最中

昨日の雪はなんだったの？というくらい今日は晴れていいお天気です。　結局、昨日は一日中雪でした。朝、昼、夕方と雪かきに追われ、ご主人はへとへと。雪まつりに行く元気なんかありませんでした。そして、今朝、お店に来ると、節々が痛いと言いながら、やたら身体のあちこちにアンメルツを塗ったくっていました。もうこうなると、歩く「アンメルツ人間」です。全身から湿布のあの独特のにおいが漂ってきそうです。ご主人ー、ゆずのそばに近寄らないでねー！今日は晴れて、また気温も高いので雪まつり日和です。ゆずも行ってみたいです。　さて、皆さんは「最中」はご存知ですか？さいちゅうではありませんよ、もなかですよ。昨日、お客さんに「ゆり最中」をいただきました。「最中」に出会うのは本当に久しぶりです。おおげさな言い方をしたら、もう何十年も遭遇していません。しかし、子供のころは良く食べました。がわの中に潜んでいる小豆あん、もしくは白あんが甘くて舌がとろけそうになり、どうしてこういうおいしいものが地球上にあるのだろうと考えながら食べたものです。食べ過ぎて、前歯がすべてなくなった程です。というのは冗談として、おやつで「最中」をもらった時は、小躍りして食べたのが思い出に残っています。当時は今みたいにお菓子が豊富にあった時代ではなかったので、最中は最高の楽しみでした。　いただいた「ゆり最中」は、道南のおとべ町の特産品で、ゆり根をあんの素材にしている珍しいものです。早速、ご主人もいただきました。包装を開けると、中から懐かしい形をした最中が出てきます。すぐ口に持って行くのをためらい、いやー久しぶりだねと声をかけ、しげしげと見てから口に運びました。残っていた前歯で（ないのは奥歯です！）優しく噛むと、あの懐かしい甘い味がふわぁと口中に広がりました。おまけにゆりの風味も！甘い！美味しい！
昨日は特に雪かきで疲れていたので、最高のプレゼントでした。
ゆずからもありがとうございました。