2022年3月5日、6日
ダンス・インキュベーション・フィールド岡山の公演「Art Promenade」にてゲスト出演させて頂きました。
2020年12月末に公演予定でしたが、コロナの影響で中止に・・
あれから1年3ヶ月を経て、無事に再演を果たしました!出演者全員がPCR検査➕抗原検査をパスし、舞台に立てた事を嬉しく思います。
本番当日、2階のスペースにはDIF岡山の過去10年の懐かしい写真が✨
今限定のスタッフのマスク姿の似顔絵
DIF岡山を支えて来た、今は亡き善ちゃんのイラストもチラチラありました。
皆んなに愛されてました。
本当は1年3ヶ月前の公演で、善ちゃんに捧げる白い花束をピアノの上に置いて演奏する予定でした。
リハーサルは、岡山も蔓延防止となり、予定より2週間ずらしての通しリハでした。
リハ1日目
リハ2日目
本番前日に楽屋入り
共演者の皆様からの温かい差し入れをちょくちょく口にして・・♡
前日リハーサル「月の光」
いのちの歌
当日、本番前のゲネプロでは、全てのステージを鑑賞させてもらいました。
いいむろなおきさんのマイムの世界に引き込まれて、DIF岡山のメンバーである万代祐梨子さんの手掛けた「瑠璃恋」に涙し、この公演を観に来られるお客様は幸せだなぁ〜。と思いました。
マイムは、いいむろなおきさんが500mlのペットボトルに入った青色の水を一気飲みするシーンがあるのですが、、
「しかけを教えてください」と聞いたところ。。
「本当に飲んでます!リハと本番で、1日2本飲んでます(笑)!!」
体張ってて凄いな、と。。
いいむろなおきさんの「マイム」
私は清水フミヒト先生のコンテンポラリーダンスステージで、バス・バリトン歌手の村山岳さんと一緒に演奏しました。
村山さんとは元々、私が東京にいた時から仲良しで、なんでも話せる仲なので、演奏も信頼しきっていて、共演していて心からしっくりくる演奏ができます。
清水先生のステージは本当に美しくて、幻想的で、演奏している私自身も楽しませてもらっていますし、先生のセンスの良さ、とても勉強になります。
私はロシアで学んだからか、チャイコフスキーみたいな演奏効果にしちゃう癖があって、最後のご挨拶のBGMで粘って弾いていたら「Yuriさん、皆んな岳くんの歌で泣いてくれると思うから、そこはサラッとだよ」とアドバイスくださって・・、なるほどっ✨✨
月の光
清水フミヒト先生踊るYou Raise Me Up
いのちの歌
本番は多くのお客様にお越し頂き、ありがとうございました!
遠方よりお越し頂きましたファンの方々には心支えてもらっています
また照明スタッフさん、音響スタッフさん、撮影担当してくださいましたヒペレイトさん、この公演に関わってくださいました全ての方に心から感謝申し上げます。
村山岳さんと@楽屋
卑弥呼役を踊った岡田吉加さんと
メンバー作品「瑠璃恋」を手掛け、豪姫役を踊った万代祐梨子さんも加わって♡
公演後、善ちゃんのお母様が善ちゃんの遺影を持って楽屋へ来てくださいました。
最後は皆んなで善ちゃんと記念写真を撮りました。
今回の公演、ずっとずっと、これからも忘れません。
ピアニストYuri
Instagram→pianistyuri
CD購入ショップ↓
https://pianistyuri.official.ec/
オフィシャル・ホームページ↓
http://pianistyuri.littlestar.jp/
そしてまずは、素晴らしい公演に感謝をしたいと思います。
さて、公演の初日と言ったら、やはり!Yuriさんの演奏聴くのも久しぶりだったから、
最前列のかぶりつきで鑑賞させてもらったけど、
2日目は全体を見渡せる2階席から楽しませてもらいました。
ところで、あのピアノや村山さんの歌はPAを通してない?
多分通してないと思うんだけど、あれだけ広いホールでもすごく良く鳴っていたと思うし、
え!?人の声ってこんなにも通るものなの!?という新たな感触にジーンときました。
(その背景には、最近出会った、ロシア正教会のミサ曲って言うのかな?
とある教会で録音された
男性ボーカルだけのアルバムがあって、これが人の声に対する新たな世界観を拓いてくれていたと言うのがあるのかも知れません)
Yuriさんのピアノはやっぱり「Baby,God Bless You」が一番力が入っていたと感じたし、
でも「You Raise Me Up」もとても印象に残るものでした。
と言うのも、村山さんの歌声もさることながら、清水さんの踊りが、
あの高い位置からのスポットライトの中で、とても映えてドラマチックであり、
Yuriさんの伴奏とも相まって、全体として一種、恍惚感にも似た感覚を覚えたのでした。
やっぱり背景が暗黒っていうのも良かったでしょうし、
照明やホールの反響効果なども、その世界観に没入せしめた立役者であるなと思いました。
それと、いいむろなおきさんのマイム。
本当にペットボトルを飲み干すシーンは、え!?って感じでしたよねw
でもYuriさんw
仕掛けを問いたくなる気持ちは分かるけれどww
昔からああした一気飲み芸というのはあったけれど、
まさかマイムのワンシーンで見るとは、確かに予想外でしたww
さて、そんな恍惚あり、笑いありの舞台でしたが、
最後に個人的に印象に残った、芸術監督の言葉に言及しておこうと思います。
「バレエは稽古の段階では個性というものを徹底的に排除する訓練をする」
「人と同じ高さに足が上がり、同じ動きが出来る事がまず大事」なんだと。
それを意識してバレエを観た事はなかったけれど、
僕が古典バレエにおいて好きなのは、ソロの踊りよりむしろ大勢の演者が全く同じ動きをするシーンだ。
この間観た白鳥の湖でも、名もなき多くの白鳥達が一糸乱れず同じ動きをするシーンに大変な美しさを感じました。
僕は、芸術というものおいては、人と同じものに価値はないという風に考えていたけれど、
言わば没個性芸術とも言うべきものが成立しているという事に、
少し目を開かされた思いがしたのでした。
そんな新たな視点をも与えてくれた今回の公演を、僕もまたずっとずっと忘れる事はないでしょう。
そして僕もまた、今回の公演から得たものを吸収して、
明日を歩いて行くのです。。。
え?気づいていましたか?
いつぞや、インスタのコメント欄で使った言葉をタイトルに流用してみましたw
コメントありがとうございます!
そして、今回の公演、2公演聴く位置を変えて鑑賞してくださって、ありがとうございました🙏
また違った印象でしたか✨
バレエは特殊ですよね。
その中で美しさがあり、人を感動させてくれる力がある。
芸術って凄いですよね!
dif岡山の子達はもうすでに次へと動き出しています!
私も、そしてジュンリーさんも😊
ええ、普段のクラシックコンサートでは経験することの無い踊りの世界に私も参加させて頂いて、毎年楽しみにしているステージなんです✨
本当に感謝ですよね😊