設となっています。
終生飼養のための費用は、飼主に万一のことがあった場合に備えて保険をかけておき、保険金をメニコンが受領して、飼養に充てるもののようです。
みらい保障の費用は、小型犬のケースで入会金3300円、月額8690円となっています。
「犬のみらい保障」の対象は、現状では小型犬のみとなっており、猫は対象になっていません。
しかし今後、中型犬や大型犬も対象として拡大予定とのことです。
将来的には、猫も対象にされれば嬉しいことですね。
ペットが病気になったりケガをした場合に備えるペット保険は随分と浸透してきました。
しかし、飼主に万一のことがあった場合にペットを守るための保険制度はほとんど存在しないのが現状です。
私も加入している【一般社団法人日本ペットトラスト協会】は、「ラブポチ信託」という生命保険信託により、飼主に万一のことがあった場合にペットの命を守っています。
メニコンが始めた「犬のみらい保障」も、安心して犬を預けられるシステムのようです。
今後は、「ラブポチ信託」や「犬のみらい保障」のような保険制度が浸透していくと思われますし、また、浸透させねばなりません。
ペットのことを案じている方は、ペットの殺処分を防ぐための保険制度の動向を注視しておく必要があります。
「犬のみらい保障」へのリンクは下記です。