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ソロモン王と秘密結社

ユダヤ金融資本と闇の勢力を語る時、避けて通れないのが「フリーメーソン」という秘密結社です。フリーメーソンの起源は諸説ありますが、私はこの説が正しいと考えています。


■ソロモン王と秘密結社

フリーメーソンの歴史は今から約3000年前、紀元前961年から始まる古代イスラエルのソロモン王の時代まで遡ります。古代イスラエル王国は部族の統一に成功すると、次々と周囲の国家を武力で統合し、強大な国家となっていました。そして首都エルサレムは国際商業都市として繁栄を極めていました。古代イスラエル王国の三代目の王となったソロモンは文化や芸術を愛す側面もありましたが、イスラエル王国による世界征服の野望を持ち、野望を達成する為に秘密結社を結成したと伝えられています。

ソロモン王は人心操作に魔術を用いたとされています。また同時にイスラエル民族は神に選ばれた民族であるという選民意識を巧みに用いて民衆をマインドコントロ-ルを図りました。ソロモン王の世界支配の原動力はエゴと尊大な自負心ですが、それを更に可能にさせた力の源は、「ソロモンの鍵」と言われている魔術書であったそうです。その書に書かれた図式を巧みに操ることで、全ての悪魔に対する絶対権力を持つと言われています。フリーメーソンや悪魔崇拝で知られるイルミナティの魔術的宗教性はここに端を発しています。


■フリーメーソンの語源

このソロモンの神殿建設を行った建築家集団がメーソン(石工)と呼ばれていました。メーソン達はその高い技術を用いてイスラエル王国が支配する国々でも建築に携わりました。そのため国境を自由に往来出来る特権を持ち「フリーメーソン」と呼ばれていました。これが「フリーメーソン」の語源だと言われています。


■失われた10部族とその後のユダヤ民族

ソロモン王の死後、王の遺志を継ぐ南ユダ地域の2部族はソロモン王以上に世界征服の野望を膨らませ、国民に税や労働などを強制しました。北イスラエルの地域には、モ-ゼ以来の思想を貫き、十戒を守る10部族が独立国家を築いていました。しかし北イスラエルは、紀元前722年にアッシリア帝国に滅ぼされ、ユダの10部族は歴史から忽然と消え去りました。

失われた10部族は古代日本との関連性が深いとされており、日本、ユダヤ同祖論の論拠の一つとなっています。日ユ同祖論は国内よりもユダヤ系の学者・文化人が強く提唱するもので、明治以降におけるユダヤ勢力の日本進出政策との強い関連性が伺えます。詳細はまた別の機会に書くことにします。

一方南ユダ王国も、紀元前586年、新バビロニアによって滅ぼされ、国土は破壊され、知識人や技術者達はバビロニアに連れ去られました。国を失ったユダヤ人は、ソロモン王が残した世界征服の野望だけを心のよりどころとしながら、バビロニアの支配に耐えたと言われています。この間、秘密結社の指導者は、自分達は他民族を支配する為に、神に特別に選ばれた優秀な民族だという「選民意識」で洗脳したようです。

西暦70年ユダヤはローマ帝国に対し反乱を起こし、ローマ帝国のエルサレム占領を契機に指導者達は地下に潜伏して地下政府を樹立します。この地下政府が現在の「フリーメーソン」の母体になったとも言われています。西暦135年、パレスチナがローマ帝国に吸収されることによって、ついにユダヤ人は国を失い世界中に離散(ディアスポラ)せざるを得なくなるのです。

続く

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