一度だけネズミを飼ったことがあります。
子供の頃のお話です。
ある日、妹がハツカネズミを拾ってきました。白くて目が赤い実験によく使われてるネズミです。当時、お祭りや縁日なんかに露店でよく売られていました。
なんでも、妹が 道を歩いていたら向こうからハツカネズミがこちらにチョロチョロと歩いてきたんだそうです。
付近に捜してる人もいないし、ほっとけなくて連れて帰ったのです。
飼い主が見つからないので、ネズミかごを買って家で飼うことになりました。
赤いネズミ車に入ってくるくる回す姿は本当に可愛らしいものでした。
毎日の世話は、私達子供の役目でした。
ある日、妹の留守中に、私一人で世話をしていた時です。
敷き紙を替えようと、かごの扉を開けた瞬間に ネズミが逃げ出してしまったのです。
あわてて追いかけましたがネズミの方がすばしこく捕り逃がしてしまいました。
運の悪い事に、飼い猫に見つかってしまったのです。
当時飼ってた猫はネズミ取り名人(名猫?)
後はご想像通りです。
その後しばらくして遊びに行ってた妹が帰って来てネズミが居ない事に気がつきました。
「ネズミがいない!おねえちゃん 知らない?」
「なんか気がついたらいなくなってた。家を思い出して帰ったんじゃないの?」
逃がして猫に捕られたなんて妹にはとても言えません。
母には本当の事を話してあったので、その内に話すだろうと思っていました。
妹が真相を知ったのは、つい最近でした。
なんと母もずっと話してなかったのです。
うん十年ぶりの告白です。
子供の頃のお話です。
ある日、妹がハツカネズミを拾ってきました。白くて目が赤い実験によく使われてるネズミです。当時、お祭りや縁日なんかに露店でよく売られていました。
なんでも、妹が 道を歩いていたら向こうからハツカネズミがこちらにチョロチョロと歩いてきたんだそうです。
付近に捜してる人もいないし、ほっとけなくて連れて帰ったのです。
飼い主が見つからないので、ネズミかごを買って家で飼うことになりました。
赤いネズミ車に入ってくるくる回す姿は本当に可愛らしいものでした。
毎日の世話は、私達子供の役目でした。
ある日、妹の留守中に、私一人で世話をしていた時です。
敷き紙を替えようと、かごの扉を開けた瞬間に ネズミが逃げ出してしまったのです。
あわてて追いかけましたがネズミの方がすばしこく捕り逃がしてしまいました。
運の悪い事に、飼い猫に見つかってしまったのです。
当時飼ってた猫はネズミ取り名人(名猫?)
後はご想像通りです。
その後しばらくして遊びに行ってた妹が帰って来てネズミが居ない事に気がつきました。
「ネズミがいない!おねえちゃん 知らない?」
「なんか気がついたらいなくなってた。家を思い出して帰ったんじゃないの?」
逃がして猫に捕られたなんて妹にはとても言えません。
母には本当の事を話してあったので、その内に話すだろうと思っていました。
妹が真相を知ったのは、つい最近でした。
なんと母もずっと話してなかったのです。
うん十年ぶりの告白です。
なんてこったー(笑)。
拾った時の記憶は今も鮮明にあるよ。
猫も私も悪者にならない為には ああ言うより他はなかったんだよね。
トムとジェリーのようにはいかないね(笑)。